Harley-Davidsonの新型“中排気量”モデルが登場!

ハーレーダビッドソンといえば大型アメリカンバイクというイメージだが、2023年秋に中排気量の「Xシリーズ」が新登場した。気軽に乗れるライトウェイトモデルで、ラインナップはトラッカースタイルのX350とアメリカンロードスタースタイルのX500だ。さっそく乗り味をチェック!!

普通二輪免許で乗れるハーレー「X350」

いつかハーレーに乗りたいけど、大型二輪免許を持ってないしなぁ……なんてお悩みの方に朗報! 2023年秋に登場した最新モデルで大注目株の「X350」だ。現行最小排気量モデルの353ccで、なんと普通二輪免許で乗れてしまうのである。

しかも伝統の空冷Vツインエンジンではなく、水冷パラレルツインエンジンを搭載。車両の設計はハーレーダビッドソン本社のあるアメリカのミルウォーキーで行っている。

一方でハーレーらしい伝統も受け継いでいるところもポイント。1970年代にダートトラックレースで活躍した名車「XR750」を彷彿させるデザインが、タンクやシートカウルなどの各所に落とし込まれている。スリムなシートとタンクにより足つき性は良好! フロントとリアサスも調整可能で、性能と快適さを両立。街中でも軽快なパフォーマンスを発揮し、楽しく走れる一台となっている。

スポーティなトラッカースタイルがカッコいい! セミアップタイプのバーハンドルとバックステップで、ほどよく前傾になるライポジで、思わずヤル気になってしまう(笑)。パラレルツインの滑らかな鼓動感は、心地よくていつまでも乗れそう。街中で使いやすい中低速トルクがしっかりしていて軽快かつ爽快。信号待ちなどのストップ&ゴーも力強くスムーズで、走るのがホントに楽しい!

水冷DOHC パラレルツインエンジンはショートストローク設計。力強い中速トルクを発揮するようにチューニングされている。

リアサスペンションはシート下の右側にレイアウト。プリロードと伸側調整可能な直押し式モノショックを採用。

前後17 インチのアルミ製ホイールにMAXXIS 製Supermaxx ST タイヤをセット。フロントは41mm 倒立フォークで伸側の減衰力調整可能。ブレーキはダブルディスクでABSを装備。

ミッションは6速で、ファイナルドライブはパワーロスの少ないチェーンドライブを採用。ブレーキはシングルディスクでABS 機能つき。

【スペック】
車体サイズ:全長×全幅×全高= 2100 × 785 × 1110mm
ホイールベース:1410mm
シート高:777mm
車重:195kg
エンジン:353cc(ボア70.5mm ×ストローク45.2mm)水冷4 ストローク直列2 気筒DOHC 4 バルブ(1 気筒あたり)
最高出力:37PS(27kW)/–rpm
最大トルク:31N・m(3.2kgf・m)/7000rpm
トランスミッション:6 段MT
燃費:–km/リッター
フロントタイヤサイズ:120/70ZR17
リアタイヤサイズ:160/60ZR17
価格:69 万9800 円

軽量都市型モデルのハーレー「X500」

アメリカンロードスターという位置付けの「X500」は、シンプルなバイクの王道スタイルだが、ティアドロップ型タンクやスポーツスターをイメージさせるリアフェンダーなどが採用されていてハーレーっぽさ満載! 排気量500ccのミドルクラスでありながら、ハーレーらしい威風堂々とした存在感を発揮する。

軽量な車体と剛性の高いシャシー、中速トルクを重視したエンジンから生み出される乗り味が魅力だが、音色を変えるサウンドもポイント。アイドリングは心地よい低音、走行時は鼓動感のある野太いエキゾーストノートを発揮する。ちなみに試乗した伊勢カメラマンは、’70年代にイタリアのアエルマッキ社が生産するハーレーのSX125を所有していたことがあり、同じようなコンセプトを感じるんだとか。

「Xシリーズ」は、伝統を受け継ぎながら新しい試みを続けるハーレーのお家芸のひとつともいえるのだ。

足つきはよくないけどオフロードのようなライポジで、軽くて操作しやすい! アイドリングの低音は心地よく、走行中には音が変わってツインエンジンの野太いサウンドがいいね。スムーズで伸びのある加速感が気持ちいいし、ブレーキがスーパースポーツみたいにギクシャクしないから、低速でも扱いやすくてUターンしやすい。いざアクセルを開けると大型の頼もしい加速も楽しめるよ!

排気量500cc の水冷DOHC4ストローク4 バルブの並列2 気筒エンジンは、強い中速トルクを発揮するようチューニング。 6 速ミッション。

シート下右側にモノサスペンションを装備。ダイヤル式プリロードアジャスター付きで右側から調整可。

存在感を発揮する50mm の極太倒立フォークを装着。17 インチのアルミ製ホイールにMAXXIS 製Supermaxx STタイヤをセット。ダブルディスクのブレーキにはABSを装備。

ファイナルドライブにはチェーンを採用。シンプルなチェーンガード、トラス構造のナンバープレートホルダーをセット。

【スペック】
車体サイズ:全長×全幅×全高= 2135 × 875 × 1150mm
ホイールベース:1410mm
シート高:820mm
車重:208kg
エンジン:500cc(ボア69.0mm ×ストローク66.8mm)水冷4 ストローク直列2 気筒DOHC 4 バルブ(1 気筒あたり)
最高出力:48PS(35kW)/–rpm
最大トルク:46N・m(4.7kgf・m)/6000rpm
トランスミッション:6 段MT
燃費:–km/リッター
フロントタイヤサイズ:120/70ZR17
リアタイヤサイズ:160/60ZR17
価格:83 万9800 円

