1965年誕生。世代を超えて人気の、アーリーブロンコ。
本来悪路を駆け抜けるために生まれた四輪駆動車を、おしゃれに街で乗るという文化を作ったのは間違いなくアメリカであり、ブロンコは、ジープに対抗すべく、フォードが初めてリリースしたコンパクトSUVだ。
1965年8月、ジープ「CJ-5」やインターナショナル「スカウト」など、当時急成長を遂げていた4WD市場にフォードが満を持して投入され、1966年のデビューから10年以上大きなモデルチェンジをすることなく生産を続けたが、1978年に登場する2代目ブロンコは、F-150をベースとしたフルサイズSUVになってしまい、巨大化してしまう。
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そんな2代目と区別すべく、初代モデルは“アーリーブロンコ”の愛称で今でもファンが多い。撮影車両は’73年式の最上級グレード、レンジャーで、内装はシートも含めてオリジナルという希少な個体だ。
サイズは、長さ3863×幅1755×高さ1809㎜と後年サイズが大きくなっていったブロンコに比べて写真を見れば歴然、だいぶ小型である。それでいてエンジンはV型8気筒、排気量302cid(約5L)とパワフルな走りが魅力であった。
レンジャーはボディモールディングやクロームパーツを多用した高級グレードで、内装も専用の千鳥格子柄のシート生地やトリム類の多いドアパネルなどを有する。さらにこのクルマは本来ホワイトとなるルーフも新車時にオプションでボディ同色とし、さらにエンジンも初めからV8エンジンと3速ATとかなり贅沢。機関系を含めてしっかりとレストアされ、新車のように生まれ変わっている。
- サイズ:全長3863㎜×全幅1755㎜×全高1819㎜
- ホイールベース:2337㎜
- エンジン:水冷4ストロークV型8気筒
- 総排気量:4948㏄(302ci)
- トランスミッション:3速AT
- 駆動方式:パートタイム4WD
- ブレーキ:ディスク(フロント)、ドラム(リア)
- タイヤサイズ: 235/75-15(フロント&リア)
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