通称“41カーキ”。1940年代初頭から米国陸軍に採用された定番トラウザーズ。

現代に於いて多くの人々に親しまれている定番ボトムスであるチノーズ。ミリタリーファンの間では通称“41カーキ”と呼ばれている軍用トラウザーズがそのルーツだ。そのマスターピースと言うべき往年のモデルをFULLCOUNTがリプロダクトしている。また新色であるブラウンも登場し、彩り豊かな4つのカラーラインナップも必見だ。

#1201 U.S ARMY CHINO 41 KHAKI

日本に於いてはチノパン(和製英語)と呼ばれ、米国など海外ではチノーズやカーキーズなどの名称で親しまれている定番ボトムス。そのルーツを掘り下げると1941年まで遡る。当時、孤立主義を掲げていた米国が第二次世界大戦に参戦した年でもある。その結果、米軍は機能的な軍服の開発に着手せざるを得ない状況となり、「M-41」と呼ばれる戦闘服を開発することとなる。これはジャケットやシャツと共にトラウザーズも展開され、このトラウザーズこそが、通称“41カーキ” と呼ばれるアイテムなのだ。

それまでのトラウザーズは乗馬パンツ型(ジョッパーパンツ)であったが、現在のパンツに近いデザインへと進化。股上が深く、ゆったりとした太めのシルエットが特徴だ。これはシャツと共に夏季用の制服兼戦闘服として第二次世界大戦初期に熱帯地帯にて使用され、その後、通称“43カーキ” や“45カーキ” といったディテールや縫製仕様が変更されたモデルへと移り変わっていく。

FULLCOUNTが展開する“41カーキ”は、ダブルステッチの巻き縫いとなり、サイドはスラッシュポケットで太目のシルエット。両玉縁のバックポケットは2㎜ 幅で雰囲気抜群の仕上がりに。また短繊維を徹底的に取り除き、光沢に優れた上質なコーマ糸を使用するチノ生地を用いており、ジーンズと同じく穿きこめば穿き込む程に生地の風合いも増し、ヴィンテージの生地感そのものに仕上がっていく。各¥23,980_

BROWN(NEW COLOR)

KHAKI
BROWN BEIGE
SAGE GREEN

【DATA】
FULLCOUNT Showrooming Store「111」
TEL06-4705-1108
https://fullcount-online.com

※情報は取材当時のものです。

(出典/「CLUTCH2023年8月号 Vol.92」)

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