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『AirTagも入る小さい財布』は最後の財布なのかもしれない

abrAsusの大人気商品『小さい財布』に、AirTagの入るポケットが付いたバージョンが発売された。これで財布を紛失しても心配ない? 価格は1万7800円(税込)。

AirTagも入る小さい財布
https://superclassic.jp/products/31812710/

パンツの前ポケットに入れて邪魔にならない小ささ

筆者は長年、abrAsusの『薄い財布』もしくは『薄いマネークリップ』を使い続けている。

財布はお尻のポケットに入れる派なのだが、クルマの運転をすることも多いので、できるだけ薄くて邪魔にならないものが好ましいからだ。

薄いマネークリップは、小銭も入らないし、約5枚のカードと紙幣のみを入れるスタイルだ。持てるものをそぎ落とし、必要なものだけを持つというところにabrAsusの美学がある。ちなみに、小銭は『小さい小銭入れ』を別に持っている。

abrAsusには別ラインで『小さい財布』という商品があり、こちらは薄さよりコンパクトさを主眼に置いており、『ほぼカードサイズ』のところに、カード5枚と紙幣、コインを入れるというコンセプトになっている。

『小さい財布』は、主にパンツの前ポケットに入れることを想定しているのだと思う。邪魔かと思っていたのだが、今回試してみると、以外とすんなりと入れておくことができた。邪魔ではなかった。

すべてのものにAirTagは付けておきたい

というワケで単純に言えば、パンツの前ポケットに財布を入れる派の人のための『小さい財布』にAirTagが入るポケットが付いた……ということになる。

AirTagが入るポケットは隠しポケットのようになっており、探らない限りその存在には気付かないと思う。

AirTagを入れておけば、万が一紛失した際にも財布がどこにあるか分かる。財布に入れるなら、EufyのSmartTrack Cardという手もある。SmartTrack Cardの方は薄いが、こちらの方がよりコンパクトである。

ちなみに、筆者は、旅行に行く時には、スーツケース、メインのバッグ、手回り品を入れておくポーチ、カメラバッグ……のすべてにAirTagを入れている。さらに、クルマにも乗せてある。もちろん、MacBook Pro、iPhone、iPad、AirPods、Apple WatchなどのApple製品にも同様の仕組みはある。家族の位置情報も共有している。万が一に備えるというか、位置情報を把握しておきたいという感じだ。

財布を身に着けないなら、AirTagが必要

ところで、まだ財布は必要なのだろうか?

筆者はたいていの支払いはApple Watchに入れたSuicaで行う。理由はこれが一番素早いアクションで済むからだ。

支払いが高額になっても、たいていはApple WatchのiDかQUICPayで済む。PayPayやLINE Payにも多少のお金が入れてあるから、それを使うこともできる。

そして、どうしても必要な時に、現金で支払うことになる。筆者のニーズでいえば、コインパーキングが一番多いが、地方の宿や飲食店で唐突に必要になることがある。東京圏で暮らしていると、それ以外に現金が必要になることはあまりない。『現金のみ』というお店は、『どうしてもそのお店に行きたい』という場合以外には自然と行かなくなってしまう。

というワケで、現金はほとんど必要なくなっている。ただ、非接触カードで支払おうとするより、クレジットカードで支払った方がスムーズな場合もあるので(飲食店とか、数千円以上の支払いになると)クレジットカードは持っていたい。そして、現金も非常用として持ってはいたい。しかし、ポケットに入れておく必要があるのかは疑問。

筆者は近所の散歩(といっても10kmぐらい歩くことも多いのだけれど)以外では、バッグやポーチを持って歩くことが多いので、財布はそこに入っていればいいような気がする。

筆者は財布をなくしたことがないので、実はAirTagを入れる必要もあまりないのだが、それは常にポケットに入っているから。バッグやポーチに財布を入れたら「あれ? どこに入れたっけ?」となりそうなので、AirTagが入っていた方が良さそうだ。カードはもちろん、免許証なども入っているので、紛失すると大変困る。

『AirTagも入る小さい財布』をバッグに収納しておけばいい?

というわけで、基本はApple WatchとiPhoneで支払いは管理して、財布は『AirTagも入る小さい財布』にして、バッグに収納するという手はあるかもしれない。

しかし、となると『小さい』である必要があるのか? という問題はあるのだが。

(村上タクタ)

この記事を書いた人
村上タクタ
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村上タクタ

おせっかいデジタル案内人

「ThunderVolt」編集長。IT系メディア編集歴12年。USのiPhone発表会に呼ばれる数少ない日本人プレスのひとり。趣味の雑誌ひと筋で編集し続けて30年。バイク、ラジコン飛行機、海水魚とサンゴの飼育、園芸など、作った雑誌は600冊以上。
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