これは期限が来ると廃止しなくてはならないので、廃止手続きをした。
『技適未取得機器を用いた実験等の特例制度』の届け出を廃止
技適を厳密に守ると、海外だけで販売されている製品などは使えないことになる。
正直なところ、違う周波数の電波を出しているわけではないので、Wi-Fi Allianceロゴなどがあれば問題ないと思うのだが、電波利用にはいろいろ複雑な問題があるのもまた事実(筆者は昔ラジコン飛行機雑誌を作っており、当時ラジコン電波安全協会の理事などもしていたので、いろいろ事情は存じ上げています)。
ただ、従来制度のままでは、日本で海外製品を研究したり、試用したりすることもできなくなり、技術や産業の発展に支障が出る……というわけで、『技適未取得機器を用いた実験等の特例制度』というのができた。
技適未取得機器を用いた実験等の特例制度
https://www.tele.soumu.go.jp/j/sys/others/exp-sp/
これを申請すると、180日間海外のデバイスを実験などの目的で試用できる。
今回、ThunderVoltではこの制度を使って、Vision Proを試用、レポートしていたが、180日の期限が来たので、廃止をするように、と連絡が来た。
幸いにもVision Proは日本発売時のアップデートで、我々がアメリカで買ったハードも含めて、技適対応になったので、安心して登録を廃止することができる。
というわけで、総務省のサイトにアクセスをして、特例制度の届け出の廃止を届け出た。
メールが来て、届け出が廃止できたことが確認できた。
一般的なWi-Fiの電波を出しているだけなので、本来は届け出も要らないのではないかと思うのだが、ともあれ、こういう制度ができて、問題なく海外のデバイスを試用、テストすることができるようになって、本当によかった。
この制度を作るために、ご尽力下さったみなさん、ありがとうございます。
(村上タクタ)
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