リボンベルトなのに重厚感があって上品、このミックス感が堪らない!

2nd編集部が気になるアイテムを紹介する連載企画。今回は「指先の乾燥がなかなか治らない。『グッチ』、『ジョンロブ』などの名だたるブランドのローファーを撮影で100足近く触ったからだと思う。革靴好きとしては嬉しい悲鳴です(笑)」と語るみなみ188がお届け。

「べオーマ」のリボンベルト

最近、自分が惹かれるモノについてひとつの“癖”が見つかりました。

例えば「イタリアのファクトリーで仕立てたアメリカンなブレザー」とか、「アメリカのブランドが作った英国的なカントリーシューズ」とか……。各国に様々なスタイルがあるなかで、国境を越えてそれぞれの良いところがミックスされたプロダクトにグッと来るんです。「それどこのブランド?」と聞かれて答えた時に相手が驚くのが快感で(笑)。

そんな僕の心にブッ刺さったのがこの「べオーマ」のリボンベルト。

リボンベルトといえば、プレッピースタイルの代表的なベルトで、カラフルな配色のボーダーや良い意味でのチープさが売り。そんなプレッピーアイテムを英国の由緒正しきレザーブランド「べオーマ」が作ったのだからこれは1本取られました!

同ブランドについて簡単におさらいすると、140年以上の歴史を誇った英国の某レザーカンパニーが2022年末に廃業した際、彼らを支えた腕利きの職人が集結して始動したレザーブランド。

明るすぎない落ち着きのある配色に加え、レザー部分はブランドのアイコンともいえるイングリッシュブライドルレザーを採用。リボンベルトらしからぬ程よい重厚感を携えた唯一無二の1本は、春のカジュアルスタイルにピッタリです。どの色にするか迷うな〜。1万2100円(グリフィンインターナショナルTEL03-5754-3561)

(出典/「2nd 2025年6月号 Vol.212」)

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みなみ188
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みなみ188

ヤングTRADマン

1998年生まれ、兵庫県育ちの関西人。前職はスポーツ紙記者で身長は188cm(25歳になってようやく成長が止まった)。小中高とサッカーに熱中し、私服もほぼジャージだったが、大学時代に某アメトラブランドの販売員のアルバイトを始めたことでファッションに興味を持つように。雑誌やSNS、街中でイケてるコーディネイトを見た時に喜びを感じる。元々はドレスファッションが好みだったが、編集部に入ってからは様々なスタイルに触れるなかで自分らしいスタイルを模索中。
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