洒落者のサマートラッド術。「エディフィス」勝河拓さんは古着MIXで着こなす!

王道のマドラスチェックを取り入れるアイビー巧者、セットアップのシアサッカーで軽やかさを演出するウェルドレッサー、レイヤードしづらい分、巧みに小物を取り入れる洒落者など三者三様のサマートラッドな着こなしから、そのノウハウを盗むべし! 今回は、「エディフィス」勝河拓さんのコーディネイトをチェック!! 

カジュアルな古着MIXをエレガントに着こなす。

「エディフィス」勝河拓古着にドレッシーかつエレガントなアイテムをMIXするスタイルを得意とする若きファッショニスタ。休日は高円寺の古着屋&飲み屋をディグる

素材、デザイン、着用方法など、多方面からサマートラッドを表現するのが勝河さんのスタイル。シアサッカー素材のジャケットに、ショーツを合わせ、ローファーを素足で履く。個性が引き立つスタイルをカジュアルダウンしてまとめる。

「シアサッカーにはチノスラックスがセオリーですが、あえてグルカショーツを選び、ウエスタンデニムシャツを合わせています。古着的な要素を入れることで肩肘張らずトラッドを楽しんでいます」

  • ジャケット3 万9600 円/エディフィス、シャツ/ラングラー、ショーツ/ Vintage、シューズ/ジェイエムウエストン、メガネ/カトラーアンドグロス
古着の中でもシャンブレーやデニムシャツ が好きだという勝河さん。ジャケットの中にラングラーのウエスタンデニムシャツを インナーに採用する。古着ミックス、その真骨頂がうかがえるナイスコーデ
短く切り整えられたクラシックなヘアスタイルからもサマーアイビーの印象が漂う。またジャケットのチーフポケットに挿したメガネが雰囲気を助長。シーンに合わせて使い分けるのがポイントだ

「エディフィス」勝河拓さんのサマートラッドな愛用品。 

チンクアンタのグルカショーツ

シンプルなスタイルのグルカショーツだが、その実、ゴートレザーを使った一着。独特な光沢が夏のコーディネイトにアクセントをプラスする。「シンプルに見た目が好きで、何年も穿いています」

エディフィスのニットタイ

イタリアの老舗ファクトリーであるフメオ カルロにオーダーしたエディフィスオリジナルのタイ。「古着とドレスアイテムの“ツナギ” として締めます」1 万450 円

ブルックスブラザーズのブレザー

シルバーのプレーンボタンを備えた黒ブレザー。カノニコ製のサマーウールを採用する。「上品だけどアメリカンなボックスシルエット。この塩梅がたまりません」

ジェイエムウエストンのヨット

ブランドを代表するデッキシューズ「ヨット」も勝河さんのヘビロテアイテム。「モカシンは何足か持っているのですが、アメリカものにはないエレガントさを備えたウエストンはやはり別格です」

 

夏でもトラッドスタイルな着こなしができたら、それはもう洒落者の仲間入り。秋冬なら簡単に想像がつくトラッドだが、夏となるとどう取り入れればいい? そんな迷子なあなたは、サマートラッドな着こなしサンプルが盛りだくさんの2ndの本誌をチェックしよう。 

(出典/「2nd 2022年7月号 Vol.184」) 

この記事を書いた人
2nd 編集部
この記事を書いた人

2nd 編集部

休日服を楽しむためのマガジン

もっと休日服を楽しみたい! そんなコンセプトをもとに身近でリアルなオトナのファッションを提案しています。トラッド、アイビー、アメカジ、ミリタリー、古着にアウトドア、カジュアルスタイルの楽しみ方をウンチクたっぷりにお届けします。
SHARE:

Pick Up おすすめ記事

東洋エンタープライズがこれまでに培ったノウハウや知見の集大成「モダクト」と「タフナッツ」

  • 2025.09.19

「シュガーケーン」や「バズリクソンズ」など、ヴィンテージをベースとした生地やディテールの圧倒的な作り込みで知られる東洋エンタープライズ。そんな同社が手がけるブランド、「モダクト」と「タフナッツ」は、これまでに培ったノウハウや知見の集大成でありながらどんな日常のシーンでも使いやすい実用性を備える。映画...

