LAから1時間半、スピリチュアルな田舎町Ojai編【フォトグラファーMaikoのLAガイド#24】

フォトグラファーMaikoがオススメする、山あいの田舎町Ojai(オーハイ)

ロサンジェルスを拠点に、小さな体と重たいカメラで写真を撮り続けるフォトグラファーMaiko。実際にMaiko自身の足で訪れた、話題のスポットや立ち寄ってみたくなるようなショップを彼女の目線で切り取る。
「ロサンジェルスには何度も行ったことがあるけれど、観光も一通りしたし、気になるショップも行きつくしたなぁ……。」今回はそんな人におすすめの、Ojai(オーハイ)という地域をご紹介。
ロサンジェルスの中心部から北に1時間半ほどクルマを走らせると、Ojaiという小さな町がある。LA在住でも知らない人も多い、山あいの田舎町だ。自然が溢れ、ハイキングやサイクリング、乗馬などを楽しめる。ゆったりとした時間が流れ、のんびり過ごしたいというときにはぴったりの場所。それゆえアーティストが多く住む町でもある。

「導かれた人だけが訪れる」スピリチュアルな場所

かつて、Ojaiにはネイティブアメリカンが住んでいた。彼らの言葉で「月の谷」を意味するOjaiはパワースポットとしても知られており、スピリチュアルな雰囲気や何とも言えない不思議なパワーを肌で感じられる。「導かれた人だけが訪れる」と言われるOjai。Maiko自身、つい最近まで名前も知らなかったこの場所に、急に訪れる機会が増えたという。
1

Ojaiのヴィンテージマーケットへ【1】Sam Roberts LA

今回はOjaiで開かれたヴィンテージマーケットを訪れた。会場となったRancho Innは、外観はもちろんインテリアにもこだわったフォトジェニックなモーテル。Ojaiは小さな町ながら宿にも手を抜かない。ヴィンテージマーケットは、モーテル裏のプールサイドを中心に開催されていた。今回は10店舗が出店。そのうちのひとつはムック『ハットクラフトマン』でも紹介したSam Roberts LA。オーナーのJohnは、Ojaiにあるアトリエでヴィンテージハットをベースとしたリメイクを中心に行っている。
2
3
4

【2】アーティストYukiko

Sam Roberts LAのハットにビーズを施すのは、日本人アーティストのYukikoさん。彼女はオリジナルハンドメイドアクセサリーも展開しておりそちらも人気だ。
5
6
Maikoもギフト用に購入したブレスレット。藍染とアメリカのコインが不思議なほどにマッチしている。
7
‘70年代のグラスビーズと、エチオピア産のヴィンテージコインシルバーを使ったネックレス。
Johnは自宅にヴィンテージアイテムも多数ストックしており、ロサンジェルスのRose Bowl Flea Marketなどで販売している。
8
9

【3】Orenda Tribe

こちらは、親子でブースを構えるOrenda Tribe
10
11
母はヴィンテージアイテムをリメイク中で、撮影中もずっと縫製していた。
12
あたたかみを感じるナチュラルテイストのネックレスはOrenda Tribeオリジナルアイテムだ。
13
娘のLilyは現役大学生。母の影響で15歳のときに早くもヴィンテージの世界にはまり、様々なアイテムを集め始めたそうだ。

Ojaiの空気のなかでのんびりと買い物を

小さなマーケットではあるが、たくさんのアイテムが所狭しと並んでいて、ヴィンテージ好きであれば楽しめること間違いなしだ。
14
15
16
17
●フォトグラファープロフィール
静岡県出身。都内の大学を卒業後、マスコミ関係の仕事に携わる。退社後、心機一転しフォトグラファーとしてハワイへ移住。仕事を通じて技術と語学力を身につけ、2015年に以前から憧れていたロサンジェルスへ。クリエイター集団Seven Bros. Picture所属(http://seven-bros.com

この記事を書いた人
CLUTCH Magazine 編集部
この記事を書いた人

CLUTCH Magazine 編集部

世界基準のカルチャーマガジン

日本と世界の架け橋として、国外での販路ももつスタイルカルチャーマガジン。本当に価値のあるモノ、海外記事を世界中から集めた、世界基準の魅力的コンテンツをお届けする。
SHARE:

Pick Up おすすめ記事

革ジャン職人が手掛ける、経年変化するレザーハット気にならない?

  • 2025.10.31

気鋭のレザーブランド「KLOOTCH」のレザーハットラインとしてスタートした「Brunel & Co.」独学のレザージャケット作りで磨いた革の感覚を、“帽子”という舞台で表現する──。自らの手仕事で理想の革を探求する職人が辿り着いた、新たなレザークラフトの到達点。 革ジャン職人の手が導く、生...

