フォトグラファーMaikoがオススメする、山あいの田舎町Ojai(オーハイ)
ロサンジェルスを拠点に、小さな体と重たいカメラで写真を撮り続けるフォトグラファーMaiko。実際にMaiko自身の足で訪れた、話題のスポットや立ち寄ってみたくなるようなショップを彼女の目線で切り取る。
「ロサンジェルスには何度も行ったことがあるけれど、観光も一通りしたし、気になるショップも行きつくしたなぁ……。」今回はそんな人におすすめの、Ojai(オーハイ)という地域をご紹介。
ロサンジェルスの中心部から北に1時間半ほどクルマを走らせると、Ojaiという小さな町がある。LA在住でも知らない人も多い、山あいの田舎町だ。自然が溢れ、ハイキングやサイクリング、乗馬などを楽しめる。ゆったりとした時間が流れ、のんびり過ごしたいというときにはぴったりの場所。それゆえアーティストが多く住む町でもある。
「導かれた人だけが訪れる」スピリチュアルな場所
かつて、Ojaiにはネイティブアメリカンが住んでいた。彼らの言葉で「月の谷」を意味するOjaiはパワースポットとしても知られており、スピリチュアルな雰囲気や何とも言えない不思議なパワーを肌で感じられる。「導かれた人だけが訪れる」と言われるOjai。Maiko自身、つい最近まで名前も知らなかったこの場所に、急に訪れる機会が増えたという。
Ojaiのヴィンテージマーケットへ【1】Sam Roberts LA
今回はOjaiで開かれたヴィンテージマーケットを訪れた。会場となったRancho Innは、外観はもちろんインテリアにもこだわったフォトジェニックなモーテル。Ojaiは小さな町ながら宿にも手を抜かない。ヴィンテージマーケットは、モーテル裏のプールサイドを中心に開催されていた。今回は10店舗が出店。そのうちのひとつはムック『ハットクラフトマン』でも紹介したSam Roberts LA。オーナーのJohnは、Ojaiにあるアトリエでヴィンテージハットをベースとしたリメイクを中心に行っている。
【2】アーティストYukiko
Sam Roberts LAのハットにビーズを施すのは、日本人アーティストのYukikoさん。彼女はオリジナルハンドメイドアクセサリーも展開しておりそちらも人気だ。
Maikoもギフト用に購入したブレスレット。藍染とアメリカのコインが不思議なほどにマッチしている。
‘70年代のグラスビーズと、エチオピア産のヴィンテージコインシルバーを使ったネックレス。
Johnは自宅にヴィンテージアイテムも多数ストックしており、ロサンジェルスのRose Bowl Flea Marketなどで販売している。
【3】Orenda Tribe
こちらは、親子でブースを構えるOrenda Tribe。
母はヴィンテージアイテムをリメイク中で、撮影中もずっと縫製していた。
あたたかみを感じるナチュラルテイストのネックレスはOrenda Tribeオリジナルアイテムだ。
娘のLilyは現役大学生。母の影響で15歳のときに早くもヴィンテージの世界にはまり、様々なアイテムを集め始めたそうだ。
Ojaiの空気のなかでのんびりと買い物を
小さなマーケットではあるが、たくさんのアイテムが所狭しと並んでいて、ヴィンテージ好きであれば楽しめること間違いなしだ。
●フォトグラファープロフィール
静岡県出身。都内の大学を卒業後、マスコミ関係の仕事に携わる。退社後、心機一転しフォトグラファーとしてハワイへ移住。仕事を通じて技術と語学力を身につけ、2015年に以前から憧れていたロサンジェルスへ。クリエイター集団Seven Bros. Picture所属(http://seven-bros.com)
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