いずれはコイツで故郷まで帰ってみようかと……【1981 HONDA AMERICAN DAX】

バイクは男にとってただの移動の手段ではない。いつの時代も憧れの存在であり、ライフスタイルを引き立ててくれる相棒だ。今回は身の回りすべてに趣のある旧いものが大好きだという、骨董店に勤める松尾悠希さんの愛車をご紹介しよう。ネーミングの由来は、胴長短足の猟犬・ダックスフント。愛らしくも、頼もしい相棒となら長距離ツーリングも夢じゃない!

「ホンダ アメリカンダックス」の愛らしい見た目がお気に入り。

20190304_205

車載可能なレジャーバイクとして1969年に発売されたダックスホンダ(1995年に復刻された型式のみダックスが正式名称)。長いホイールベースに小柄で低重心の見た目から胴長短足の猟犬、ダックスフントが由来。

電車やバスなど、世界的にも類を見ない公共の交通網が発達した東京都内に住んでいても、やはり自由に動けるヴィークルは便利な道具。自転車、バイク、クルマなどによって、行動範囲も広がり、より充実したライフスタイルを送ることができるのは嬉しいことだ。

「人生初めてのバイクがこのダックスで、近所の脚としてはもちろん、時には勤務先の中央区まで走ることもあります。それだけでなく、バイクを通じて知り合った小型バイク乗りの友人たちとミニミニツーリングと題して、都内から伊豆まで走ったことも。いずれは、故郷の広島まで走ってみようかななんて、にわかに思っていますよ」

20190304_201
本来、車両側面部に設置される楕円形のケースの中に収納されるエアクリーナーだが、ボアアップとともにきのこ型のエアクリーナーを剥き出しで装着
20190304_202
アメリカンダックスの中でも限定車として販売されたアラベスクを模ったデカールは、オリジナルのまま

88㏄へとボアアップすることで、より快適な走りになった松尾さんのダックス。なによりもチョッパーハンドルにハイバックシートのアメリカンダックスの愛らしい見た目がお気に入りなのだとか。

「普通のダックスでも良かったんですけど、知り合いを通じてたまたま見つかったのが、このバイクだったんです。メッキボディにアラベスクのデカールは、当時、限定車として販売されていたオリジナル。修理してずっと乗り続けるつもりです」

20190304_203
ハイバックシートがアメリカ仕様
20190304_204
純正パーツが製造されていないリアショックは、タケガワ製を装備

お話を伺ったのは……骨董品店スタッフ・松尾悠希さん

服、インテリア、ヴィークルまで、ライフスタイルに根付いた身の回りのもの全て、趣のある旧いものをこよなく愛する松尾さん。長年愛用することで、愛着が沸くもの、特にお気に入りのバイクやクルマは一生ものだという。

(出典/「別冊LightningVol.198 ディア・マイ・モーターサイクル

この記事を書いた人
サカサモト
この記事を書いた人

サカサモト

アメカジ系動画ディレクター

Lightning、2nd、CLUTCH Magazineの公式YouTubeチャンネル「CLUTCHMAN TV」のディレクター。元Lightning副編集長ということもあり、クルマ、バイク、ミリタリーなど幅広い分野に精通。現在はもっぱら動画作成機材に夢中。ニックネームは、スキンヘッドにヒゲ面をいう「逆さ絵」のような顔に由来する。
SHARE:

Pick Up おすすめ記事

上品に纏うちょうどいい季節。大人の夏にちょうどいい「ORGUEIL」のシャツ

  • 2026.06.30

気温の上昇とともに、装いは軽く簡素になる。だからこそ求めたいのは、肩肘張らない大人の品格だ。クラシックをモダンに再構築したORGUEILのシャツが、大人の夏にちょうどいい存在感を放ってくれるはずだ。 Shawl Collar Denim Work Shirt 1930 年代に現存したアメリカンワーク...

王道のデニムセットアップはボトムスで差をつけろ!

