ロールキャップはオレのもの。|天神ワークスのキップレザーフィッシャーマンキャップ

欲しいモノが尽きないライトニング編集部員が、いま気になるモノから実際に購入しちゃったモノまで、ジャンルに限らず何でも紹介! 今回は、「このコーナーで帽子を掲載するの何度目だろうか? 下着のパンツやTシャツより、帽子が多い。最近、帽子の収納方法を変えたので、自宅に帽子の壁が出現」と語る編集長・松島親方がお届け!

天神ワークスのキップレザーフィッシャーマンキャップ

浅いニットキャップを好んで被り始めたのは15年以上も前のこと。耳より上くらいまでしかない深さが気に入って、被り始めたんだけど、当時はアメカジ界にはほとんど浸透していなかった記憶がある。

周りに使っている人がいないアイテムを取り入れることが少年時代から好きで、奇異の目で見られることに興奮しちゃう。絶対に増えるだろうなぁって信じて被り続けた。図々しくも、人気帽子ブランドのデザイナーに「これ、作った方がいいよ」なんて言ったりもした。

数年後、見事に広まって、オレはニンマリ。そんなことを知ってか知らずか、天神ワークスの高木社長が、このフィッシャーマンキャップを作ってすぐに連絡をくれた。「あ、オレのカタチ」って思ったね、オレが考案したデザインではないんだけど。

そして、天神ワークスのカラーバリエーションの中でも特に大好きなコバルトブルーって色があって、「買います、買います、いつもの青で」って即座に返信。普通に販売してるんで松島別注じゃないけど、気分は俺様仕様。年中帽子主義なんで、誰よりも早く、美しいエイジングをさせちゃう。

天神ワークスのエイジング選手権「Aー1グランプリ」に帽子部門作ってくれないかなぁ。コバルトブルー部門でもいいんだけど。自分の息子たちよりもちゃんと育てる。

C’man Fisherman Cap(CH09) 独自開発のブラッシュドキップレザーを使ったロールキャップ。1940年代のUSNワッチキャップからイメージを膨らませた。特筆すべきはリブ。レザーなのにしっかり伸縮し、ホールド感も抜群。8枚のパネルを丁寧に組み上げて、しっかりと丸みを出した。カラーは9色、受注生産。各3万8500円(天神ワークス TEL03-3870-8658 https://tenjinworks.com/)

裏地は無し。縫製部分には頭部にストレスが無いよう、丁寧なパイピング処理が施されている。高度な技術を持つ職人の手仕事を感じる。

頭頂部の縫製糸が重なり合う部分を見れば、いかに丁寧で高度な縫製が行われているか一目瞭然。一切ズレのない正三角形が見える。

サイズはフリーサイズ。まるでニットのように伸縮するレザーリブが最大の特徴。耳を被せない浅くて丸いフォルム。

(出典/「Lightning 2025年7月号 Vol.375」)

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松島親方
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松島親方

買い物番長

『Lightning』,『2nd』,『CLUTCH Magazine』男性スタイル&カルチャー誌の統括編集長。ロンドンのセレクトショップ「CLUTCH CAFE」のプロデューサーも務める。 物欲を満たすためには海をも越え、全地球規模で買い物を楽しんでいる。
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