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「サンダース」とは?
1873年にウィリアム・サンダースとトーマス・サンダースの兄弟によって設立されたサンダース&サンダース社は、英国靴の聖地ノーサンプトンで100年以上の歴史を持つ実力派メーカーだ。伝統的なグッドイヤーウェルテッド製法は現在でも引き継がれ、素材への徹底したこだわりはまったく変わっていない。
さらに現在は、生産性の向上のために、生産機械と高度なコンピュータ制御システムに補足されることで、多くの工程を職人の手に委ねながらも、クオリティの高い靴を広く提供出来ることもあり、様々な制服用の靴としても採用されている。
ユニフォームフットウエア・コレクションは、世界中の多くの警察やミリタリー、セキュリティなどで採用されている人気シリーズだ。イギリス国防総省向けに供給されるレザーシューズのほとんどがサンダース製という信頼も勝ち得ている。そのため、前述どおりグッドイヤーウェルテッドなど伝統的な英国靴の製法を用いながらも、製造コストを抑えることも実現している。
また、伝統と格式を備えた錚々たるブランドのプロダクトを手掛けてきた実績も品質と技術力の高さの裏付け。軍用靴として生産されたミリタリーラインをはじめ、数多くの名作たちは、どのモデルも実直なモノ作りの息吹を感じさせてくれる。
【1】1140(ミリタリーキャップトゥ・チェルシーブーツ)
ミリタリーコレクションの定番素材であるポリッシュレザーを使用したサイドゴアブーツ。ピューリタンステッチと呼ばれる三本針で縫われたキャップが特徴的。グリップ力から耐久性まで、実用性に優れたイッツハイドソールが魅力的だ。
【2】1128(ミリタリーダービーシュー)
ピューリタンステッチのキャップが目を惹くサンダースのベストセラーモデル。ほどよく丸みを帯びたラストは、ミリタリーラストをベースにしながらも日本人用にモディファイドされたもの。イッツハイドソールを採用する。
【3】9734G(ミリタリーギリーシューズ)
スコットランドのカントリーダンスで欠かすことのできない衣装、ギリーをモチーフにデザイン。バッキンガム宮殿の近衛兵にも供給されている歴史の古いミリタリーシューズとして知られる。ポリッシュレザーとグレインレザーを併用。
【4】9877(ブリットチャッカ)
側面にうすいゴムを巻き付けて、雨水や泥の侵入を防ぐ「マッドガード」と呼ばれるソールを採用したサンダースの定番。厚いゴム底がクッション性を高めてくれるため、快適な履き心地を約束する。
【5】1397(ミリタリーホールカットダービーシュー)
「ホールカット」と呼ばれる高い技法で形成されたアッパーが美しいシルエットを描くニューモデル。羽根部分のデザインも特徴的でカジュアルからドレス、ビジネスと幅広いシーンで活用できる。
【6】1137(ミリタリーブロードアロー・エプロンダービー)
1930~50年代に、政府から軍への支給品に用いていたモチーフ「ブロードアロー」を甲の部分に縫い込んでいて、陸海空の三軍が一体となって敵を倒すというイメージが表現されている。インソールのロゴは20年ほど前まで英国国防省向けに使用していたものを特別に復刻したもの。
※情報は取材当時のものです。現在取り扱っていない場合があります。
【問い合わせ】
グラストンベリーショールーム
☎03-6231-0213
http://www.sanders.jp/
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