Wranglerの走破性は本物か? オフロード体験会で徹底検証

  • 2025.10.03

筑波山の麓で開催されたジープのオフロード体験イベントは、ジープオーナーはもちろん、新規顧客にとってもジープの魅力を存分に感じられる特別な一日となった。専用のオフロードでラングラーならではの走破性を体感でき、オーナー同士の交流も見られた。今回は現地取材を通して、その模様と参加者のリアルな声をお届け。 ...

デニムにする? コーデュロイにする? エドウインのトラウザーズを軸に作る「シン・トラッドスタイル」

  • 2025.09.19

ジャパニーズアイビーのボトムスは、太ももから裾まで太さが一定のパイプドステムが主流であった。対してタック入りのトラウザーズは、1920年代に登場したといわれる、よりクラシックなボトムス。そんな旧きよきトラウザーズを軸に、いつものトラッドスタイルを刷新してみてはいかがだろうか。 【右】トラウザーズ2万...

シルバーをアートに変える、現代の錬金術師。

  • 2025.09.24

ネイティブアメリカンの伝統技法をベースに現代的なエッセンス、そして日本独自の繊細な美意識を加えることで唯一無二の世界観を紡ぎ出すFIRST ARROW’s。一片のシルバーの塊に命を吹き込むその様は まさに現代のアルケミスト(錬金術師)という表現が相応しい。これらの作品は貴方が身に付けることで完成する...

レザーラバー必見! 革ジャン用に作られた薄手のスウェットをゲットせよ!

  • 2025.09.30

革ジャン専用のTシャツをリリースし、レザーラバーから絶大な支持を受けるブランド「ハイウェイナイン」。ライトニング別注の「Lightning Leather Lover Tシャツ」のボディにも使われているので、愛用している方も多いのでは? そんなハイウェイナインが、レザーラバーのために新たなアイテムを...

Pick Up おすすめ記事

東洋エンタープライズがこれまでに培ったノウハウや知見の集大成「モダクト」と「タフナッツ」

  • 2025.09.19

「シュガーケーン」や「バズリクソンズ」など、ヴィンテージをベースとした生地やディテールの圧倒的な作り込みで知られる東洋エンタープライズ。そんな同社が手がけるブランド、「モダクト」と「タフナッツ」は、これまでに培ったノウハウや知見の集大成でありながらどんな日常のシーンでも使いやすい実用性を備える。映画...

Wranglerの走破性は本物か? オフロード体験会で徹底検証

  • 2025.10.03

筑波山の麓で開催されたジープのオフロード体験イベントは、ジープオーナーはもちろん、新規顧客にとってもジープの魅力を存分に感じられる特別な一日となった。専用のオフロードでラングラーならではの走破性を体感でき、オーナー同士の交流も見られた。今回は現地取材を通して、その模様と参加者のリアルな声をお届け。 ...

デニムにする? コーデュロイにする? エドウインのトラウザーズを軸に作る「シン・トラッドスタイル」

  • 2025.09.19

ジャパニーズアイビーのボトムスは、太ももから裾まで太さが一定のパイプドステムが主流であった。対してタック入りのトラウザーズは、1920年代に登場したといわれる、よりクラシックなボトムス。そんな旧きよきトラウザーズを軸に、いつものトラッドスタイルを刷新してみてはいかがだろうか。 【右】トラウザーズ2万...

レザーラバー必見! 革ジャン用に作られた薄手のスウェットをゲットせよ!

  • 2025.09.30

革ジャン専用のTシャツをリリースし、レザーラバーから絶大な支持を受けるブランド「ハイウェイナイン」。ライトニング別注の「Lightning Leather Lover Tシャツ」のボディにも使われているので、愛用している方も多いのでは? そんなハイウェイナインが、レザーラバーのために新たなアイテムを...

シルバーをアートに変える、現代の錬金術師。

  • 2025.09.24

ネイティブアメリカンの伝統技法をベースに現代的なエッセンス、そして日本独自の繊細な美意識を加えることで唯一無二の世界観を紡ぎ出すFIRST ARROW’s。一片のシルバーの塊に命を吹き込むその様は まさに現代のアルケミスト(錬金術師)という表現が相応しい。これらの作品は貴方が身に付けることで完成する...