海を渡った美容師たち。カナダからロンドンへ、夢を叶えた女性美容師の経験を紹介!

メイクアップアーティストに憧れ、海外で着実にキャリアを築くも、自分が心から欲するのは、お客さまからの「あなたにお願いしたい」という一言だった。真摯に夢と向き合ったことで、本当に自分がやりたかったことに気づけたという美容師「EMU international」小河原麻理さんの海外経験を伺った。

どんな刺激的な現場より、お客さまにヘアを任される喜びが勝る

「EMU international」小河原麻理(おがはらまり)|『エムインターナショナル』常務取締役。1977年9月20日生まれ。埼玉県出身。国際理容美容専門学校通信課程卒業

「美容師を目指したのは両親の影響ですが、私が本当にやりたかったのはコレクションのヘアメイク。それで、日本のメイク専門学校で基礎を学び、カナダ・バンクーバーにある美容専門学校へ。最終的にはヨーロッパの告れションに参加したかったので、カナダに行ったのは海外生活と英語に慣れるため。その後1年間、日本でサロンワークを行った後、いよいよイギリス・ロンドンへ。

現地では日系サロンに勤務し、アシスタントからスタートして2年でスタイリストデビュー。そして、イギリスで働き始めて5年目にして、ついに夢のコレクションに参加することができました。でも、夢が叶って思ったのです。コレクションのバックヤードはハードながらも刺激的な現場。でも、何か違うんです。どんな有名ブランドのモデルを手がけることができたとしても、サロンワークでお客さまに『あなたにお願いしたいわ』と言われる喜びと比べると、気持ちの高揚感が違うんです。

セッションワークしているスタイリストは顧客をもてないのが当たり前。でも、それはいや。私がやりたいのはサロンワークなんだとようやく気づいたのです。その後、ロンドンで経験を積み、実家の美容室を手伝うために帰国。でも、ロンドンでも日本でもどこでもサロンワークはサロンワーク。大好きなサロンワークを行えていることに、今も喜びを感じています」

「EMU international」小河原麻理さんの思い出深い出来事3

1.カナダ・バンクーバーで

カナダ・バンクーバーの現地サロンに勤務していたときの小河原さん。メイクアップアーティストになることを夢見て、日夜技術研鑽に励んでいた頃。英語力はまだ高くはなかったが、夢への想いと情熱だけで突っ走っていた。

2.サウジアラビアの王子も

ロンドンで勤めていたサロンでの1コマ。サウジアラビアの王子を顧客に抱えていた小河原さん。王子の髪をカットするためだけに、ビジネスクラスで呼ばれ、一流ホテルに宿泊して、カットして戻ってきたことも。

3.有名イベントのヘアショーで

ヘア・ファッション業界をリードするインターコワフュール(ICD)のヘアショーに参加したとき、チームメイトと撮った写真。ロンドンではさまざまなことを体験し、美容師としてはもちろん、人としても大きく成長できた。

1998年(21歳) カナダ・バンクーバーにあるSuki’sアカデミーへ留学。卒業後、現地のサロンに勤務。
2000年(23歳) 1年間、日本でサロンワークに従事した後、イギリス・ロンドンへ。現地のサロンで10年間勤務。
2010年(33歳) 帰国後、実家のサロンに入社。現在に至る。

(出典:「PREPPY 2024年1月号」)

この記事を書いた人
PREPPY 編集部
この記事を書いた人

PREPPY 編集部

美容のプロのための業界誌

Hair & Beauty Trend For Professional!美容のプロのためのヘア&ビューティトレンド情報メディア。美容師のデザイン力、接客術、スタッフ教育からサロン運営に至るまで、サロンワークに今すぐ役立つ情報が満載。毎号人気美容師が旬のテクニックをご紹介。売れっ子美容師になるためのヒントがいっぱいです。
SHARE:

Pick Up おすすめ記事

中目黒の名店「PLEST」が仕掛ける、究極のデニムセットアップ受注会が開催中! シルバー925ボタンの圧倒的存在感を見逃すな

  • 2026.03.16

中目黒に拠点を構え、ヴィンテージへの深い造詣と現代的なエッジを融合させるブランド「PLEST(プルスト)」。彼らが放つ新作デニムセットアップの受注会が、3月15日(日)よりスタートしている。 デニムセットアップにシルバー925ボタンという選択肢を。 今回の目玉は、なんと贅を尽くした「シルバー925」...

