夏も断然革靴派なメンズは、レザーサンダルを選ぶ。

断然革靴派ならば、サマートラッドを洒脱に仕上げたいはず。ならば、やっぱりレザーサンダルに登場してもらうほかない。ショーツに、チノに、スラックスにと、各種のボトムスと好相性で、即座にもれなく夏らしい涼感や抜け感を運び込んでくれる。アッパーとフットベッドにレザーを用いたタイプをチョイスしておけば、これまたもれなく大人の余裕や落ち着きが醸し出されるから、一足二鳥や三鳥の効果があるのだ。そこで、この夏取り入れたいおすすめレザーサンダルを6タイプ紹介しよう。

1.グルカサンダル

19 世紀に英国領だったインドで傭兵として組織されていたグルカ族の兵士。彼らが履いていたシューズに由来するのがグルカサンダルだ。トゥやヒールがオープンになったサンダルとは違ってホールド力があり、抜け感と洗練の絶好バランスがアドバンテージとなる。

ブルスケッタシューズ

50 年代に北アフリカで展開するフランス軍の砂漠部隊に支給されたレザーサンダル、TYPE-1 をデザインソースにアップデート。アッパーはバケッタレザーで、クッション性の高いスポンジソールは交換も可能。4万8400円(ブラス 03-6413-1290)

2.トングサンダル

草履やビーサンといったオーセンティックな履きものに使われてきた機構がトングだ。焼肉店やパン店で使うトングのように、甲部分のパーツが二股状になっているのが特徴。肌の露出が多いため、リラクシングムードの発散力は最強。

サンダルマン

ブランドの代表作[501 ビーチワイド]。アッパーにホーウィン社のクロムエクセルレザーを採用。硬さの異なる3層のミッドソールは、アーチサポートにより足裏にフィット。ビブラムのピラミッドソールを備える。2万7170円(ジャラーナ御徒町駅前通り店 03-3834-0966)

3.ストラップサンダル

こちらは複数のストラップによるデザイン性の高さが惹きのポイントとなるタイプ。見た目のバリエーションが豊富で個性を打ち出せる。フットベッドの内部でストラップが1 本につながっているタイプもあり、職人技に万歳三唱だ。

パラブーツ×インターナショナルギャラリー ビームス

しなやかなディアスキンで製作された[ウーベア]。らせん状のストラップ、クッション性のあるフラットなゴムソールを装備して、インソールには「Paraboot for InternationalGallery BEAMS」。4万4000円(インターナショナルギャラリー ビームス 03-3470-3948)

4.ワラチサンダル

もともとは革紐を交差させて編み上げるメキシコのハンドメイドサンダル。ネイティブのメキシカンが履いていた革製の靴を起源にして、ソール部分に古いタイヤをリサイクルしてデザインされたものが一般化。50 年代にはアメリカでリゾートサンダルとして人気に。

ラ ボーム

ポーランド文化の中心地とも言われる南部の都市クラコフで1989 年に創業したブランドの人気モデル。紐状にした1 本の革を職人がソールのなかに編み込んで製作。アッパーの革からEVA ソールまでポーランド製。2 万8600 円( トゥーファンデーション 06-4963-3687)

5.サボ

つま先から甲までを大きくカバーして、踵を露出させたデザイン。ヨーロッパの農民が履いていた靴で、北欧のスウェーデンが発祥地とされるサボは、元来は木材をくり抜いてつくった木靴のこと。ソックスと合わせて履くと、ほんのりと柔和な印象が醸し出される。

スロウ

カジュアルサンダルを得意とするイタリアの職人が手がけた逸品。生産はイタリアだが、日本人の足に合うラストを選んでいる。アウトソールは軽量で耐久性に優れたビブラムの#2621リップル、通称シャークソールだ。3 万9600 円( スロウ自由が丘 03-5731-3374)

6.ダブルモンク

ドレスシューズでお馴染みの意匠、ダブルモンクストラップ。これをレザーサンダルのアッパーに取り入れたタイプを選べば、遊び心と適度な落ち着きの両得が可能に。夏のトラッドスタイルにおいて大胆な余裕を演出したいなら、迷わず履けよ、履けば分かるさ。

トウキョウサンダル

環境に配慮したタンナーにて製作されたカウレザーでダブルモンクデザインのアッパーに。ライニングとの間にスポンジをはさみ、履き心地に配慮。軽さと耐久性に優れたオリジナルのスポンジソールは修理が可能。4 万3780 円(ザブーツ ショップ 03-3843-0833)

(出典/「2nd 2022年8月号 Vol.185」)

