「桜華」の名を冠した今作の万年筆は、プラチナ万年筆が製作。監修はペンドクターの宍倉潔子さんが行った。
数々のサンライズ貿易のオリジナル万年筆を企画してきた宍倉さんが今まで手がけてきた中で、一番淡い色を採用したピンク色の透明軸には、満開に咲き誇る桜と、舞い散る花びらをあしらい、力強さと儚い美しさを表現。首軸は幹の色に着想を得て、少し濃いめの茶色を用い、上品で優美な印象の1本に仕上げている。大切な人へ贈るギフトにもおすすめだ。
愛らしく凛とした桜の万年筆
「精神美」「優美な女性」「純潔」という桜の花言葉にふさわしい万年筆「桜華」が誕生した。
宍倉潔子さんがプラチナ万年筆にオリジナルモデルを製作依頼したのは今作が初めてのこと。日本人の心をくすぐる桜の美しいデザインも「自分が日常的に使えて楽しめるもの」を念頭に置いて監修した。
「プラチナ万年筆のペン先は国産メーカーの中でもかちっとした書き味が特徴なので、強い筆圧のユーザーでもしっかり受け止めてくれます」と、実用性も太鼓判。特に細字を使う際は筆記線のエッジがきれいに出るので、自然と緊張して筆圧が強くなる人もいるため、そういったユーザーにもおすすめなのだとか。
愛らしく凛とした桜の万年筆で、手元を華やかに飾ってみてはいかがだろうか。
桜華-Ouka-
万年筆:収納時約139.5mm・筆記時約155mm・胴軸径約13mm・重量約20.5g・両用式・14金ペン先EF,F,M,B,C・税込36,300円 ※B(太字)とC(極太)は2023年11月発売予定
ペン先にあしらう満開の桜
ピンクゴールドの14金ペン先には、桜の花びらがあしらわれている。デザインも宍倉さんが手書きで考案した。今作は限定300本。字幅の振り分けはEF70本、F100本、M70本、B30本、C30本となっている。
透け感を意識したコンバーターのデザイン
淡い透明軸の透け感も考慮し、コンバーターにも桜の花びらをデザインしている。細部にまでこだわることで、よりいっそう可憐で上品な印象を与えている。
300本のペン先をすべてチェック
限定300本のペン先は、すべて宍倉さんが最終チェックを行う。ペンポイントの頭のズレやスリットの開き具合など、字幅に合わせて、ひとつひとつしっかり検査している。
サンライズ貿易のオンラインショップでも購入可能
「桜華」丸善をはじめとするサンライズ貿易が流通を担う店舗限定の販売の他、サンライズ貿易公式通販サイトで購入することができる。
【問い合わせ】
サンライズ貿易
TEL 03-5833-7701
www.sunrisenet.co.jp
(出典/「『趣味の文具箱』2023年10月号 Vol.67」)
TEXT/小池昌弘(編集部) PHOTO/荒木優一郎
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