国内のアメカジカルチャーを陰ながら支えてきた立役者。
同店を展開するのは、1977年に創業したトランスグローバル社。古くからインポートブランドアイテムを輸入し多くのセレクトショップへ卸していた老舗である。その中には、リーバイスやショットといった王道ブランドも多数。そんな過去の実績からも国内のアメカジカルチャーを牽引してきた重要な存在であることが分かる。そのラインナップを見れば、我々には欠かせない場所であることは一目瞭然。
キャンバー、チャンピオン、エルエルビーンといった面々に加え、バラクータ、セントジェームスなどのヨーロッパものも。なかには、国内流通のないモデルやコラボ物まであるためそれらを目掛けて足を運ぶのも面白い。
J.PRESS & SON’S AOYAMAが提案するトラッドスタイル。
フィルソンのジャケット
1914年に創設者自ら製作し特許を取得した、森林作業員用ウールコートにして代表作。オレゴン産の上質なバージンウールで仕上げ、保温性のみならず耐久性、撥水性にも長ける。7万9200円
ラベンハムのベスト
コーデュロイ生地のパイピングや山型にカットされたパッチポケットなど、らしい意匠を随所に落とし込んだブランドの人気作。撥水加工入りの生地は軽量 にして防風性にも優れる。2万9700円
フィルソンのシャツ
堅牢さを担保する三本針ステッチやポケット上部のバータックにブランドの堅実なモノ作りへのこだわりがのぞく。とはいえ、程よい軽さの5オンス生地は肌触りもよく使い勝手も上々。2万900円
ビルズカーキのボトムス
いまだUSメイドでチノパンを作り続ける希少ブランドより。こちらは大戦時に使用されていた軍用チノをベースにした同社のアイコン。当時の生地を再現しゆったりシルエットで製作。2万4200円
セバゴのローファー
メイン州に本拠を構える同社の一足はローファー史においても欠かせない。サドル脇にビーフロールを採用した世界初の会社とも言われ、学生から大人まで 長らく足元を支えてきた。2万9700円
トリーレザーのベルト
馬具メーカーとして創業しアメリカメイドにこだわるトリーレザーといえば、まずはこのモデル。蹄をモチーフにした折り畳み式バックルが特徴的で、ウエストのワンポイントも◎。1万1000円
【DATA】
東京都台東区上野6-10-1
TEL03-3834-0966
営業/11:00~19:00(土日10:30~20:00)
休み/不定休
※情報は取材当時のものです。現在取り扱っていない場合があります。
(出典/「2nd 2022年12月号 Vol.189」)
Photo/Katsunori Suzuki, Shunichiro Kai, Satoshi Ohmura, Yoshika Amino Text/Ryo Kikuchi, Tamaki Itakura, Shuhei Takano
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