スリム化が難しいジェルインクならではの課題を解決。新機構で8%スリム化『サラサクリップ 3C』発売

ゼブラは、ゼブラ独自の新機構「サイドスプリング機構」搭載のスリムな3色ジェルボールペン「サラサクリップ 3C」を、2月13日(火)より全国文具取扱店で発売する。

さらさらな書き心地で人気なサラサクリップの3色ボールペン

『サラサクリップ 3C』は、ジェルボールペンは鮮やかな発色と軽い書き心地で人気だが、書いている時のインクの排出量が多く、油性に比べて必要なインクの量が多くなる。そのため、従来の多色ジェルボールペンのボディは太くなり、スリム化しようとするとインク量を減らして筆記距離を犠牲にしなければならないという課題があった。

今回ゼブラは、新しく「サイドスプリング機構」を開発することで課題を解決し、日常使いしやすいボディの太さと適正なインク量を両立した。

従来の多色ペンの構造は、中芯にスプリングが巻きついていて、スリムにしようと中芯を中央に寄せると、スプリング同士が絡まるため、中央に空間を設ける必要があり、スリム化できなかった。ボディをスリムにするため、スプリングを中芯の隣に配置する「サイドスプリング機構」を開発し、中芯を中央に寄せる配置を可能に。従来と同じ中芯を使用しながら、軸径の8%スリム化と7%軽量化(いずれも従来品対比)を実現し、スリムで握りやすい3色ジェルボールペンが誕生した。

また「サラサクリップ 3C」は、従来の多色ジェルボールペンと同じJK芯を使用しています。JK芯は、売上累計10億本(2022年3月時点ゼブラ出荷実績)を達成し12年連続売上No.1(※)商品であるサラサクリップと同じインクを使用しているので、さらさらとした書き心地と、鮮やかな発色で使うことができる。

※:日経POSサービス2012年1月~2023年12月文具市場(ジェルボールペン)各年間累計販売本数より。全国GMS/SM/CVS/DRG計

そしてジェルボールペンの単色タイプは多くの方に使用されているが、多色タイプはほとんど普及していない。同社は油性の多色ペンに比べてボディが太い、または筆記距離が短いことが、ユーザーにとって使いづらくなっているのではないかと考えた。ジェルボールペンの良さを保ちつつ、使いやすい多色ペンを開発することでお客様に喜んでいただけると考え、課題解決に向けた検討チームを発足させた。

技術的なハードルが高く苦戦したが、チームで考え続けることで、従来の常識を破る「サイドスプリング機構」というアイデアが出てきた。中芯の隣にスプリングを配置する機構はノウハウがないため、何度も試作品を作り作動するか確かめながら進行。今回の機構の肝である細いスプリングも、ちょうど良い強度になるよう調整に苦労したが、約4年の開発期間を経て、実現した商品だ。

『サラサクリップ 3C』

価格:440円(税込)
3色ジェルボールペン 水性顔料・耐水性
インク色:黒、青、赤
ボール径:0.4mm/0.5mm
替芯:JK-0.4/0.5
芯軸色:全7色(0.5mm/透明、紺、白、黒 0.4mm/モスグリーン、赤、ミストブルー、黒)

【問い合わせ】
ゼブラ お客様相談室
TEL0120-555335(平日9時~17時)
https://www.zebra.co.jp/

この記事を書いた人
趣味の文具箱 編集部
この記事を書いた人

趣味の文具箱 編集部

文房具の魅力を伝える季刊誌

「趣味の文具箱」は手で書くことの楽しさ、書く道具としての文房具の魅力を発信している季刊雑誌。年に4回(3・6・9・12月)発刊。万年筆、手帳、インク、ガラスペンなど、文具好きの文具愛を満たす特集を毎号お届けしています。
SHARE:

Pick Up おすすめ記事

トラッドの相棒にドゥニームのジーンズを! ウエアハウスが1988年のクラボウデニムを再現

  • 2026.09.17

1980〜90年代に日本のセルビッジジーンズの先駆けとして一世を風靡したデニムブランド「ドゥニーム」。同ブランドの創業当時のレシピをもとに、再始動を手掛けたのが「ウエアハウス」だ。彼らの徹底的な研究・解析によって生み出された至極の1本は、まさにオーセンティックそのもの。そして、本当の意味での“良い色...