理想を詰め込んだ名門・麻布テーラーの至極のブレザースーツ。まさにこれが長く愛用できる“一張羅”だ 

  • 2026.03.16

チープシックとは、ただお金をかけずにファッションを楽しむことではない。自分にとっての“一張羅”とも呼べる一着を持ち、長く愛用することこそがその真髄である。理想のデザインを具現化し、身体にも馴染む。パーソナルオーダーの名門・麻布テーラーで“とっておき”を仕立てよう。 麻布テーラーのオーダーメイドでチー...

今季のテーマは“Preppy in the Sun”! 春の到来にピッタリな「ゴールデンベア」のラインナップを紹介

  • 2026.03.18

デイリーなアメリカンカジュアルウエアを得意とする「ゴールデンベア」。“Preppy in the Sun”をテーマに掲げる今季のコレクションでは爽やかな風吹く春の到来を告げる、涼しげなラインナップを展開する。 フレンチリネンの着心地とオレンジが活きる春 主役は淡いオレンジのシャツ。フレンチリネンを1...

円盤投げのアイコンが目印! アメリカ生まれの定番スウェット「DISCUS」ってどんなブランド?

  • 2026.03.19

1973年に誕生して以来、キャンパスや街の日常とともに歩んできた「ディスカス」。派手さはないが、気づけばいつも身近にあり続ける。そんな等身大のスウェットブランドの魅力を、ブランドの背景とアイテムから紐解いていく。 米国のリアルが育んだちょうどいいスウェット 1973年、アメリカ・ヴァージニア州で誕生...

【VAN×2nd別注】スポーティなレタードカーティガンでひと味違うアイビースタイルを。

  • 2026.02.03

これまでに、有名ブランドから新進気鋭ブランドまで幅広いコラボレーションアイテムを完全受注生産で世に送り出してきた「2nd別注」。今回もまた、渾身の別注が完成! >>購入はこちらから! 【VAN×2nd】トラックカーディガン[レタードワッペンセット] 日本にアイビーの礎を築いたブランド、「VAN(ヴァ...

Pick Up おすすめ記事

【Tricker’s × 2nd別注】英国の伝統と歴史が宿る質実剛健なカントリーブーツをネイビーで

  • 2026.03.18

これまでに、有名ブランドから新進気鋭ブランドまで幅広いコラボレーションアイテムを完全受注生産で世に送り出してきた「2nd別注」。今回もまた、渾身の別注が完成! >>購入はこちらから! 革靴の名門「トリッカーズ」とのコラボが実現。ストウ ネイビーカーフ 革靴の聖地として名高い英国・ノーサンプトンにて1...

こだわりの最上級へ。リングを複数繋いで作られるブレスレットは、究極の贅沢品

  • 2026.03.17

創業から29年にして新たな局面を迎え、“地金から新たな素材を作り出す”という手法に行き着いた「市松」。『自在地金屋 無双』をその名に掲げて作られたブレスレットは、一点一点手作りでサイズのブレが生じるためリミテッドモデルとして製作。放たれるただならぬオーラは、職人の工夫と根気によるものだ。 誠実に地金...

待望のカスタムオーダーが再始動!シルバージュエリーはメイドインジャパンにこだわりたい

  • 2026.04.01

ネイティブスピリットを宿したシルバージュエリーで多くのファンを魅了してきたARIZONA FREEDOM。2026年春夏シーズンより、待望のカスタムオーダーがついに再始動。既存のデザインをベースに組み合わせ次第でこれまでにない自分だけのオリジナルのシルバーを形にできるのが最大の魅力だ。熟練した職人に...

【VAN×2nd別注】スポーティなレタードカーティガンでひと味違うアイビースタイルを。

  • 2026.02.03

これまでに、有名ブランドから新進気鋭ブランドまで幅広いコラボレーションアイテムを完全受注生産で世に送り出してきた「2nd別注」。今回もまた、渾身の別注が完成! >>購入はこちらから! 【VAN×2nd】トラックカーディガン[レタードワッペンセット] 日本にアイビーの礎を築いたブランド、「VAN(ヴァ...

円盤投げのアイコンが目印! アメリカ生まれの定番スウェット「DISCUS」ってどんなブランド?

  • 2026.03.19

1973年に誕生して以来、キャンパスや街の日常とともに歩んできた「ディスカス」。派手さはないが、気づけばいつも身近にあり続ける。そんな等身大のスウェットブランドの魅力を、ブランドの背景とアイテムから紐解いていく。 米国のリアルが育んだちょうどいいスウェット 1973年、アメリカ・ヴァージニア州で誕生...