今季はセレクト御三家も英国気分。注目アイテムを厳選紹介!

  • 2023.01.21

トレンドの発信源である大手セレクトショップもこぞって英国気分の様子。ただひと言に英国と言っても千差万別で、それぞれ個性的なセレクトを展開している。今回は3つの大手セレクトショップがおすすめするアイテムをピックアップ!

1.BEAMS PLUS(ビームス プラス)|東海岸の源流を探ると英国に行き着くんです。

次世代に受け継がれるカジュアルウエアのオーセンティックを追求するビームス プラス。その核となるのがアメトラやミリタリー、ワークといった王道のアメリカンクロージング。ただそのルーツを突き詰めると、自ずと英国に辿り着くとバイヤーの佐久間さんは語る。

「アメリカの東海岸は、英国からの移民も多く、6州にまたがるニューイングランド地方があるように、様々な面で大きな 影響を受けています。クロージングも同様で、アメトラやミリタリー、ハンティングなどのオーセンティックを追求すると英国に行き着きます。今シーズンは、原点回帰をして英国のテイストが強いアイテムが多く揃っていますね」

バイヤー・佐久間直樹さん1989年生まれ。神奈川県横浜市出身。地元が本牧なので、幼少期からアメリカンカルチャーと自然に触れ合いながら育ち、ファッションに興味を持つ。メーカー勤務を経て、2015年にビームス入社。この日はクラシックなロング丈のアノラックパーカに英国と米国をミックスした別注のナイジェル・ケーボンのパンツをコーデ

【おすすめ】パッチワーク エンジニアジャケット

「今シーズンのアイテムの中でも渾身の出来です」と太鼓判を押すジャケットは、英国のムーンの35種類の生地をパッチワークしたもの。トラディショナルな生地を使いながらも、遊び心のある仕上がりである。74800

【おすすめ②】× ナイジェル・ケーボンのカーゴパンツ

ロイヤルネイビーのコンバットパンツをベースに、ナイジェル・ケーボンとコラボしたモデル。4060年代の英国と米国のミリタリーをブレンドした絶妙な塩梅が魅力。「10年以上やっていなかった別注モデルで渾身の出来です」41800

【おすすめ③】クリケットベスト

クリケットベストをベースに、スコットランドを象徴するフェアアイルパターンを落とし込んだオリジナル。どうしてもクラシックになりがちなフェアアイルベストだが、うまくスポーティにアウトプットしているのがビームス プラスらしい。17600

【問い合わせ】
ビームス プラス 原宿
TEL03-3746-5851

2.UNITED ARROWS(ユナイテッドアローズ)|英国らしい上品かつ落ち着いた色味が気分。

大手だけに様々なテイストのセレクト業態を展開しているが、ユナイテッドアローズの根底にあるのはトラッドマインド。そうなると密接な関係にある英国は、定番的にラインナップされていると豊永さんは語る。

「ブリティッシュは秋冬の定番として欠かせない要素。英国ものを少し斜めに取られるようなフレンチシックな色の着こなしは、我々にとって欠かせません。特に今年は、英国らしいカントリーサイドのアースカラーをクローズアップしています。

ブラックやネイビーといった定番の色に、この手のアースカラーやビビッドカラーを差し込む提案ですね。これだけでグッとモダンになるのがブリティッシュブランドの懐の深さです」

チーフバイヤー・豊永譲司さん1983年生まれ。2004年にユナイテッドアローズに入社。ショップスタッフを経て、2013年よりバイヤーとして活躍するベテラン。この日はイタリア生地を使った英国スタイルのスーツに、別注したジョンストンズのホースブランケットをアクセントに使ったスタイリング。ブルーが重くなりがちな秋冬に差し色として光る

【おすすめ× バラクータ × ユーゲンのブルゾン

春夏でも展開していたユナイテッドアローズとバラクータとユーゲンの3社コラボ。隠れた名作であるG3をベースに、シルエットとディテールにこだわり、上質なスウェードに落とし込んだ。メイドインイタリー。154000

【おすすめ②】ダブルスーツ

スコットランドの名門であるラバット社のツイード生地を使ったスーツ。ダブルブレストでピークドラペルというクラシックなディテールを使いながらも、ナチュラルショルダーでモダンなシルエットに仕上げているのがお見事である。115500

【おすすめ③】× ジョンストンズ オブ エルガンのストール

英国の名門に別注したストールは、イギリスらしいホースブランケットがモチーフとなったデザイン。グレード の高いメリノウールとカシミヤを混紡することで、暖かさと肌触りの良さを追求したのも。各37400