【問い合わせ】
ハーレーダビッドソン ジャパン〈お客様窓口〉
TEL0800-080-8080

※情報は取材当時のものです。

(出典/「Lightning 2024年1月号 Vol.357」)

この記事を書いた人
Lightning 編集部
この記事を書いた人

Lightning 編集部

アメリカンカルチャーマガジン

ファッション、クルマ、遊びなど、こだわる大人たちに向けたアメリカンカルチャーマガジン。縦横無尽なアンテナでピックアップしたスタイルを、遊び心あるページでお届けする。
SHARE:

Pick Up おすすめ記事

東洋エンタープライズが手がける「ゴールド」。高品質な素材選びに一切の妥協なし。

  • 2026.10.20

1965年に創業した日本屈指の老舗メーカー東洋エンタープライズ社が手がける〈ゴールド〉。同社が得意とするヴィンテージへの膨大な知見と技術力の高さを活かしつつも上質にモダナイズしたものづくりに定評がある。着用時のシルエットはもちろん、高品質な素材選びに一切の妥協をしないこと。それこそがシンプルな服に深...

メイド・イン・ノーサンプトンを貫く英国靴の筆頭「Crockett & Jones」のモノづくり

  • 2026.10.21

革靴の聖地であるノーサンプトンにて1879年に初声をあげた〈クロケット&ジョーンズ〉。英国靴を語る上で欠かすことのできない同ブランドのモノづくりの現場に足を運んだ。 一足の革靴に宿る147年の歴史と誇り 革靴産業の一大拠点として名を馳せる英国・ノーサンプトン。中世から靴職人が集まり、17世紀には軍用...

「BEORMA」140年の伝統を受け継ぐ、英国屈指のレザークラフト

  • 2026.10.21

英国トラッドを語るうえで欠かすことのできない存在がレザークラフトだ。140年の歴史とクラフトマンシップを受け継ぎ、現代のスタイルにも馴染む唯一無二のプロダクトを生み出す〈べオーマ〉は、その筆頭となりうる存在だ。 熟練職人の魂宿る伝統のレザークラフト 英国中部の小さな町・ウォルソール。革加工・馬具産業...

原毛から生地まで。一貫生産を守る英国生地の名門「ムーン」とは?

  • 2026.10.19

服を突き詰めていくと辿り着くのが生地。トラッド好きなら一度は耳にしたことがあるであろう英国の名門が「ムーン」だ。羊毛から紡績、染色、織布を一貫して行う英国最後の生地メーカーが誇る伝統のモノづくりに迫る。(写真は、生地の製造において重要な“織り”の工程。タテ糸とヨコ糸をゆっくりと交差させ、チェック柄が...

東京・入谷にできた靴づくりの新聖地「THE ZINE FOOTWEAR CLUB.」にメディア初潜入!

  • 2026.10.18

「ブラザーブリッジ」や「シュアブーツ」を手がける「ザ ジン フットウェア」。店舗と企画・縫製工場がひとつになったいわば“本拠地”を入谷に新設した。メディア初公開となる、その全貌に迫る。 メーカーでもあり店舗でもある新拠点 弊誌の読者であれば、おそらく「ブラザーブリッジ」という革靴ブランドはご存知であ...

Pick Up おすすめ記事

原毛から生地まで。一貫生産を守る英国生地の名門「ムーン」とは?

  • 2026.10.19

服を突き詰めていくと辿り着くのが生地。トラッド好きなら一度は耳にしたことがあるであろう英国の名門が「ムーン」だ。羊毛から紡績、染色、織布を一貫して行う英国最後の生地メーカーが誇る伝統のモノづくりに迫る。(写真は、生地の製造において重要な“織り”の工程。タテ糸とヨコ糸をゆっくりと交差させ、チェック柄が...

遊び心とヘビーデューティ! 「ジムマスター」のアウトドア&ミリタリー

  • 2026.10.18

ほどよく力の抜けたカジュアルウエアを展開するカナダ生まれの「ジムマスター」。その真骨頂は、実は骨太なアウトドア&ミリタリーにある。ヘビーデューティな機能美を日常着へと昇華させる秘訣は、「ジムマスター」らしいほんのすこしの遊び心! カラフルな配色の裏に確かな実用性あり! 【右】主役は厚手のボアジャケッ...

気鋭のアイウエアブランド「CUBITTS」が描く、クラシックとモダンの共鳴

  • 2026.10.19

18世紀から20世紀にかけて眼鏡産業の世界的な中心地であったものの戦後、衰退の一途を辿ったロンドン。この地で2013年に創業した「キュービッツ」は当時を彷彿とさせるクラシックスタイルをモダンに昇華させた独自の世界観を築く気鋭のブランドだ。 伝統と現代とを繋ぐアイウエアの研究所 「キュービッツ」は伝統...

世界最高峰のニットメーカー「JOHN SMEDLEY」が編むもの。

  • 2026.10.20

イングランド中部、リーミルズの自社工場で240年以上前からニットウエアを作り続ける〈ジョン スメドレー〉。1784年に創業した同ブランドが編んできた歴史と伝統が息づく場所で彼らが編むものとは。 240年の伝統と魂が息づくファクトリー 英国のトラッドブランドとして群を抜く歴史を持つのが〈ジョン スメド...

ガレージ、インテリア、リフォームまで! 趣味人のための、物件案内。

  • 2020.01.20

好きなものと暮らす、理想の城を手に入れよう。 家は、ただ暮らすためだけの場所じゃない。 どこに住むか、どんな空間にするか、そこで何を楽しむか。 ガレージハウスやアメリカンハウス、趣味部屋、インテリア、リノベーションまで、 「Lightning」ならではの視点で趣味人の理想の住まいを紹介する。

#PR