1.グルカサンダル
19 世紀に英国領だったインドで傭兵として組織されていたグルカ族の兵士。彼らが履いていたシューズに由来するのがグルカサンダルだ。トゥやヒールがオープンになったサンダルとは違ってホールド力があり、抜け感と洗練の絶好バランスがアドバンテージとなる。
ブルスケッタシューズ
50 年代に北アフリカで展開するフランス軍の砂漠部隊に支給されたレザーサンダル、TYPE-1 をデザインソースにアップデート。アッパーはバケッタレザーで、クッション性の高いスポンジソールは交換も可能。4万8400円(ブラス 03-6413-1290)
2.トングサンダル
草履やビーサンといったオーセンティックな履きものに使われてきた機構がトングだ。焼肉店やパン店で使うトングのように、甲部分のパーツが二股状になっているのが特徴。肌の露出が多いため、リラクシングムードの発散力は最強。
サンダルマン
ブランドの代表作[501 ビーチワイド]。アッパーにホーウィン社のクロムエクセルレザーを採用。硬さの異なる3層のミッドソールは、アーチサポートにより足裏にフィット。ビブラムのピラミッドソールを備える。2万7170円(ジャラーナ御徒町駅前通り店 03-3834-0966)
3.ストラップサンダル
こちらは複数のストラップによるデザイン性の高さが惹きのポイントとなるタイプ。見た目のバリエーションが豊富で個性を打ち出せる。フットベッドの内部でストラップが1 本につながっているタイプもあり、職人技に万歳三唱だ。
パラブーツ×インターナショナルギャラリー ビームス
しなやかなディアスキンで製作された[ウーベア]。らせん状のストラップ、クッション性のあるフラットなゴムソールを装備して、インソールには「Paraboot for InternationalGallery BEAMS」。4万4000円(インターナショナルギャラリー ビームス 03-3470-3948)
4.ワラチサンダル
もともとは革紐を交差させて編み上げるメキシコのハンドメイドサンダル。ネイティブのメキシカンが履いていた革製の靴を起源にして、ソール部分に古いタイヤをリサイクルしてデザインされたものが一般化。50 年代にはアメリカでリゾートサンダルとして人気に。
ラ ボーム
ポーランド文化の中心地とも言われる南部の都市クラコフで1989 年に創業したブランドの人気モデル。紐状にした1 本の革を職人がソールのなかに編み込んで製作。アッパーの革からEVA ソールまでポーランド製。2 万8600 円( トゥーファンデーション 06-4963-3687)
5.サボ
つま先から甲までを大きくカバーして、踵を露出させたデザイン。ヨーロッパの農民が履いていた靴で、北欧のスウェーデンが発祥地とされるサボは、元来は木材をくり抜いてつくった木靴のこと。ソックスと合わせて履くと、ほんのりと柔和な印象が醸し出される。
スロウ
カジュアルサンダルを得意とするイタリアの職人が手がけた逸品。生産はイタリアだが、日本人の足に合うラストを選んでいる。アウトソールは軽量で耐久性に優れたビブラムの#2621リップル、通称シャークソールだ。3 万9600 円( スロウ自由が丘 03-5731-3374)
6.ダブルモンク
ドレスシューズでお馴染みの意匠、ダブルモンクストラップ。これをレザーサンダルのアッパーに取り入れたタイプを選べば、遊び心と適度な落ち着きの両得が可能に。夏のトラッドスタイルにおいて大胆な余裕を演出したいなら、迷わず履けよ、履けば分かるさ。
トウキョウサンダル
環境に配慮したタンナーにて製作されたカウレザーでダブルモンクデザインのアッパーに。ライニングとの間にスポンジをはさみ、履き心地に配慮。軽さと耐久性に優れたオリジナルのスポンジソールは修理が可能。4 万3780 円(ザブーツ ショップ 03-3843-0833)
(出典/「2nd 2022年8月号 Vol.185」)
Photo/Norihito Suzuki(Model), Yoshika Amino(Items) Styling /Shogo Yoshimura Hair&Make/Daisuke Yamada Text /Kiyoto Kuniryo Model/Juan
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