業界人の「買ってよかった!」傑作品10選【アウター編】

常日頃から、高い感度で膨大な情報を収集すファッション業界最前線の洒落者たちに2021年の「買ってよかった!」をアンケート。あらゆるカテゴリーに食指を伸ばす“モノ好き”が選ぶひと品は、言うなれば、“最新版の名品図鑑”でした。春がちょっとずつ近づくなか、まだまだ気になるアウター編スタート!

1.HERILLのブラックシープピーコート |「ニート」デザイナー・西野大士さん

レミ レリーフやキャル オー ラインなどを扱うPRショールーム、ユナイトナインのプレス。趣味はキャンプを中心に外遊び全般

にしのやを主催する一方で、パンツ専業ブランド「NEAT」のディレクターを務め、地元、淡路島で独自テイストのお店を画策中の「ニート」デザイナー・西野大士さんが選んだのは、ブラックシープウールの肉厚メルトン素材を使ったピーコート。

「US NAVYのカッコいいPコートももちろん好きなのですが、そういうミリタリー特有のカリカリしたものではなく、柔らかい雰囲気のものを探していたときに見つけました。どうやって着るか考えるだけで楽しいです」

15万4000円(にしのや TEL03-6434-0983)

2.ブルーナボインのコックジャケット |「ホームディクト」プレイングマネージャー・NAOさん

今年に松陰神社前でカフェディクトをオープン。大の野球狂でもある、インパクト大のジャケットで表れた表参道になる人気店「ホームディクト」プレイングマネージャー・NAOさん。よく見ると食にまつわるアートワークになっている。

「ボタンを留める具合で、カバーオールにもラペルドジャケットにもなってくれる万能アウター。生機の10号帆布はウォッシュ加工でいい感じに柔らかいです」

4万7300円(ホームディクト TEL03-5774-1680)

3.SUS-SOUSのモーターサイクルコート |「アーチ」ジェネラルマネージャー・原 祐輔さん

日本でヨーロッパスタイルといえば欠かせない「アーチ東京」ジェネラルマネージャー・原 祐輔さんが着た大人気モデルmotorcyecle MK-2は、イギリス軍のオフィサーコートをベースにフレンチミリタリーのM38 モーターサイクルコートの意匠を織り交ぜた傑作。

「素材はコットンリネンですが、秋冬でも違和感なく着られますね。冬だとニットやインナーダウンなどに合わせるとちょうどいい」

14万8500円(アーチ東京 TEL03-5825-4649)

4.INVERTEREのダッフルコート | モデル・安井達郎さん

三軒茶屋の老舗セレクト店「セプティズ」で購入。「この年齢になったからこそダッフルを子供っぽくならずに着られると思い購入。ジョシュア エリスの生地で肌触りもよく、高価な買い物になりましたが満足です!」

16万2800円(セプティズ TEL03-5481-8651)

