グミのような愛らしい葉とささくれた塊根とのギャップが特徴。ギリシャ神話の小人族に由来した名を持つ「ケラリア・ピグマエア」

その奇妙で愛らしいフォルムやインテリアとしても存在感があることから、塊根植物の愛好家は急増中。そんな塊根植物の魅力にずいぶん前から傾倒し、自身のセレクトショップを立ち上げたときに、趣味が高じて塊根植物も販売し始めてしまったというオーナーが、すでに塊根植物の「沼」にハマッてしまった人や、初心者で塊根植物を育ててみたいと思っている人にもやさしくお届け! 今回は小型ながら珍奇植物ならではのディテールを持つ「ケラリア・ピグマエア」を紹介。

アフリカ原産の小型の塊根植物。

南アフリカからナミビアに分布する、小型の塊根植物であるケラリア・ピグマエア。大きく成長した個体でも、塊根の直径は十数㎝程度の小型な品種になります。

「ピグマエア」は、ギリシャ神話に登場する「ピュグマイオイ」という小人族の名に由来していますが、これはその小さな見た目から付けられた種小名です。ちなみに、属名のケラリアは「小さな角」という意味を持ち、枝の形状を動物の角に例えていると言われています。

寒さにも比較的強いため、冬型として扱われる場合もありますが、実際には初秋や春の涼しい季節に成長する春秋型という印象です。年間を通して人気の高い品種ですが、暑い夏が終わり涼しい季節を迎えると更に人気の高まる品種でもあります。

プリプリとした多肉質の葉が可愛らしい。

ケラリア・ピグマエアの特徴ともいえる、多肉質でプリプリとした葉はゼリービーンズやグミなどにも例えられる可愛らしい見た目をしています。日光が不足すると葉も細長く伸びやすいので、可愛らしい葉の形をキープするためには日当りと風通しの良さが重要となります。

ささくれたような赤茶色の表皮も魅力的。

可愛らしい黄緑色の葉とは対照的に、塊根は古木の様にささくれた赤茶色の表皮に包まれています。この美しいコントラストもケラリア・ピグマエアの魅力であり、多くの愛好家の心を掴んで離さない理由のひとつだと思います。

コンパクトでありながら抜群の存在感。

BIZARRE GREENのプラ鉢(約3.5号サイズ)にも収まるコンパクトな樹形ながら、古木のような存在感を放ちます。その大きさは盆栽的な雰囲気もあり、置き場所のスペースを確保しやすいのも小型種の魅力といえます。厳しい暑さも一段落し、徐々に涼しくなるこれからの季節。春秋型の人気種、ケラリア・ピグマエアをお迎えしてみてはいかがでしょうか? 参考価格3万1900円

【DATA】
BIZARRE GREEN
長野県長野市篠ノ井布施高田879-1
TEL026-247-8160
営業時間 11時~20時 火曜定休
https://www.bizarre-green.com

この記事を書いた人
傳田達朗
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傳田達朗

塊根植物案内人

セレクトショップ 「BIZARRE GREEN」オーナー。約20年勤務したアパレルメーカーで商品企画やプレスを担当。2019年に独立し、地元である長野市にアパレルをメインに趣味の延長で植物も扱うセレクトショップBIZARRE GREEN(ビザールグリーン)をオープン。植物以外の趣味はヴィンテージ雑貨の収集など。
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