“黒のコロンビア”って知ってる? オンオフ自在に着回せる、アップデートされたコロンビアの名品を紹介!

  • 2025.10.21

電車や車といった快適な空間から、暑さや寒さにさらされる屋外へ。都市生活は日々、急激な気温差や天候の変化に直面している。実はその環境こそ、自然で磨かれた「コロンビア」の技術が生きる場だ。撥水性や通気性といったアウトドア由来の機能を街に最適化し「コロンビア ブラックレーベル」は、都市生活者の毎日を快適に...

「BILTBUCK」の2025年は新素材によって既存モデルを再解釈した革ジャンに注目だ!

  • 2025.11.03

伝統と革新を往来しながら、レザーの魅力を追求するビルトバック。2025年のコレクションは、オリジナルレシピで仕立てた渾身の新素材によって既存モデルを再解釈。質感と経年変化、レザーの本質的な美学を磨き上げ、洒脱な大人たち〈Hep Cats & High Rollers〉へ贈る、進化であり深化の...

宮城県大崎市の名セレクトショップ「ウルフパック」が選ぶ「FINE CREEK」の銘品革ジャン4選。

  • 2025.10.31

宮城県大崎市に、ファインクリークを愛してやまない男がいる。男の名は齊藤勝良。東北にその名を轟かす名セレクトショップ、ウルフパックのオーナーだ。ファインクリーク愛が高じて、ショップの2階をレザー専用フロアにしてしまったほど。齊藤さんが愛する、ファインクリークの銘品を見ていくことにしよう。 FINE C...

進化したSchottの定番、冬のレザースタイルはこれで決まり!

  • 2025.10.30

アメリカンライダースの象徴であるSchottが、原点回帰とも言える姿勢で“本気”を見せた。伝統のディテールに、現代的な技術と素材を融合。武骨でありながらも軽快、クラシカルでありながらも新しい。進化したSchottの定番が、冬のレザースタイルを再定義する。 668US SPECIAL HORSEHID...

Pick Up おすすめ記事

「BILTBUCK」の2025年は新素材によって既存モデルを再解釈した革ジャンに注目だ!

  • 2025.11.03

伝統と革新を往来しながら、レザーの魅力を追求するビルトバック。2025年のコレクションは、オリジナルレシピで仕立てた渾身の新素材によって既存モデルを再解釈。質感と経年変化、レザーの本質的な美学を磨き上げ、洒脱な大人たち〈Hep Cats & High Rollers〉へ贈る、進化であり深化の...

革ジャンの新機軸がここに。アメリカンでありながら細身でスタイリッシュな「FountainHead Leather」

  • 2025.10.31

群雄割拠の革ジャン業界において、カルト的な人気を誇り、独自のスタイルを貫くファウンテンヘッドレザー。アメリカンヘリテージをベースとしながらも、細身でスタイリッシュ、現代的な佇まいを見せる彼らのレザージャケットは、どこのカテゴリーにも属さない、まさに“唯我独尊”の存在感を放っている。 XI|シンプルな...

進化したSchottの定番、冬のレザースタイルはこれで決まり!

  • 2025.10.30

アメリカンライダースの象徴であるSchottが、原点回帰とも言える姿勢で“本気”を見せた。伝統のディテールに、現代的な技術と素材を融合。武骨でありながらも軽快、クラシカルでありながらも新しい。進化したSchottの定番が、冬のレザースタイルを再定義する。 668US SPECIAL HORSEHID...

宮城県大崎市の名セレクトショップ「ウルフパック」が選ぶ「FINE CREEK」の銘品革ジャン4選。

  • 2025.10.31

宮城県大崎市に、ファインクリークを愛してやまない男がいる。男の名は齊藤勝良。東北にその名を轟かす名セレクトショップ、ウルフパックのオーナーだ。ファインクリーク愛が高じて、ショップの2階をレザー専用フロアにしてしまったほど。齊藤さんが愛する、ファインクリークの銘品を見ていくことにしよう。 FINE C...

“黒のコロンビア”って知ってる? オンオフ自在に着回せる、アップデートされたコロンビアの名品を紹介!

  • 2025.10.21

電車や車といった快適な空間から、暑さや寒さにさらされる屋外へ。都市生活は日々、急激な気温差や天候の変化に直面している。実はその環境こそ、自然で磨かれた「コロンビア」の技術が生きる場だ。撥水性や通気性といったアウトドア由来の機能を街に最適化し「コロンビア ブラックレーベル」は、都市生活者の毎日を快適に...