雑誌を中心にメディアに多数出演。YouTubeにはVlogを、インスタグラムには ら撮影した写真をアップするなど発信者でもある

5.ENCENSのスタジアムジャンパー |「ユナイトナイン」プレス・大桃祥弘さん

スタジャンというとスリーブ部分にレザーが使用されたコンビが主流だが、大桃さんが探していたのは、単色のソリッドなデザイン。

「古着から新品まで幅広く探していたところ見つけたのが、オールメルトンのこのジャケット。アメカジに偏りすぎないところが好き」

レミ レリーフやキャル オー ラインなどを扱うPRショールーム、ユナイトナインのプレス。趣味はキャンプを中心に外遊び全般

6.PREBLICのレザーダッフルコート |「2nd」編集長・松島親方

「ヴィンテージの英国ミリタリーを持ち込み、鹿革で仕立ててもらいました。裏地も付けたので暖かいですよ」。

わがままボディに合わせたビスポークだが、ヴィンテージのディテールは再現された。仮縫いまで含め60万円~

誌面の登場回数は少ないものの、常にあらゆるモノに散財中。本特集でも、平の編集部員には到底手の届かない大物アイテムを紹介

7.AIME LEON DOREのアーカイブシェルジャケット |「ドレイクス 銀座店」ストアマネージャー・中川貴弘さん

ウールリッチのアーカイブをモチーフにした、NY発のブランド「エメレオンドレ」別注のシェルジャケット。

「登山時も普段も着られるテクニカルウェアを探して、行き着きました。カラーブロックが絶妙で、雨の日はもちろん、ジャケットの外しとかにも重宝しています」

10万4500円(ウールリッチ 青山店 TEL03-6712-5026)

学生の頃からIVY畑一直線。そのためジャケパン&革靴スタイルオンリーだったが、今年ついにスポーツスタイルに目覚めた34歳

8.YOUNG&OLSEN The DRYGOODS STOREのロングコンフィコート |「フィルメランジェ」ディレクター・関口文也さん

ナイロンシェルにプリマロフト入り。

「展示会で妻用に購入したのですが、このボリュームだと7ヶ月になる子供を抱っこしながら、そのまま前を閉められるので自分も使っています」

6万3800円(グーニ―PR TEL03-6441-2142)

1986年、神奈川生まれ。2018年、フィルメランジェディレクターに就任。衣服を着ることの意味や喜びを追求したものづくりを志向

9.LE TRAVAILLEUR GALLICEのウールジャケット |「ZABOU」スタッフ・坂口冬馬さん

テキスタイルメーカー、アルパンを採用したウール製のフレンチワークジャケットはアメリカものと違い美しいパターンが魅力。

「ショップではモールスキンのみの取り扱いですが、アパレル特権を駆使して1枚だけオーダー」

6万1600円(ザボウ 大阪 TEL06-6251-9991)

紳士を作るをテーマとし、ベーシックなアイテムセレクトの定評のある関西発のメンズセレクトショップ、ZABOUのスタッフとして活躍中

10.HERILLのダッフルコート |「ベルーリア」代表・山越弘世さん

冬の定番でもあるダッフルコートをカシミヤ100%のメルトンで仕上げた贅沢なコート。WW Ⅱ中、英国海軍で採用されていたヴィンテージを元にヘリルからリリースされたもの。

「カシミヤを使用するだけでなく、各パーツまでオリジナルで 製作し、作り込みの高さが窺えます」

鎌倉市、高崎市、桐生市でセレクトショップを営む。趣味のサーフィン歴は17年ほど。関東近郊だけでなく、四国や九州までも足を延ばす

※情報は取材当時のものです。現在取り扱っていない場合があります。

(出典/「2nd 2022年2月号 Vol.179」)

この記事を書いた人
2nd 編集部
この記事を書いた人

2nd 編集部

休日服を楽しむためのマガジン

もっと休日服を楽しみたい! そんなコンセプトをもとに身近でリアルなオトナのファッションを提案しています。トラッド、アイビー、アメカジ、ミリタリー、古着にアウトドア、カジュアルスタイルの楽しみ方をウンチクたっぷりにお届けします。
SHARE:

Pick Up おすすめ記事

夏のアメカジがもっと楽しくなる「HEATH」のオリジナルプリントT !!

  • 2026.06.30

横浜を拠点に“大人のアメカジ”を提案する「ヒース」。セレクトショップでありながらハイクオリティなオリジナルプロダクツに定評があり、遊び心のあるアイテムや限定モデルも多く展開している。その筆頭が7.4オンスの肉厚Tシャツシリーズだろう。 [caption id="" align="alignnone"...

夏の余白に、存在感を。大人メンズの夏スタイルに個性と奥行きを添えてくれるアイテムを紹介!

  • 2026.06.30

シンプルな装いだからこそ、アクセサリーや小物が着こなしの印象を大きく左右する夏。そんな季節にチャコールグリーンが提案するのは、物語とクラフトマンシップを宿した逸品たち。夏のスタイルに個性と奥行きを添えてくれるアイテムを紹介する。 手仕事が生む、本物の存在感 2002年に誕生したアティースは、「REL...

