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Memeplexが、法人向け格安AI作画サービスを開始

数多くの絵を学習したAIを使って、言葉を入力することで絵を描かせられるという話は聞いたことがあると思う。世界各国のベンチャー企業がそんなサービスを立ち上げているが、Memeplexはそんな海外のサービスを日本語で活用できるサービス。今回、ビジネス向けに100万枚生成あたり50万円(1枚あたり0.5円)という格安のサービスをスタートした。

AIで画像が生成されるってどういうこと?

Memeplexは、ユビキタスエンターテイメント、GHELIAを起業した、エンジニアの清水亮さんが立ち上げた会社。清水さんは人工知能に早くから取り組んでおり、MemeplexではAIのコンシューマー化によってライフスタイルの変革を目指しているという。

数多くの画像をAIに認識させ、それが何の写真、もしくは絵なのかを言葉で教えていくと、逆に言葉から絵を生成することができるようになる。

たとえば「青い空と赤信号」という説明の付いた画像を何百万枚も学習すると、逆に「青い空と赤信号」という言葉から画像を生成できるようになるということだ。

その技術が発展し、現在、さまざまな特性を持つAIが公開されている。しかし、その多くは、英語で説明文を書かないと使えないし、いい感じの画像を生成するのにコツが要る。

コツが必要なことから、画像を生成するのに入力する言葉を『呪文』と言ったりするのだが、AIは用意されたデータセットの画像を学習していくので、その画像についている解説文に登場する文言を加えると、いい感じの画像を生成しやすくなる。

たとえば、カメラの名前や、レンズの名前を入れておくと、そのカメラで撮った画像の特性が反映されるとか、イラストレーターや画家、カメラマンの名前を入れると、その人の作品っぽくなるということだ。

簡単便利にAIを利用して絵が描けるMemeplex

そういったサービスを、コツ要らずで、ドロップダウン式の選択肢で、しかも日本語で利用できるようにしたのがMemeplexだ。

Memeplex
https://memeplex.app/

Googleアカウントで使うことができるので、筆者もちょっと使ってみた。

『青い戦闘機に乗った女の子』と書いて数分待つと以下のような画像が生成された。どんな画風にするか、どういう文言で説明すればいいのか、少しずつ変えて生成すれば、より思い通りの画像を作れるようになるようだ。

今回の発表は、このMemeplexをビジネス用に大量に使うためのプランが用意されたというもの。100万枚の画像を50万円(単価0.5円)で生成するとのこと。また、10万枚生成を8万円(単価0.8円)でお試しすることもできる。

申し込み・問い合わせ
https://memeplex.app/apiinquiry.html

大量にAI生成画像を使いたいシーンというのはどういう場合なのか、ちょっと分からないが、APIで提供するということなので、ウェブサービスとしても使えるということなのだろうか?

興味のある方は、ぜひ問い合わせてみて欲しい。

(村上タクタ)

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村上タクタ
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村上タクタ

おせっかいデジタル案内人

「ThunderVolt」編集長。IT系メディア編集歴12年。USのiPhone発表会に呼ばれる数少ない日本人プレスのひとり。趣味の雑誌ひと筋で編集し続けて30年。バイク、ラジコン飛行機、海水魚とサンゴの飼育、園芸など、作った雑誌は600冊以上。
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