レンガ壁がキャンバスに! 世界のファッション都市を彩る“サインボード・アート”って?

  • 2021.11.01  2016.04.04

ファッションウィークに展示会への参加、取材に……と、何かと海外出張の多いCLUTCH Magazine編集部。ニューヨーク、パリ、ロンドン、フィレンツェ、ロサンジェルス、はたまた天津まで、スケジュールが許す限り足を延ばしてきた。その度に、クラッチ的な琴線に触れる何かを収穫し、胸いっぱい、データいっぱい(そしてトランクもいっぱい)にして日本へと帰ってくるのだ。
都市によって街の表情は様々だ。違いを生む要素を挙げるとキリがないが、その中で我々は、“サインボード・アート”の存在に注目した。サインボードとは、つまるところ看板である。特に手描きによるものには、サインペインターの感性が大きく反映される点から芸術性が高く、近年その価値が見直されている。アナログ的な手法だからこそ生まれる温かみに魅了される人は多く、最近では日本でも感度の高いカフェやショップ、ヘアサロンなどで目にするようになった。 昨夏、CLUTCH BOOKSの第3弾として発売した「サインボード・アート」は、フォトグラファーや編集部が思いがけず巡り合った(あるいは探し歩いた)サインボード・アートの数々を、約150ページにわたり紹介している。
サインボード-1-1200
サインボード-2-1200
サインボード-3-1200
サインボード-4-1200
▲目玉は、世界各国で活躍するサインペインターを紹介する「Sign Painter’s File」。実際にアトリエやギャラリーを訪ね、作品を見せてもらいながら彼らの世界観を覗かせてもらった。誌面で見られるサインペインターは総勢8名。是非とも彼らの凄味を、誌面を通して感じてほしい。
何かを訴求するため、告知するために生まれてきたサインアートは、少しでも道行く人々の印象に残るために人の目を引きやすい場所が選ばれ、デザインやフォントにも工夫がなされている。金箔とペイントを使い、ガラスなどに描く“ゴールド・リーフ”という表現はよく知られているが、レンガ壁を利用した“ブリックウォール・サイン”も海外ではよく見られる。時間をかけて雨風にさらされたがゆえのエイジングが、退廃的な雰囲気を醸し出し、これがなかなか格好良い。今回は、ページ数の関係で惜しくも誌面では紹介できなかったブリックウォール・サインをご覧いただこう。
サインボード-5-1200
サインボード-6-1200
サインボード-7-1200
サインボード-8-1200
サインボード-9-1200
サインボード-10-1200
街を歩いているだけで出会えるサインボードは、一番身近なアートだ。わざわざ入場料を払って美術館に行かなくとも触れられる、それこそがサインボード・アートの魅力のひとつだろう。気に留めず歩き去ってしまってはもったいない。旅行先で。住み慣れた町で。文字という限られた素材を駆使して生まれたアートの世界を堪能していただきたい。

LiLiCo

昭和45年女

人生を自分から楽しくするプロフェッショナル

LiLiCo

松島親方

CLUTCH Magazine, Lightning, 2nd(セカンド)

買い物番長

松島親方

モヒカン小川

Lightning, CLUTCH Magazine

革ジャンの伝道師

モヒカン小川

ランボルギーニ三浦

Lightning, CLUTCH Magazine

ヴィンテージ古着の目利き

ランボルギーニ三浦

ラーメン小池

Lightning

アメリカンカルチャー仕事人

ラーメン小池

上田カズキ

2nd(セカンド)

アメリカントラッド命

上田カズキ

パピー高野

2nd(セカンド)

断然革靴派

パピー高野

村上タクタ

ThunderVolt

おせっかいデジタル案内人

村上タクタ

竹部吉晃

昭和40年男, 昭和45年女

ビートルデイズな編集長

竹部吉晃

清水茂樹

趣味の文具箱

編集長兼文具バカ

清水茂樹

中川原 勝也

Dig-it

民俗と地域文化の案内人

中川原 勝也

金丸公貴

昭和50年男

スタンダードな昭和49年男

金丸公貴

岡部隆志

英国在住ファッション特派員

岡部隆志

おすぎ村

2nd(セカンド), Lightning, CLUTCH Magazine

ブランドディレクター

おすぎ村

2nd 編集部

2nd(セカンド)

休日服を楽しむためのマガジン

2nd 編集部

CLUTCH Magazine 編集部

CLUTCH Magazine

世界基準のカルチャーマガジン

CLUTCH Magazine 編集部

趣味の文具箱 編集部

趣味の文具箱

文房具の魅力を伝える季刊誌

趣味の文具箱 編集部

タンデムスタイル編集部

Dig-it

初心者にも優しいバイクの指南書

タンデムスタイル編集部

CLUB HARLEY 編集部

Dig-it, CLUB HARLEY

ハーレー好きのためのマガジン

CLUB HARLEY 編集部

昭和40年男 編集部

昭和40年男

1965年生まれの男たちのバイブル

昭和40年男 編集部

昭和45年女 編集部

昭和45年女

“昭和カルチャー”偏愛雑誌女子版

昭和45年女 編集部

昭和50年男 編集部

昭和50年男

昭和50年生まれの男性向け年齢限定マガジン

昭和50年男 編集部