神戸で話題の、本場アメリカの雰囲気で楽しめるドーナツ店。

神戸の大通りから少し入ったところにオープンしたドーナツ店。アメリカで暮らしていたオーナーが、ドーナツを通してアメリカのライフスタイルを提供したいと始めた店だ。本場さながらの味をご堪能あれ。

カリフォルニアの風を感じる店。

元警察官の店長(左)と元イタリアンのシェフ(左)。左の元シェフがオーナーが思いつくドーナツを忠実にカタチにしている。「常に試行錯誤です」

一時期、アメリカの刑事ドラマにはまっていたことがある。警察署内の様子や車内での張り込みで、刑事が手にしているのは、いつもサンドイッチかドーナツだったように思う。

日本人にとってドーナツはおやつといっていい。しかし、アメリカ人にとっては朝食の定番で、全米各地にドーナツ店がかなりの店舗数存在する。しかも朝6時といった早朝からからオープンしている店も多く、ドーナツ=朝食であることはその点からもわかるだろう。

近年では、美味しく質の高いコーヒー店が増えたこともあり、その相棒としてドーナツを選ぶ人が多くなり、朝食としてだけでなく、時間を問わず食べられているようだ。

美容師でもある小野原祐輔さんは、若かりし頃、アメリカ好きだったこともあり、美容の勉強のためカルフォルニアに2年ほど暮らしていた。そこで体験したライフスタイルを、地元神戸で再現したいと、2017年にバーバー「THE CITY KOBE」をオープン。

さらに2021年、アメリカ人にとっての定番フードであるドーナツを通して、アメリカの文化を神戸で発信しするべく「THE CITY DONUTS & COFFEE」をオープンさせた。

お馴染みのエレクトリックサインボードをインテリアに使って空間のアクセントに。店名にあるようにドーナツに合わせたいコーヒーはもちろん、ドリンクメニューも充実しているので、ぜひチェックしてみよう!

アメリカのドーナツ文化に見習って、開店は朝8時から(5月から9時)。油ぎれがよくもちっと食感の生地は軽く、確かに朝食感覚で食べられるドーナツだ。日本人に合わせてか、本場より甘さ控えめにしているところも、食べやすい理由のひとつだろう。

カラフルで写真に撮りたくなるドーナツがラインナップ。クラシックグレーズなどシンプルな定番もののほかに、創作系がかなりユニーク。小野原さんが、こんなドーナツを作って欲しいと、2人のドーナツマンがカタチにするというのが、ここのスタイル。

「ドーナツ作りはみんな初めてだったので、最初はかなり試行錯誤しました。最近になってようやく安定したものを提供できるようになった気がします」

と小野原さんはいうが、ひっきりなしにお客さんが出入りをしている。目でも舌でも美味しいドーナツが食べられるという証拠だ。

アメリカの文化を発信することをコンセプトにしていることもあり、ハロウィンやクリスマスはもちろんのこと、セントパトリックデーやイースターといった、日本ではあまり馴染みのないイベントにも合わせたドーナツ作りにも力を入れている。レシピはその都度創作しているので、どんなドーナツが出来上がるかは、イベント時のお楽しみだ。ドーナツからアメリカンライフを始めてみない?

ショーケースには常に16種類ほどのドーナツを用意。定番ものの他に、ハロウィンやセントパトリックデーなど、アメリカで行われるイベントに合わせた限定ドーナツもあり、訪れるたびに新しいドーナツが!
マグカップやTシャツなどオリジナルグッズも用意。シンプルなデザインだから、使いやすいのがいい。星条旗をモチーフにしたロゴもなんともかわいらしい。マグカップ1650円
三角形の形をしたユニークな店内は、カリフォルニアスタイルのデザインで、まるでアメリカにいるかのよう。席数は決して多くないが、休日には常に満席状態。これからの季節は、こだわりのコーヒーと一緒にテイクアウトして公園などでゆっくりと食べるのもいいだろう

見た目にも味にもキュン! 人気ドーナツ8選。

カラフルで“映える” ドーナツは、若い女性客だけでなく、大人もキュンキュンしてしまう。そこで取材した日のラインナップの一部をご紹介!

1.メープルベーコン

アメリカでは甘いだけがドーナツじゃない! フレーク状にしたベーコンを低温で揚げて、メープルグレースをかけた当店のNo.1、2を争うほどの人気ドーナツ。甘いとしょっぱいが混じり合い、軽食にもぴったり。390円

2.フルーティシリアル

LAから輸入しているカラフルなシリアルをたっぷりとのせた見た目にもインパクトのあるドーナツ。シリアル自体は甘くないので、食べやすく食感も楽しい。キッズにも大人気。420円

3.クッキー&クリーム

クリームチーズとサワークリームを合わせた爽やかなクリームに、粗めに砕いたココアビスケットをトッピング。ふんわりとしたドーナツ生地とココアビスケットの食感が合わさって、とてもユニーク。クセになる味。390円

4.クラシックグレーズ

特製のグレーズ(シュガーシロップ)をかけたシンプルな定番ドーナツ。初めてこのお店のドーナツを食べるなら、まずはクラシックグレーズを食べておこう。本場のドーナツの味がわかるはず。320円

5.ストロベリーホイップ

果肉が入ったストリベーリーのコンフォチュールにたっぷりのクリームをサンドし、見るからに美味しそう。ストロベリーの甘酸っぱさがアクセントになってさっぱりした味わい。420円

6.チョコレートピスタチオ

あらゆるデザートに使われ、大人気のピスタチオをローストしてチョコレートにトッピング。チョコレートの風味とピスタチオならではの香ばしい風味は合わないわけがない。食べ応えもあり、いま注目株のドーナツ。390円

7.レモンラバー

レモンのグレーズの上に、砂糖で煮詰めたレモンピールとレモンスライスをトッピングした甘酸っぱいドーナツ。柑橘系ならではのすっきりとした食べやすさがクセになる。いろいろな食感を楽しめるのも面白い。390円

8.チョコホリック

ドーナツ生地に溶かしたチョコーレートをかけ、さらに砕いた板チョコレートをトッピングした、チョコーレート好きにはたまらない一品。板チョコ特有のコリッとした食感が楽しめるのもいい。390円

【DATA】
THE CITY DONUTS & COFFEE
兵庫県神戸市中央区山本通2-3-12
パレード北野1F TEL078-862-5454
営業/9:00~18:00
@ thecitydonuts

※情報は取材当時のものです。

(出典/「Lightning2023年5月号 Vol.349」)

この記事を書いた人
めぐミルク
この記事を書いた人

めぐミルク

手仕事大好きDIY女子

文房具、デザイン、ニッポンカルチャーなどのジャンルレスな雑誌編集を経てLightningへ。共通しているのはとにかくプロダクツが好きだということ。取材に行くたび、旅行するたびに欲しいものは即決で買ってしまうという散財グセがある。Lightningでは飲食、ハウジング、インテリアなどを担当。
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