この記事を書いた人
2nd 編集部
この記事を書いた人

2nd 編集部

休日服を楽しむためのマガジン

もっと休日服を楽しみたい! そんなコンセプトをもとに身近でリアルなオトナのファッションを提案しています。トラッド、アイビー、アメカジ、ミリタリー、古着にアウトドア、カジュアルスタイルの楽しみ方をウンチクたっぷりにお届けします。
SHARE:

Pick Up おすすめ記事

スニーカー派こそ知っておきたい、「クラークス オリジナルズ」の名作シューズとその歴史。

  • 2026.05.12

ご存知、英国生まれのシューメーカー「クラークス オリジナルズ」。実は本誌が標榜するアメリカンスタイルとも縁深い同ブランドの魅力について創業から現代にかけての歴史や数々の名作とともに、再考してみたいと思う。 英国で生まれ、アメリカで人気に火がついた稀有な存在。 アメカジ好きの本誌読者の皆様は、クラーク...

無骨と涼感。どちらも、ステュディオ・ダ・ルチザンで手に入る

  • 2026.05.02

異なる魅力を持つふたつのスタイル。だが、その根底にあるのは、日本のモノづくりに裏打ちされた丁寧な作りと、細部に宿る遊び心である。 制約が生んだ大戦期の美学! 物資統制下にあった大戦期、簡略化されたディテールの中から生まれた機能美。その無骨な佇まいをベースに、ステュディオ・ダ・ルチザンが現代的に再構築...

これが“未来のヴィンテージ”。綿、糸、編み機……すべてに徹底的にこだわる唯一無二のカットソー

  • 2026.04.27

綿、糸、編み機……。素材から製法まで徹底的にこだわり、唯一無二のカットソーを創り続けるライディングハイ。「FUTURE VINTAGE(未来のヴィンテージ)」を目指す彼らのフィロソフィは如何にして形成されているのか。プロダクトの根幹をなす代表・薄 新大さんの“アイデアの源”に迫る。 More tha...

夏服選びはエイトジーで完成させる! “ちょうどいい”アメカジアイテムが続々登場

  • 2026.05.01

エイトジーで完成させるお気に入りの夏支度。アロハにショーツ、Tシャツなど、エイトジーらしい“ちょうどいい”アメカジアイテムが今シーズンも徐々に揃い始めているぞ。 生地、グラフィック、色合いがマッチし、まるで着るアートピースのような存在感。|Waikiki Leaf & Fish Lot:8A...

Pick Up おすすめ記事

夏服選びはエイトジーで完成させる! “ちょうどいい”アメカジアイテムが続々登場

  • 2026.05.01

エイトジーで完成させるお気に入りの夏支度。アロハにショーツ、Tシャツなど、エイトジーらしい“ちょうどいい”アメカジアイテムが今シーズンも徐々に揃い始めているぞ。 生地、グラフィック、色合いがマッチし、まるで着るアートピースのような存在感。|Waikiki Leaf & Fish Lot:8A...

夏を装いが物足りない時のひと工夫。涼しげな素材と優しい配色で気軽に“レイヤード”を楽しむ

  • 2026.04.16

シャツとジーパン。それだけで成立することは分かっていながら、やっぱりちょっと物足りない、と感じたときに思い出してほしいキーワード。それは、レイヤードだ。ぜひ夏の装いのひと工夫に加えてもらいたい。 涼しげな素材×優しい配色のレイヤード 夏に着るトップスはシャツとインナーだけになりがち。だが、シャツの下...

【連載】ビートルズのことを考えない日は一日もなかった

  • 2024.02.05

80年代、私的ビートルズ物語。 ビートルズ研究と収集に勤しむビートルデイズを始めて早44年(Since1980)。 なにをするにもビートルズが基準だった『昭和40年男』編集長のビートルズ史を、 当時の出来事とともに振り返ります。

大人メンズの手首に最適解なバングルを……「アリゾナフリーダム」を象徴するモチーフ“唐草”。

  • 2026.05.08

アリゾナフリーダムを象徴するモチーフのひとつ、唐草。創業当初から脈々と受け継がれ、ブランドの核として多くのファンに愛され続けてきた、いわば普遍的なデザインだ。一見すると同じ唐草でも、彫りの深さやラインの強弱、バングルの幅やサイズによって印象は大きく変化する。その多彩な表情こそが、このモチーフの大きな...

大人の夏はゆるくてこなれ感があるコーデが気分。“アジ”のあるピグメントTとデニムさえあればいい

  • 2026.04.17

ハナから古着みたいに着られる、アジのある服が大好きだ。「ジムマスター」が今季推すピグメントTとデニムも、加工感が素敵。いい“アジ”を知り尽くすふたりも、どうやら気に入ったご様子です。 「MIA MIA Kuramae」ヴォーンさんは、ピグメントTにオールインワンを着崩して合わす! 色ムラによる古着ラ...