薄型スリムYogaのフラッグシップ
Yogaシリーズ2022年モデルのポートフォリオはご覧のようになっている。右の『Convertible』というのが、Yogaシリーズのルーツである、360度ディスプレイを外側になるまで折り畳めるタイプ。左が通常のノートパソコンタイプ。Yogaシリーズは現在は高品位モデルのブランドネームとなっているのだ。
そして3桁の数字の一番上の桁がグレードを示しており9は最上位モデル。2桁目は新型が出ると更新されていく。インテルチップ搭載モデルには『i』が付く。つまり、Slim 970iは、ノートPCタイプ、フラッグシップ、最新モデル、インテルCPU搭載の製品ということになる。
高品位な仕上げが特徴
特徴的なのは、アルミCNCカバーヘアライン鏡面仕上げのボディに3Dガラス天板を貼り付けていること。本体重量は約1.37kgに抑えながら、これまでのPCにないクオリティ感を実現している。
ディスプレイは14型のWQUXGAの有機ELディスプレイ。4K、つまり3,840×2,400ピクセルで、10bitカラー。100%DCI-P3カラーガンマ。コントラスト比は100万:1を実現している。つまりはとても高精細で美しいディスプレイということだ。
CPUは第12世代のインテルCore i7を搭載、インテルEvoプラットフォーム準拠。バッテリー駆動時間は最大12.2時間。急速充電も行えて、15分充電で、約2時間の使用が可能になっている。
オーディオはBowers & Wilkinsのスピーカを搭載。2台のツイーターで最高14KHzの高音域、2台のウーハーで250Hzの低音を実現している。
左側には、2ポートのThunderbolt 4ポートと3.5mmヘッドフォンジャック。
右側には電源スイッチと、1ポートのThunderbolt 4ポート、eプライバシースイッチ(カメラを閉じる)を備える。
内部には2つの冷却ファンを備え、ヒートパイプが大きく取り回され、熱対策にも余念が無さそうだ。
販売価格はメモリ16GB、ストレージ1TBのモデルで29万円前後(税込)とのこと。
またYoga Slim 970iは、TÜVによるカーボンニュートラル認証を受けたノートパソコンであるというのも特徴のひとつ。製品から排出される二酸化炭素を全額補償している。
(村上タクタ)
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