  • 2026.06.30

昨今のアメカジブームのなかで、注目度が高まっている“デニムオンデニム”のセットアップスタイル。王道ももちろん良いが、一歩先を行きたいアメカジラバーはボトムスで差を付けてみるのはいかがだろうか。気鋭のブランド「アンバースレッズ」が展開するデニムセットアップはそんな望みを叶えてくれるに違いない。 Amb...

時とエイジングを刻む。VAGUE WATCH&Co. × CONSIGLIERE THE 1ST SPECIAL WATCH

  • 2026.07.02

時計は時間を刻むもの。本来の目的はそれで十分だが、「エイジングするものに囲まれて暮らしたい」という自称革ジャンの伝道師・モヒカン小川はベルトにもこだわる。そんな彼が愛用するヴァーグウォッチとシルバージュエリーブランド「コンシリエーレ」のコラボウォッチには毎日身につけた分のエイジングが刻まれている。 ...

夏の余白に、存在感を。大人メンズの夏スタイルに個性と奥行きを添えてくれるアイテムを紹介!

  • 2026.06.30

シンプルな装いだからこそ、アクセサリーや小物が着こなしの印象を大きく左右する夏。そんな季節にチャコールグリーンが提案するのは、物語とクラフトマンシップを宿した逸品たち。夏のスタイルに個性と奥行きを添えてくれるアイテムを紹介する。 手仕事が生む、本物の存在感 2002年に誕生したアティースは、「REL...

Pick Up おすすめ記事

上品に纏うちょうどいい季節。大人の夏にちょうどいい「ORGUEIL」のシャツ

  • 2026.06.30

気温の上昇とともに、装いは軽く簡素になる。だからこそ求めたいのは、肩肘張らない大人の品格だ。クラシックをモダンに再構築したORGUEILのシャツが、大人の夏にちょうどいい存在感を放ってくれるはずだ。 Shawl Collar Denim Work Shirt 1930 年代に現存したアメリカンワーク...

革とデニムの境界線を越える! デニムのように見えるけど実はコレ、革なんです。

  • 2026.07.02

前号でもお伝えしたが、天神ワークスの開発していた新しい革「リジットレザー」が完成し、この度、遂にレザージャケットとなって登場した。まずはこの写真を見てほしい。これは、天神ワークス代表の髙木さんが1カ月着込んだもの。このエイジング、まさにデニムじゃね? でも、レザーらしいエイジングも見え隠れする、唯一...

時とエイジングを刻む。VAGUE WATCH&Co. × CONSIGLIERE THE 1ST SPECIAL WATCH

  • 2026.07.02

時計は時間を刻むもの。本来の目的はそれで十分だが、「エイジングするものに囲まれて暮らしたい」という自称革ジャンの伝道師・モヒカン小川はベルトにもこだわる。そんな彼が愛用するヴァーグウォッチとシルバージュエリーブランド「コンシリエーレ」のコラボウォッチには毎日身につけた分のエイジングが刻まれている。 ...

初夏は、泥と大戦で。「STUDIO D’ARTISAN」2026SSの新作を紹介!

  • 2026.07.03

選ぶのは「泥染の開襟シャツ」か、「大戦モデル」か──。この初夏、気になるのは対照的な表情を持つ二つの新作だ。そのどちらにもステュディオ・ダ・ルチザンならではの、丁寧な作りと遊び心が息づいている。 奄美大島の伝統技法が生む、泥染ならではの深い表情に注目 奄美大島に古くから伝わる泥染は、テーチ木(シャリ...

「ファーストアローズ」創業30周年記念! 「JELADO」「RE-BUILT」とのコラボによる銀で彩った、贅沢なデニム。

  • 2026.06.29

日本屈指のシルバーアクセサリーブランド「ファーストアローズ」が創業30周年を記念して、これまでの集大成かつファンへの感謝の気持ちを込めて、「JELADO」と「RE-BUILT」とコラボしたスペシャルなデニムを制作。限定100本。節目の年に相応しいこだわりに満ちたデニムの詳細を大解剖! First A...