いつもの装いに、頼れる履き心地。この秋は、コートスニーカーとチロリアンシューズがあればいい

  • 2026.09.18

トラッドな装いになら、足元はやっぱり品よくいきたい。でも、履き心地だってこだわりたい。そんな欲張りな気分に応えてくれるのが「ロックポート」。クラシックな佇まいと快適さを両立した2足を紹介する。 品よく履けて、しっかり快適 「お洒落は我慢」とは言うけれど、格好よさも履き心地も譲れない。そんなわがままに...

2ndとEDWIN両チームの世代の異なる4人が集結! EDWINと考えるトラッド学

  • 2026.09.15

本誌でも何度も紹介してきたEDWINのコンセプトショップ限定アイテムは、普遍的なデザインとそのクオリティの高さから2ndが理想とするトラッドスタイルともばっちりハマる。今回は初の試みとして、2ndとEDWIN両チームの世代の異なる4名で“EDWINで作るトラッド”を考えてみた。 20代らしくアクティ...

無垢の金属、輝く伝統。純金や純プラチナを使った「市松」の究極の逸品

  • 2026.09.25

純金や純プラチナなど、純度100%の軟らかい金属をアクセサリーにするためには非常に高い技術が必要だ。それを可能にするのが「市松」。約30年にわたって培った“叩く”技術が可能にする唯一無二のリングの輝きに迫る。 熟練の技なくしては完成しない究極の逸品 原材料高騰の影響もあって、希少性が高まっている純金...

名作[ハリケーントップ]誕生から40周年! 「CHUMS」の「ハローウェア」が再登場

  • 2026.09.23

「チャムス」の名作[ハリケーントップ]の誕生から40年を迎える今年、「ハローウェア」が再登場する。そのコレクションを紹介する前に、まずはブランドが歩んできた歴史を紐解いていこう。これまでの歩みを知れば、「ハローウェア」をもっと楽しめるはずだ。 ハロー、懐かしくて新しいチャムス サングラスを川に落とさ...

Pick Up おすすめ記事

トラッドの相棒にドゥニームのジーンズを! ウエアハウスが1988年のクラボウデニムを再現

  • 2026.09.17

1980〜90年代に日本のセルビッジジーンズの先駆けとして一世を風靡したデニムブランド「ドゥニーム」。同ブランドの創業当時のレシピをもとに、再始動を手掛けたのが「ウエアハウス」だ。彼らの徹底的な研究・解析によって生み出された至極の1本は、まさにオーセンティックそのもの。そして、本当の意味での“良い色...

ニューヨーク・ブルックリン発! 作業服由来のデイリーウエアはこう着こなす。

  • 2026.09.16

創業1904年、高層ビルの建設が相次ぐ当時のニューヨークでリアルワーカーに向けて、作業服を提供していた「ブルックリンオーバーオール」。そんな確固たる出自に由来する男服は、カジュアルウエアとして現代にDNAを継ぐ。 旧きよきデザインと生地づくりで飽きのこない王道のワークスタイル 40年代の個体をベース...

上野の2つの「SUN HOUSE」で、秋支度。おすすめのアイテムを聞いてきました

  • 2026.09.18

歩いてわずか30秒ほどの距離にある、上野ふたつのサンハウス。今回はそれぞれの店舗で、この秋おすすめのアイテムを聞いてみた。2軒を行ったり来たりしながら、そろそろ秋支度を始めよう。 上野のサンハウスは行ったり来たりが正解です 昨年のリニューアルを経て、アメ横に2店舗を構えるようになった「サンハウス」。...

名作[ハリケーントップ]誕生から40周年! 「CHUMS」の「ハローウェア」が再登場

  • 2026.09.23

「チャムス」の名作[ハリケーントップ]の誕生から40年を迎える今年、「ハローウェア」が再登場する。そのコレクションを紹介する前に、まずはブランドが歩んできた歴史を紐解いていこう。これまでの歩みを知れば、「ハローウェア」をもっと楽しめるはずだ。 ハロー、懐かしくて新しいチャムス サングラスを川に落とさ...

毎日に、最良の定番。B.V.D.の「GOLD」は昔ながらの良さと、いま欲しいバランスを兼ね備えたTシャツ

  • 2026.09.16

長く愛されてきた定番には、変わらない理由がある。B.V.D.の「GOLD」もそのひとつ。肌着として培ってきた心地よさをそのままに、今の気分で一枚でも着られるリラックスフィットが加わった。昔ながらの良さと、いま欲しいバランス。その両方を備えた、新しい定番のかたちを見ていこう。 変わらない着心地にゆとり...