オランダデニム紀行。Vol.2【欧州デニム最前線「Amsterdam Denim Days」レポート】

オランダがヨーロッパデニムの中心地になろうという動きを後押しする理由のひとつには、オランダ生まれのデニムブランドの存在がある。現在でも大小様々なデニムブランドが存在するオランダにおいて、もっとも世界的なブランドへと成長しているのが「G-Star Raw」の存在。同ブランドは1989年にオランダで誕生し、立体裁断を駆使した現代的なシルエットと生デニムにこだわることでその存在を確固たるモノにした。そんな彼らの総本山に表敬訪問。普段なかなか見ることができないG-Star Rawの内部を見てみよう。
巨大な本社社屋はクールでモダンな佇まい。この設計を担当したのはオランダ出身で世界的な建築家として知られるレム・コールハースというから驚く。社屋はコーポレートカラーであるグレーで統一される。中にはG-Star Rawの中枢があり、デザインからサンプル製作まで、すべてが自社内で行うことができる設備が整っている。
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本社エントランス横にはコーポレートカラーにカスタムされたLand Rover DifenderやCitroen 2CVが展示される。DifenderはLand Roverオランダとのコラボレーションモデルで実際に特別仕様車として販売もされる。ボディカラーだけでなく、随所に特別な仕様が施されている。
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社内は壁で仕切られることがなく、それぞれの部署が見渡せるスタイル。使っているデスク&チェアはすべてVitra社とコラボレーションしたジャン・プルーヴェデザイン。レム・コールハースのデザインとの相性の良さはいうまでもない。
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本社にあるアーカイブルームには欧米のヴィンテージウエア33,000点をストックし、ワークやミリタリーなど、カテゴリーごとに分類されて保管されている。デザイナーは自由にここに出入りすることができるので、デザインソースとして実物を手に取って見ることが可能。現在でも素材やデザインにヴィンテージウエアがモチーフになることも多いという。
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生地のデザインや仕様のアイデアに資料として使われるヴィンテージの生地見本も多数ストックする。配色や素材感など、ヴィンテージならではの風合いをモチーフに新たなる生地へと発想力を高めるためにも必要な資料である。

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