「オールデン」の54321アルガンコン オックスフォードはトラッドスタイルに欠かせない!

トラッドに欠かせない革靴。なかでも「オールデン」の54321アルガンコン オックスフォードは多くの人が愛用するアイテムだ。そこで、業界の洒落者たちのオールデンのオックスフォードを使ったコーディネートを紹介する。

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トラッドに欠かせない、10アイテム。今こそ手に入れたい超名品。

2022年08月25日

1.武骨さを控えめにまとめるコツはアメリカとフランスのミックス感覚。|「ボンビュー」大島拓身さん

ベスト/オルテガ、シルクシャツ/ポロ・ラルフローレン、ウールパンツ/ピーティートリノ(すべて本人私物)

アナトミカのフルニエさんの影響もあり、オールデンはアメリカ靴なんだけれどもフランスのイメージが強いと大島さんは感じている。

「だから、アメリカの要素を多めに合わせつつも、どこかフランスの薫りが漂うスタイリングにしてみました。シルクのシャツやガンクラブチェックのウールパンツがフランス寄りな雰囲気ですかね。 ベストとシューズは思いっきりアメリカンなものなんですけど、それほど武骨には見えないというか。アメリカとフランスのギャップがあるようでないような不思議な感じに」

2.ボロボロの古着を品良く魅せるオールデンの度量。|「ボンクラ」森島久さん

スウェット/ Vintage、パンツ/ Vintage(ともに本人私物)

17歳の頃にインディーブーツを購入し、次に手に入れたのがVチップでした。モディファイドラストの中で最も代表的なモデルで、これまでに素材や年代違いで様々な種類を履いてきました。特に意識しているわけではありませんが、いまでも選ぶのはVチップが多いですね。

これは10年ほど前にパリで手に入れたカーフと白ヌバックのコンビです。王道トラッドに合わせるのも良いですが、あえてボロボロの古着の上下 に品のある革靴を合わせるコーディネイトも違和感なくハマる、懐の深さが魅力ですよね」

3.ユーロ的な合わせでアメトラ感をマイルドに。|「ビームス プラス 原宿」丹羽望さん

シャツ1万4300円/ビームス プラス(ビームス プラス 原宿☎03- 3746-5851)、ベスト/ポストオーバーオールズ、パンツ/エンジニアドガーメンツ、ハット/ニューヨークハット(すべて本人私物)

ビジネスシーンでも人気のオールデンのVチップは、どうしてもかしこまったイメージになりがち。それがストロングポイントではあるが、カジュアルスタイルにおいてはマイナスになることも。望月さんの答えはユーロのテイストを加えること

「アメリカのミリタリーだと唐突な感じが出てしまうので、ユーロのミリタリーまたはそれをモチーフにしたデザイナーズを合わせています。 トップスがカジュアルすぎるとバランスが悪いので、ノーカラーシャツとベストのレイヤ ードにしています」

(出典:「2nd 20229月号 vol.186」)