買い物もフィーカも楽しめる「ガレリーアン」へようこそ!
1976年、ストックホルムに大きな変化と進化がありました。中心街のまるごと一本の道路をショッピングモールにしたのです。それが「Gallerian」(ガレリーアン)! どんな天気でも気にしなくていい! 「新鮮だなぁ」と思ったわたしの記憶も鮮明に残っています。全長260メートルで天井も高く、開放感を感じます。80年代、私がティーンエイジャーになってからは、ここで買い物するのが、いや、歩くだけでもカッコ良かったです。
ストックホルムの中心の通りのひとつとして有名なハムンガータン。そこに面してるエントランスから入ると、まずお花屋さんの「FLORÉ」が空間を彩ります。
お花と手作りのキャンドルが美しい。そして飾り方が素敵。 友達に、自分に…好きな方に買えるようにいろいろ揃っています。
お花、花瓶、キャンドルとキャンディと素敵なメッセージカード。感謝の気持ちを伝えたい方がいたら迷わずここですね。お花だけではなく、プラスワンを添えることができるから、感謝の気持ちがさらに深く伝わります。
ガレーリアンには、ジュエリー、化粧品、電化製品、子ども服、ランジェリー、スポーツウェア、有名チェーン店のブランド、そして両替所などもあります。
そして、いつでもフィーカしながらカップルや親子とおしゃべりしたり、大事な商談にもぴったりなカフェも並んでいます。コーヒーだけではなく、小腹が減っては商売の話ができないということで、スウェーデンならではのサンドイッチやチョコレートのお菓子も並びます。朝ごはんからディナーまで、悩んだらここ!
“北欧のスタバ”エスプレッソハウスでフィーカを楽しむ
スウェーデンをはじめ、北欧に行くと目を引くのは「ESPRESSO HOUSE」(エスプレッソハウス)。
自分の好みのコーヒーに出会えないなら自分たちで作っちゃえ! はい、そう考えたのが、創業者のチャールズさんとエリザベートさん。
1996年にスウェーデンのルンドで一号店をオープンしたエスプレッソハウスは、日本では見かけないカフェチェーンだけど、現在ではスウェーデン、ノルウェー、フィンランド、デンマークとドイツに500店舗を展開しています。雰囲気を大切にしながらも、一番のこだわりがクオリティとパッションで、クオリティ抜群の「スペシャリティコーヒー」を提供しています。
スペシャリティコーヒーとは、コーヒー豆にこだわり、「スペシャリティコーヒーアソシエーション」が審査をし、点数を付けることで名乗れるもの。1〜100のランクで80以上獲得しないとスペシャリティコーヒーとは呼べないけれど、エスプレッソハウスはもちろん、その基準を毎回超えてます。豆の栽培も良い環境で行われていることにも自信を待ってます。
コーヒーというと大人のイメージがありますが、エスプレッソハウスには子ども向けにもオススメがあります。現在人気なのがレインボー色のジュース。これは飲まないと損だ、と思いましたが、やはり売り切れでした。
そして、サンドイッチやチョコレート系のクッキーは見ているだけでも楽しい。
ココア、カカオ系のものがショーケースでキラキラとアピールしてます。
チャールズさんとエリザベートさんは、オープン当初はすべてのクッキーを自分たちの家で焼いてました。今でもベストセラーのクラッドカーカ、生チョコ感あふれるちょっぴり粘りのあるチョコレートケーキは、チャールズのお祖母さんのレシピらしいです。
ショッピングモール内の店舗では、テーブルとベンチも用意されていて、歩き疲れた脚を休ませながらコーヒーをいただく。地元の人みたいな感じでわくわくしますね!
ミュージアムショップにしかなかったIKEAアイテムをゲット
ぷらぷら歩いて、突き当たりはやはり……スウェーデンと言えばIKEA! せっかくスウェーデンまで行ったならば本店に行きたいところですけど、時間に限りがある方ならガレリーアンのなかのIKEAでお買い物してしっかりランチを楽しむのもいいかも!
そして朗報! 今年の9月から12月まで、ガレリーアンのIKEAで、「IKEAミュージアム」でしか会えなかった商品に出会えるんです。ミュージアムのあるIKEA本社はエルムフルトにあり、ストックホルムから列車で何時間も移動しなければいけない。でも今なら、IKEAと何度もコラボレーションをしたスウェーデンのデザインカンパニー「10-GRUPPEN」のものもここにあります。遠いエルムフルトとIKEAガレリーアンのポップアップストアでのみ購入できます!
「IKEAに行けや〜」と言いたいところですが(笑)、もちろんまだまだスウェーデンにはたくさんの魅力があります。
次回はスウェーデンのお菓子を紹介します! 乞うご期待。
撮影:黒澤義教