祝復活!フォードの元祖SUV「ブロンコ」の初期型“アーリーブロンコ”をおさらい!

24年ぶりの復活が発表されたフォードを代表するSUV「ブロンコ」。もちろん新型にも注目なのだが、やはりアメリカ車好きからすると、小型で可愛らしい目のようなライトの初期型“アーリーブロンコ”は時代を超えて愛すべき存在。それは日本だけでなく、アメリカでも同じ。カリフォルニアの街にはいまもたくさんのアーリーブロンコが走ってる。新型発売を機に、さらに注目度が高まっているアーリーブロンコについて、今一度振り返ってみよう。

1965年誕生。世代を超えて人気の、アーリーブロンコ。

【1976 FORD BRONCO】無骨なデザインの中に、どこか愛嬌のあるアーリーブロンコのスタイルは、時代を超えて人気が高い。V8搭載車なので、パワフルで非常に乗りやすい(取材協力:GARAGE弦巻 http://garage-tsurumaki.com)

本来悪路を駆け抜けるために生まれた四輪駆動車を、おしゃれに街で乗るという文化を作ったのは間違いなくアメリカであり、ブロンコは、ジープに対抗すべく、フォードが初めてリリースしたコンパクトSUVだ。

CJ-3Bの後継モデルとして’54年に登場するCJ-5は、ウイリス時代からカイザー時代にまたがって30年にも渡って製造されたベストセラーモデルだ
インターナショナル・スカウトは、アーリーブロンコと同様、ジープの対抗馬として生まれたので当然フルオープンモデルも存在。西海岸では根強い人気を誇る

1965年8月、ジープ「CJ-5」やインターナショナル「スカウト」など、当時急成長を遂げていた4WD市場にフォードが満を持して投入され、1966年のデビューから10年以上大きなモデルチェンジをすることなく生産を続けたが、1978年に登場する2代目ブロンコは、F-150をベースとしたフルサイズSUVになってしまい、巨大化してしまう。

▼ジープとの比較記事もおすすめ!

新旧アメリカン4WD「アーリーブロンコ」で洒落ていくか、「最新ジープ」でタフに決めるか?

新旧アメリカン4WD「アーリーブロンコ」で洒落ていくか、「最新ジープ」でタフに決めるか?

2023年02月21日

そんな2代目と区別すべく、初代モデルは“アーリーブロンコ”の愛称で今でもファンが多い。撮影車両は’73年式の最上級グレード、レンジャーで、内装はシートも含めてオリジナルという希少な個体だ。

全長はなんと4m以下と非常にコンパクト。モデルチェンジで2代目になるといきなり50㎝以上全長が伸びてしまうことからも、当時では珍しくコンパクトなクルマだったことが判る

サイズは、長さ3863×幅1755×高さ1809㎜と後年サイズが大きくなっていったブロンコに比べて写真を見れば歴然、だいぶ小型である。それでいてエンジンはV型8気筒、排気量302cid(約5L)とパワフルな走りが魅力であった。

左上:エンジンはV8の302ciで、3速ATの組み合わせとなる。補器類も含めてピカピカにリフレッシュされている 。右上:最上級グレードレンジャーのみに設定された千鳥格子のブルーシートはなんとオリジナル。トリム類も豪華。左下:当時のオプションでガソリンタンクを2つ備える。当然給油口も2つ並んでいる。右下:フロントフェンダーに備わる丸みを帯びたエンブレムがスクエアなデザインのボディによく映える

レンジャーはボディモールディングやクロームパーツを多用した高級グレードで、内装も専用の千鳥格子柄のシート生地やトリム類の多いドアパネルなどを有する。さらにこのクルマは本来ホワイトとなるルーフも新車時にオプションでボディ同色とし、さらにエンジンも初めからV8エンジンと3速ATとかなり贅沢。機関系を含めてしっかりとレストアされ、新車のように生まれ変わっている。

レンジャーのみ標準装備となるホイールキャップを備える。この車両は通常ホワイトとなるルーフもボディ同色でペイントされているが、新車時にオーダーしたスペシャルペイントであることが判明している
丸目二灯のヘッドライトがスクエアなボディに唯一優しさを与えている。この独特のフロントフェイスのファンも多い。ヘッドライトベゼルは凹凸のあるブロンコの象徴的ディテールだ
  • サイズ:全長3863㎜×全幅1755㎜×全高1819㎜
  • ホイールベース:2337㎜
  • エンジン:水冷4ストロークV型8気筒
  • 総排気量:4948㏄(302ci)
  • トランスミッション:3速AT
  • 駆動方式:パートタイム4WD
  • ブレーキ:ディスク(フロント)、ドラム(リア)
  • タイヤサイズ: 235/75-15(フロント&リア)
この記事を書いた人
Lightning 編集部
この記事を書いた人

Lightning 編集部

アメリカンカルチャーマガジン

ファッション、クルマ、遊びなど、こだわる大人たちに向けたアメリカンカルチャーマガジン。縦横無尽なアンテナでピックアップしたスタイルを、遊び心あるページでお届けする。
SHARE:

Pick Up おすすめ記事

HISTORY OF B.V.D. 着心地を追求した150年

  • 2026.10.20

1876年、ニューヨークで誕生したB.V.D.。風を通すゆったりとした肌着から、水着、街や休日を彩るシャツまで。その歩みを貫くのは、日々を心地よく過ごすための工夫だ。時代ごとの広告や製品を手がかりに、着心地を追求してきた150年をたどる。 HISTORY OF B.V.D. 1876年 ニューヨーク...