【問い合わせ】
ユナイテッドアローズ 原宿本店
TEL03-3479-8180

3.SHIPS(シップス)|トラディショナルだけでなくモダンを表現したコレクション。

ブリティッシュトラディショナルが今季のコレクションテーマとなったシップスでは、定番ブランドへの別注アイテムがふんだんに揃う。しかしどれもモダンに映るものが多く、そこには目新しさを感じさせてくれる。

「今季は銀座店45周年を記念した別注ものも多く揃っているため原点回帰も 込めて、ずばりブリティッシュをテーマとしています。ただトラッド一辺倒ではなくモダンに提案しているのが今シーズンの特徴です。

定番色はもちろん、明るいパステルカラーなど定番ブランドでありながらも目新しく見えることに面白みを感じています。別注アイテムはシップスの長い歴史があるからこそ成し得たもの。先駆者たちの功績も大きいですよね」

バイヤー・瀬谷俊法さん2012年入社。原宿店の店頭スタッフとして入社し 2017年よりバイヤーとして商品部に異動。メンズファッション小物のバイイングなどを経て、メンズカジ ュアルのバイヤーを担当。セレクトショップの中でも随一の歴史を誇るこれまでのアーカイブを参考に今季はトラディショナルなブリティッシュアイテムを多く揃える。

【おすすめ】インバーティア×シップス

銀座店45周年を記念し、初となるインバーティアに別注を施したオレンジのダッフルコート。1990年代にあったゆったりとしたシルエットを完全復刻させたモデル。インラインのオレンジよりもやや明るめに色から別注を施している。184800

【おすすめ②】サンダース フォー サウスウィック

紳士靴の聖地ノーザンプトンを拠点にレザーシューズを手掛けるサンダース。アウトソールの生ゴムがアッパーにかかるデザインが印象的なマッドガードはシューホールのアイレットを裏だけでなく表にも装備した細かな別注品。5600

【おすすめ③】インバーアラン フォー シップス

油分を多く含んだウール糸ではなく、より上質なラムウールの糸を使用した銀座店45周年記念別注アイテム。ラムウールであるため肌触りが良く、見た目も上品な印象。通常ラインでは目新しい5色で展開。94600

【問い合わせ】
シップス 銀座店
TEL03-3564-5547

※情報は取材当時のものです。現在取り扱っていない場合があります。

(出典/「2nd 20231月号 Vol.190」)

LiLiCo

昭和45年女

人生を自分から楽しくするプロフェッショナル

LiLiCo

松島親方

CLUTCH Magazine, Lightning, 2nd(セカンド)

買い物番長

松島親方

モヒカン小川

Lightning, CLUTCH Magazine

革ジャンの伝道師

モヒカン小川

ランボルギーニ三浦

Lightning, CLUTCH Magazine

ヴィンテージ古着の目利き

ランボルギーニ三浦

ラーメン小池

Lightning

アメリカンカルチャー仕事人

ラーメン小池

上田カズキ

2nd(セカンド)

アメリカントラッド命

上田カズキ

パピー高野

2nd(セカンド)

断然革靴派

パピー高野

村上タクタ

ThunderVolt

おせっかいデジタル案内人

村上タクタ

竹部吉晃

昭和40年男, 昭和45年女

ビートルデイズな編集長

竹部吉晃

清水茂樹

趣味の文具箱

編集長兼文具バカ

清水茂樹

中川原 勝也

Dig-it

民俗と地域文化の案内人

中川原 勝也

金丸公貴

昭和50年男

スタンダードな昭和49年男

金丸公貴

岡部隆志

英国在住ファッション特派員

岡部隆志

おすぎ村

2nd(セカンド), Lightning, CLUTCH Magazine

ブランドディレクター

おすぎ村

2nd 編集部

2nd(セカンド)

休日服を楽しむためのマガジン

2nd 編集部

CLUTCH Magazine 編集部

CLUTCH Magazine

世界基準のカルチャーマガジン

CLUTCH Magazine 編集部

趣味の文具箱 編集部

趣味の文具箱

文房具の魅力を伝える季刊誌

趣味の文具箱 編集部

タンデムスタイル編集部

Dig-it

初心者にも優しいバイクの指南書

タンデムスタイル編集部

CLUB HARLEY 編集部

Dig-it, CLUB HARLEY

ハーレー好きのためのマガジン

CLUB HARLEY 編集部

昭和40年男 編集部

昭和40年男

1965年生まれの男たちのバイブル

昭和40年男 編集部

昭和45年女 編集部

昭和45年女

“昭和カルチャー”偏愛雑誌女子版

昭和45年女 編集部

昭和50年男 編集部

昭和50年男

昭和50年生まれの男性向け年齢限定マガジン

昭和50年男 編集部