2nd編集部の偏愛的視点。物欲を刺激するアイテム3選。

日々一級のアイテムに触れ、物欲に溢れかえる2nd編集部の脳内から欲しいものが消え去ることはあり得ない。取材現場で逸品、良品と出会ったときの感動たるやいかばかりか。そんな編集部のものを見る視点を、ダイレクトに共有したいと思う。

1.GANZO|高級フレンチカーフでシュリンクレザーの魅力を堪能。

上/ビジネスでも重宝するフレンチカーフ採用の[トートバッグ]。原皮のままの厚みを活かしたシボ革のコシとアジは絶品だ。13万2000円(ガンゾ 本店TEL03-5774-6830) 下/カジュアルな雰囲気も持ち合わせる[ミニショルダーバッグ]。一般的な長財布がちょうど収まるサイズ感で使い勝手良好。5万8300円(ガンゾ 本店TEL03-5774-6830)

白状しよう。シュリンクレザー(シボ革)には、いかにも「働く大人」の印象を抱かずにはいられない。しかも、この「働く」という枕詞に対して、所有者の「経済 的な豊かさ」が無意識に連想されるからなのか、「働く大人」というレッテルの上においては、その人の身なりや言動から漂う「高級感」こそがモノを言う。ことファッションに関して言えば、ビジネスマンらしい身なりでありながら、安くて質の悪いものを身に着けていると、悲しきかな「浮いて見える」ということだ。

そんな穿った目線で見ても、ガンゾのフレンチカーフシリーズには百点満点を授けたい。[トートバッグ]と[ミニショルダーバッグ]、いずれもデ ュプイ社製の高級フレンチカーフを採用。ほぼ原皮そのままの厚みで仕上げることで、アジ・コシ・エレガンスを獲得している。

その証拠に、ふとした時に現れるシワひとつとっても、只者ではないオーラが漂う。しかも百戦錬磨のガンゾだけあって、トートバッグはポケットの位置・数に、ショルダ ーバッグは開口部の隠しマグネットに、使い勝手の良さをしみじみと実感。最後に個人的な話をさせてもらうと、何度見ても飽きないコバの処理がたまらなく好きだ。

【問い合わせ】
GANZO

https://www.ganzo.ne.jp/fs/ganzo/c/top

2.OVERRIDE|帽子専門店によるファッション目線の高機能サウナハット。

撥水加工を施した生地を使用し、「3M TMシンサレートTM 高機能中綿素材」を内蔵。断熱性に優れ、小さく畳めるので携帯性も抜群。さらに、色落ち・型崩れしにくいため洗濯機洗いOK。ノンストレスで愛用できる。Mサイズ6600円、Lサイズ6930円(オーバーライド 神宮前TEL03-6433-5535)

優れた編集者は「ととのう」ことの素晴らしさを心得ている。校了で疲れ切った体を内側から洗浄し、頭の中までクリアにする。そしてまた、次の特集に臨む。常日頃「どんな服で装うか」を考えているファッション編集者が、文字通り「丸裸」になれる唯一の場所でもある。

ただし丸裸と言っても、サウナハットを除いて、だ。「のぼせを防ぐ」「ダメージから髪を守る」という用途を備えたこの実用品にすら、こだわらずにはいられないのが編集者の性分。そんな 我々の偏屈な期待に応えてくれる逸品が、オーバーライドの高機能中綿を使ったサウナハット。可愛らしいデザインが多いサウナハットのなかで、ミリタリーライクな素材使いや色選びが男らしい。

そのルックスの良さはサウナ施設を飛び越えて、サウナへ向かう道中でも、ついつい被りたくなるほど。断熱性が高いので、それこそ寒い冬の野外では防寒用のハットとしても活躍してくれること間違いなしだ。さらに、持っていることを忘れるほどに軽量で、サウナに行く時間があるかどうかは別にして、小さく折りたたんで付属のボタンで留めて、いつもカバンのなかに忍ばせている。

【問い合わせ】
overide
https://override-online.com/shop/default.aspx

3.OUTDOOR PRODUCTS|計84点のバリエーションを誇るアイビーリーガー御用達ボストン。

通常のナイロンの約2~3倍の強度を誇るコーデュラナイロン製。全7サイズ×12色、計84点から選択可能。X-SMALL[220]2750円、MEDI-UM[231LRG]3850円、X-LARGE[232]6380円 ※2023年4月より価格変更予定(アウトドアプロダクツ カスタマーセンター TEL06-6948-0152)

創刊当初からアイビーのことばかり謳い続けているのに、あのアウトドアプロダクツのバッグが、かつて全米の大学生協に並んでいたなんて、恥ずかしながら知らなかった。ついでに言えば、アウトドアプロダクツと聞くと学生の頃から皆が愛用していたあのデイパック型のイメージが強いが、創立から50年という長い歴史においてはボストンバッグのほうが先に販売されていたということも知らなかった。

そう、我々はアウドドアプロダクツの魅力について、まだ知らないことばかりなのだ。このボストンタイプに関して言えば、手持ちでも肩がけでも使える2WAY仕様で、普段使いから出張・旅行時のメインバッグまで幅広く活用可能。「幅広く」と言えば、サイズも全7種を展開しており、一番大きなCOLLOSALにおいては、成人男性がすっぽり入りそうなほど大きい。荷物の多い長期旅行だって、なんの苦もなくこなしてくれるはずだ。

しかも、抜群の強度を誇るコーデュラナイロンだから、どれだけたくさんの荷物を詰め込んでも怖気づくことはない。そう言えばカラバリも全部で12色あったんだった。まったく、モノ好きもラクじゃないね。

【問い合わせ】
OUTDOOR PODUCTS
https://www.outdoorproducts.jp/

(出典/「2nd 2023年5月号 Vol.194」)

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パピー高野
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パピー高野

断然革靴派

長崎県出身、シティーボーイに憧れ上京。編集部に入ってから服好き精神に火がつき、たまの散財が生きがいに。いろんなスタイルに挑戦したい雑食タイプで、ヨーロッパからアメリカものまで幅広く好む。家の近所にある大盛カレーショップの名を、あだ名として拝借。
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