遊び心とヘビーデューティ! 「ジムマスター」のアウトドア&ミリタリー

  • 2026.10.18

ほどよく力の抜けたカジュアルウエアを展開するカナダ生まれの「ジムマスター」。その真骨頂は、実は骨太なアウトドア&ミリタリーにある。ヘビーデューティな機能美を日常着へと昇華させる秘訣は、「ジムマスター」らしいほんのすこしの遊び心! カラフルな配色の裏に確かな実用性あり! 【右】主役は厚手のボアジャケッ...

「BEORMA」140年の伝統を受け継ぐ、英国屈指のレザークラフト

  • 2026.10.21

英国トラッドを語るうえで欠かすことのできない存在がレザークラフトだ。140年の歴史とクラフトマンシップを受け継ぎ、現代のスタイルにも馴染む唯一無二のプロダクトを生み出す〈べオーマ〉は、その筆頭となりうる存在だ。 熟練職人の魂宿る伝統のレザークラフト 英国中部の小さな町・ウォルソール。革加工・馬具産業...

金子ノブアキが着る【REDKAP × FREAK’S STORE】

  • 2026.10.21

長い歴史を持つワークウエアブランド〈レッドキャップ〉と〈フリークス ストア〉のコラボアイテムを金子ノブアキが今の感覚で着こなす。年齢を重ねたからこそ楽しめる服のこと、ブランドが持つ哲学のこと、そしてこれから大切にしていきたいこと。45歳を迎えた金子さんに、ファッションと生き方について話を聞いた。 タ...

東洋エンタープライズが手がける「ゴールド」。高品質な素材選びに一切の妥協なし。

  • 2026.10.20

1965年に創業した日本屈指の老舗メーカー東洋エンタープライズ社が手がける〈ゴールド〉。同社が得意とするヴィンテージへの膨大な知見と技術力の高さを活かしつつも上質にモダナイズしたものづくりに定評がある。着用時のシルエットはもちろん、高品質な素材選びに一切の妥協をしないこと。それこそがシンプルな服に深...

Pick Up おすすめ記事

HISTORY OF B.V.D. 着心地を追求した150年

  • 2026.10.20

1876年、ニューヨークで誕生したB.V.D.。風を通すゆったりとした肌着から、水着、街や休日を彩るシャツまで。その歩みを貫くのは、日々を心地よく過ごすための工夫だ。時代ごとの広告や製品を手がかりに、着心地を追求してきた150年をたどる。 HISTORY OF B.V.D. 1876年 ニューヨーク...

東洋エンタープライズが手がける「ゴールド」。高品質な素材選びに一切の妥協なし。

  • 2026.10.20

1965年に創業した日本屈指の老舗メーカー東洋エンタープライズ社が手がける〈ゴールド〉。同社が得意とするヴィンテージへの膨大な知見と技術力の高さを活かしつつも上質にモダナイズしたものづくりに定評がある。着用時のシルエットはもちろん、高品質な素材選びに一切の妥協をしないこと。それこそがシンプルな服に深...

遊び心とヘビーデューティ! 「ジムマスター」のアウトドア&ミリタリー

  • 2026.10.18

ほどよく力の抜けたカジュアルウエアを展開するカナダ生まれの「ジムマスター」。その真骨頂は、実は骨太なアウトドア&ミリタリーにある。ヘビーデューティな機能美を日常着へと昇華させる秘訣は、「ジムマスター」らしいほんのすこしの遊び心! カラフルな配色の裏に確かな実用性あり! 【右】主役は厚手のボアジャケッ...

ヒートツイードとは? 軽くて薄くて暖かい、英国派に捧ぐ革命ツイード

  • 2026.10.26

〈トラディショナル ウェザーウェア〉が誇る人気シリーズ、ヒートツイード。英国ツイードのオーセンティックな雰囲気はそのままに、驚くほど軽く、保温性の高いオリジナル生地。一度味わうとやみつき間違いなし! 英国らしくも、軽くて暖かなツイード生地は現代的ヘビーデューティ素材の最適解である。 【コート】ブラン...

ガレージ、インテリア、リフォームまで! 趣味人のための、物件案内。

  • 2020.01.20

好きなものと暮らす、理想の城を手に入れよう。 家は、ただ暮らすためだけの場所じゃない。 どこに住むか、どんな空間にするか、そこで何を楽しむか。 ガレージハウスやアメリカンハウス、趣味部屋、インテリア、リノベーションまで、 「Lightning」ならではの視点で趣味人の理想の住まいを紹介する。

#PR