書類、名刺、レシートなどすべてデータ化 リモートワークの必需品 ScanSnap iX2500

Ankerの防犯カメラEufy Solar Wall Light Cam S120を使って、9カ月目のレポート

Ankerの防犯カメラEufy Solar Wall Light Cam S120の長期試用レポート。防犯カメラとして、センサーで感知したら短時間動画を撮って、クラウドに保存し、スマホに通知を送ってくれる。バッテリー内蔵で駆動し、上部のソーラーパネルで充電するが、不足した場合USB-Cで充電することもできる。9カ月使ってみて、どうだったか?

Eufy Solar Wall Light Cam S120はワイヤレスの防犯カメラとして、使えるのか?

Eufy Solar Wall Light Cam S120はワイヤレスの防犯カメラとして、使えるのか?

2025年10月17日

Eufy Solar Wall Light Cam S120
https://www.ankerjapan.com/products/t81a0?variant=44385151582369

玄関に設置してみた結果は良好

Ankerの防犯カメラEufy Solar Wall Light Cam S120を玄関に設置して9カ月使ってみた。この手の商品は、長期間実際に使わないと分からない。おそらくそういうレポートは多くの人の参考になるのではないかと思う。ちなみに、この商品定価は1万4990円だが、原稿執筆時点では1万1240円に割引されている。もしかしたら、遠からず後継機種が出るのかもしれない。

カメラに何か写ると通知が来るというのは便利。たとえば、家族がみんな外出した時に、誰が訪ねて来たのかわかる。

我が家の場合、多くの来客は、郵便や宅配便なので、何時ごろに誰が来たか分かるのは大変便利。

家に筆者しかいない場合、筆者の書斎は音楽をかけてたりするとインターホンに気付きにくいので、通知で気付いたりする。これも便利。

最初のうちは、道を通る人すべてに反応していて、大変面倒だったのだが、感知範囲を制限したら、戸を開けて入ってきた人だけを感知してくれるようになった。これは便利な機能だ。

もちろん、家族にも反応するので、私や妻が出入する時にも感知するのが面倒。

自分が家を出るとかならず10mほど歩いたところで通知が来るので、「あ、来た」と思って、通知を見なくなってしまった。私が出張している最中に妻が家を出入しても反応して通知が来るので、監視しているようで少し申し訳ないような気がしたりもする。

子供がいたりして出入が激しいと、そのたびに反応して面倒かもしれない。

新しいローカルストレージタイプのEufy eufyCam S330は、家の中にサーバ的な親機を置いておいて、そこでAIで画像解析して家族だったら通知を飛ばさない……というような設定が可能らしい。これなら、庭のような「家族は頻繁に通るけど、家族以外は通らない」というような場所にも設置しやすいことだろう。

Eufy eufyCam S330 2-Cam Kit
https://www.ankerjapan.com/products/t8871?variant=44629422899361

これも機会があったら試してみたい。

そうそうS120もそうだが、これらは動作するためには家にWi-Fiが届かなければならない。親機の位置、敷地の広さや形状によっては、Wi-Fiが届かず機能しない……ということがあるかもしれないので、ご注意を。

日陰で、バッテリーは3カ月ぐらいもつ

さて、もうひとつ気になってたのが電池の持ち。

筆者の家は玄関は北側なので、日当たりが悪い。

結論から言うと、ソーラーパネルだけでは充電しきれず、たまにバッテリーが切れる。

しかし、その場合は取り外してUSB-Cケーブルを繋いで充電すればOK。筆者の環境では3カ月に1回ぐらい充電が切れる。これは、どのぐらい陽が当たるか? どのぐらいの頻度で動作するか? によって異なるように思う。あくまで、筆者の状況では3カ月ということ。

下面のネジを外すと……。

ご覧のように取り外せる。そして、背面のゴムパッキン部分を外してUSB-Cで充電する。

まだまだ進化の余地はありそう

というわけで、9カ月間利用したインプレッションは非常に良好。

もちろん、以前レポートしたように『人が通る頻度』と『家族が通る頻度』のバランスが良くないと、効果的に使えないが、筆者の家の玄関に設置するのには良いように思う。

ちなみに、下の写真、筆者が泊まりがけで外出中に何度か黒服の人が家の前に立ってて、「いったいこれは何の人だろう……?」と思っていた。普通、我が家に黒服の人は訪ねて来ない。多くは郵便や宅配便の人だけだ。

翌日、帰宅すると、近所の飲食店の火事に対する謝罪文がポストに入っていた。それなりに、大きな火事だったらしく、近所に謝ってらっしゃったのだろう。

外出中にそういうのが見られるのは便利で安心だ。これで、インターホンのように会話もできれば「もう帰りますので、そこに置いておいて下さい」「明日の昼ならいます」とか話せてさらに便利だと思うのだが、それは技術的に難しいのだろうか?
(村上タクタ)

この記事を書いた人
村上タクタ
この記事を書いた人

村上タクタ

おせっかいデジタル案内人

「ThunderVolt」編集長。IT系メディア編集歴12年。USのiPhone発表会に呼ばれる数少ない日本人プレスのひとり。趣味の雑誌ひと筋で編集し続けて30年。バイク、ラジコン飛行機、海水魚とサンゴの飼育、園芸など、作った雑誌は600冊以上。
SHARE:

Pick Up おすすめ記事

レザーラバー必見! 革ジャン用に作られた薄手のスウェットをゲットせよ!

