1.Cartier|「ワイルドライフテーラー」宍戸佑輔さん
ここ数年、人気の高まりとともに、ヴィンテージ市場でも価格高騰が顕著なカルティエのタンク。特に70sの手巻きモデルは人気で、性別問わず探している人が多い。そんな希少モデルを3年ほど前に手に入れた宍戸さんは、カジュアルな服装と合わせて楽しんでいる。
2.HAMILTON|「ヴァン ヂャケット」宮原道人さん
ヴァンヂャケットに入社した時に会社の先輩がプレゼントしてくれたというハミルトン。現在はオーバーホールしないと動かない状態になっているが、このリボンベルトをネクタイのカラーと合わせてみたりして、アクセサリー感覚で着けていることもあるのだとか。
3.Heuer|「Pt.アルフレッド」本江浩二さん
TAGグループと提携する1985年以前に作られた、希少なホイヤー単独ネームのダイバーズウォッチ。ケース径が30mm程度と小振りなことから、おそらくレディースモデルと推定される。しっかりと存在感を放ちつつ、普段使いするのにちょうどよく重宝する。
4.ROLEX|「ブルームアンドブランチ」与那嶺泰斗さん
2年ほど前に購入したという一本は、70年代のオイスターパーペチュアルデイト。ヴィンテージ市場でも高騰する人気となるモデルだ 。「定期的に入ってく るロレックスがずっと気になっていたのですが、これはサイズ感と色味が理想に近くひと目惚れでした」
5.YVES SAINT LAURENT|「江口時計店」江口大介さん
「1年ほど前に見つけた超希少なイヴ・サンローランの[レベルソ]。ダイヤルにブランド名も入らないニマルなデザインの “パリスダイヤル” です。80年代製な ので、サンローラン本人がデザインしていると思われます」
6.IWC|「サンタセッ」大貫達正さん
アイ・ダブリュー・シーの隠れ定番モデルで、1967年に当時の天才時計デザイナー、ジェラルド・ジェンタにより手掛けられた。ケース径36mmと小柄な日本人にもよく似合う。夏のマリンスタイルに合わせたい。デイト機能付きが一般的だが、これは稀少なデイト無し。
7.OMEGA|「アーバンリサーチ」中山慶人さん
父親から受け継いだというオメガの名品。フランス語で街や都会を意味するモデル名を冠したドレスウォッチコレクションで、1960年代にシーマスターから独立した。「シンプルイズベストな文字盤は色褪せないエレガントさがありま す。江口時計店でOHしました」
8.Erbprinz|「ホームディクト」NAOさん
1767年から続くドイツの老舗時計メーカーの定番オートマティックモデル。品番は4H143。シンプルなアラビア数字インデックスで、デコラティブな針のデザインがタイムレスな魅力を放つ。細めのバンドが新鮮。11万8000円(ホームディクト ☎︎ 03-5774-1680)
9.SEIKO|「宮本スパイス」宮本哲明さん
1990年に女性の社会進出を後押しするプロジェクトから生まれたLED製のデジタルウォッチ。女性デザイナーの横森美奈子さんがデザインを手掛けた。「時に支配されず、必要な時だけ時刻を知りたいとの狙いで、当時としては珍しいマトリクスドットLEDに」
10.GSTP|「J.プレス&サンズ青山」黒野智也さん
日英のデザイナーがタッグを組んだブランド、GSTPのミリタリーウォッチ。「フレックスバンドなので着脱しやすく、あまり主張しない大きさなので他のアクセサリーと併用しやすい。デイリーで愛用できます」。5万2800(J.プレス&サンズ青山 ☎︎03-6805-0315)
※情報は取材当時のものです。現在取り扱っていない場合があります。
(出典:「2nd 2022年9月号 vol.186」)
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