「ファーストアローズ」創業30周年記念! 「JELADO」「RE-BUILT」とのコラボによる銀で彩った、贅沢なデニム。

  • 2026.06.29

日本屈指のシルバーアクセサリーブランド「ファーストアローズ」が創業30周年を記念して、これまでの集大成かつファンへの感謝の気持ちを込めて、「JELADO」と「RE-BUILT」とコラボしたスペシャルなデニムを制作。限定100本。節目の年に相応しいこだわりに満ちたデニムの詳細を大解剖! First A...

上品に纏うちょうどいい季節。大人の夏にちょうどいい「ORGUEIL」のシャツ

  • 2026.06.30

気温の上昇とともに、装いは軽く簡素になる。だからこそ求めたいのは、肩肘張らない大人の品格だ。クラシックをモダンに再構築したORGUEILのシャツが、大人の夏にちょうどいい存在感を放ってくれるはずだ。 Shawl Collar Denim Work Shirt 1930 年代に現存したアメリカンワーク...

革とデニムの境界線を越える! デニムのように見えるけど実はコレ、革なんです。

  • 2026.07.02

前号でもお伝えしたが、天神ワークスの開発していた新しい革「リジットレザー」が完成し、この度、遂にレザージャケットとなって登場した。まずはこの写真を見てほしい。これは、天神ワークス代表の髙木さんが1カ月着込んだもの。このエイジング、まさにデニムじゃね? でも、レザーらしいエイジングも見え隠れする、唯一...

Pick Up おすすめ記事

「ファーストアローズ」創業30周年記念! 「JELADO」「RE-BUILT」とのコラボによる銀で彩った、贅沢なデニム。

  • 2026.06.29

日本屈指のシルバーアクセサリーブランド「ファーストアローズ」が創業30周年を記念して、これまでの集大成かつファンへの感謝の気持ちを込めて、「JELADO」と「RE-BUILT」とコラボしたスペシャルなデニムを制作。限定100本。節目の年に相応しいこだわりに満ちたデニムの詳細を大解剖! First A...

夏の余白に、存在感を。大人メンズの夏スタイルに個性と奥行きを添えてくれるアイテムを紹介!

  • 2026.06.30

シンプルな装いだからこそ、アクセサリーや小物が着こなしの印象を大きく左右する夏。そんな季節にチャコールグリーンが提案するのは、物語とクラフトマンシップを宿した逸品たち。夏のスタイルに個性と奥行きを添えてくれるアイテムを紹介する。 手仕事が生む、本物の存在感 2002年に誕生したアティースは、「REL...

上品に纏うちょうどいい季節。大人の夏にちょうどいい「ORGUEIL」のシャツ

  • 2026.06.30

気温の上昇とともに、装いは軽く簡素になる。だからこそ求めたいのは、肩肘張らない大人の品格だ。クラシックをモダンに再構築したORGUEILのシャツが、大人の夏にちょうどいい存在感を放ってくれるはずだ。 Shawl Collar Denim Work Shirt 1930 年代に現存したアメリカンワーク...

王道のデニムセットアップはボトムスで差をつけろ!

  • 2026.06.30

昨今のアメカジブームのなかで、注目度が高まっている“デニムオンデニム”のセットアップスタイル。王道ももちろん良いが、一歩先を行きたいアメカジラバーはボトムスで差を付けてみるのはいかがだろうか。気鋭のブランド「アンバースレッズ」が展開するデニムセットアップはそんな望みを叶えてくれるに違いない。 Amb...

【連載】ビートルズのことを考えない日は一日もなかった

  • 2024.02.05

80年代、私的ビートルズ物語。 ビートルズ研究と収集に勤しむビートルデイズを始めて早44年(Since1980)。 なにをするにもビートルズが基準だった『昭和40年男』編集長のビートルズ史を、 当時の出来事とともに振り返ります。