  • 2025.09.30

革ジャン専用のTシャツをリリースし、レザーラバーから絶大な支持を受けるブランド「ハイウェイナイン」。ライトニング別注の「Lightning Leather Lover Tシャツ」のボディにも使われているので、愛用している方も多いのでは? そんなハイウェイナインが、レザーラバーのために新たなアイテムを...

東洋エンタープライズがこれまでに培ったノウハウや知見の集大成「モダクト」と「タフナッツ」

  • 2025.09.19

「シュガーケーン」や「バズリクソンズ」など、ヴィンテージをベースとした生地やディテールの圧倒的な作り込みで知られる東洋エンタープライズ。そんな同社が手がけるブランド、「モダクト」と「タフナッツ」は、これまでに培ったノウハウや知見の集大成でありながらどんな日常のシーンでも使いやすい実用性を備える。映画...

シルバーをアートに変える、現代の錬金術師。

  • 2025.09.24

ネイティブアメリカンの伝統技法をベースに現代的なエッセンス、そして日本独自の繊細な美意識を加えることで唯一無二の世界観を紡ぎ出すFIRST ARROW’s。一片のシルバーの塊に命を吹き込むその様は まさに現代のアルケミスト(錬金術師)という表現が相応しい。これらの作品は貴方が身に付けることで完成する...

デニムにする? コーデュロイにする? エドウインのトラウザーズを軸に作る「シン・トラッドスタイル」

  • 2025.09.19

ジャパニーズアイビーのボトムスは、太ももから裾まで太さが一定のパイプドステムが主流であった。対してタック入りのトラウザーズは、1920年代に登場したといわれる、よりクラシックなボトムス。そんな旧きよきトラウザーズを軸に、いつものトラッドスタイルを刷新してみてはいかがだろうか。 【右】トラウザーズ2万...

Wranglerの走破性は本物か? オフロード体験会で徹底検証

  • 2025.10.03

筑波山の麓で開催されたジープのオフロード体験イベントは、ジープオーナーはもちろん、新規顧客にとってもジープの魅力を存分に感じられる特別な一日となった。専用のオフロードでラングラーならではの走破性を体感でき、オーナー同士の交流も見られた。今回は現地取材を通して、その模様と参加者のリアルな声をお届け。 ...

Pick Up おすすめ記事

東洋エンタープライズがこれまでに培ったノウハウや知見の集大成「モダクト」と「タフナッツ」

  • 2025.09.19

「シュガーケーン」や「バズリクソンズ」など、ヴィンテージをベースとした生地やディテールの圧倒的な作り込みで知られる東洋エンタープライズ。そんな同社が手がけるブランド、「モダクト」と「タフナッツ」は、これまでに培ったノウハウや知見の集大成でありながらどんな日常のシーンでも使いやすい実用性を備える。映画...

レザーラバー必見! 革ジャン用に作られた薄手のスウェットをゲットせよ!

  • 2025.09.30

革ジャン専用のTシャツをリリースし、レザーラバーから絶大な支持を受けるブランド「ハイウェイナイン」。ライトニング別注の「Lightning Leather Lover Tシャツ」のボディにも使われているので、愛用している方も多いのでは? そんなハイウェイナインが、レザーラバーのために新たなアイテムを...

シルバーをアートに変える、現代の錬金術師。

  • 2025.09.24

ネイティブアメリカンの伝統技法をベースに現代的なエッセンス、そして日本独自の繊細な美意識を加えることで唯一無二の世界観を紡ぎ出すFIRST ARROW’s。一片のシルバーの塊に命を吹き込むその様は まさに現代のアルケミスト(錬金術師)という表現が相応しい。これらの作品は貴方が身に付けることで完成する...

【BIG SMITH×2nd別注】米軍の名作バッグをデニムで再構築! 経年変化が楽しめるデニムのエプロンバッグ。

  • 2025.09.22

これまでに、有名ブランドから新進気鋭ブランドまで幅広いコラボレーションアイテムを完全受注生産で世に送り出してきた「2nd別注」。今回もまた、渾身の別注が完成! >>購入はこちらから! BIG SMITH × 2nd ワーカーズエプロンバッグ 1940年代のアメリカン・レッドクロス(米国赤十字社)が製...

デニムにする? コーデュロイにする? エドウインのトラウザーズを軸に作る「シン・トラッドスタイル」

  • 2025.09.19

ジャパニーズアイビーのボトムスは、太ももから裾まで太さが一定のパイプドステムが主流であった。対してタック入りのトラウザーズは、1920年代に登場したといわれる、よりクラシックなボトムス。そんな旧きよきトラウザーズを軸に、いつものトラッドスタイルを刷新してみてはいかがだろうか。 【右】トラウザーズ2万...