名門メーカーの金無垢ケースの黒文字盤に注目! |1940 LONGINES 35mmCALATRAVA

欲しいモデルを挙げたらキリがないヴィンテージウォッチ。モデルによってはその市場価格が急上昇する場合もあり、最近では世界的に投機の対象にもなっている。最近ではこれまで人気の低かった金無垢のドレスウォッチがここのところの金相場の上昇もあってか、注目を浴びている。そんな中からロンジンの1本を紹介する。

1940 LONGINES 35mm CALATRAVA

1940 LONGINES 35mm CALATRAVA 935,000円

近年は一部のスポーツモデルを除き、その価格上昇が鈍化。逆に盛り上がってきているので、人気の低かったドレス系の金無垢モデルだ。金相場がこれだけ上がっていることも無関係ではないだろう。

その中でも狙いたいのが、ブラックのミラーダイヤルである。1960年代の後半までのRolexのスポーツモデルで使われているが、様々なメーカーでブラックの文字盤が使われていた。視認性の問題からどこも数が少なく、文字盤のデザイン性やコンディションが大きく値段が変わる。今回ピックアップしたのは、様々な名機を生み出したLONGINESの金無垢カラトラバケースだ。

Cal.27という手巻きの自社製ムーブメントに、クラシックなアップライトのローマ数字を用いたミラーダイヤルが魅力。ケースは14金で裏蓋を二重にするなど、手間暇を惜しまないクラフトマンシップ溢れる作りに。スモールセコンドと美しいラインのカラトラバケースもマッチしているグッドデザインである。

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※情報は取材当時のものです。

(出典/「CLUTCH2023年11月号 Vol.93」)