実在したヴィンテージカーゴから作った、テーパードシルエットの“シン”軍パン。

裾に向かってテーパードしたあまり見かけないシルエットの軍パン。ドレスパンツのような腰回りの設計やフロントの1タックなど、軍パンとしては希少なディテールを有するパンツなのだが、実はこれは米軍の実在したカーゴパンツをモチーフとしている。

極端に太いワタリと裾に向かったテーパードシルエット、ブーツ着用時に足を引っ掛けるためのゴムストラップ、両玉縁&ジッパーという希少なディテールを備え、米軍の山岳部隊用に支給されたものだという。ミルスペックを確認すると1942年の表記。ごく限られた部隊のためのパンツのため、ヴィンテージ市場でも見かけることはかなり少ない。

米軍のカーゴパンツというと、M-65やM-51のほか、近年だと寒冷地用のオーバーパンツなども人気だが、いずれも共通するのは裾にドローコードを付属したドカンとしたワイドストレート。しかし、このヴィンテージはテーパードシルエット。これを見た時に、実在したヴィンテージをモチーフにしつつも、これまでに見たことのない新しいカーゴパンツを作れるのではないかと沸き立った。

アーミーツイル × 2nd ワイドテーパード マウンテンカーゴトラウザーズ

FRONT
BACK

早速、相談を持ちかけたのは【アーミーツイル】。かつてフランス軍のモーターサイクルパンツをサンプリングして作った別注で大好評を収めた実績を見込んで、タッグを組むことに。

早速、デザイナーの多田氏と協議を重ね、このパンツのユニークな点と不要なディテールを洗い出した。

フロントのポケットジッパーや膝部分のダブルニー、足元のゴムストラップ、サスペンダーボタンなどは割愛。太すぎるワタリやヒップ周りも少し削ることでアップデートし、現代で求められるワイドテーパードへと進化させることができた。

アーミーツイルのブランド説明記事はこちら

また、編集部でも好評だったのがカラバリとして追加したブラック。ブラックのカーゴパンツというと、市場には少々モノ作りが簡易的なパンツが多く、大人が履きたいと思えるものが少ないということで、サンプル制作をお願いしたのだが、これが実に良い出来映え。白T1枚で合わせることもできるし、シャツを羽織っても様になる。落ち着いた大人のカーゴパンツといった佇まいだ。

紺ブレと革靴にオリーブドラブを合わせてミリタリートラッドな装い、あるいは白トップスと合わせてブラックを穿けば落ち着いたモノトーンミリタリーに。ただ、太いだけではないテーパードシルエットは、既存のカーゴパンツの武骨一辺倒のイメージを覆してくれるはずだ。この新しい軍パンのカタチ、ぜひチャレンジしてみて欲しい。

購入はこちらから!

【ポイント①】なんとフロントポケットが両玉縁!

バックポケットではよく見かける両玉縁が、ハの字のフロントポケットとして鎮座する。

【ポイント②】上品なフラップポケット形状。

曲線的なデザインのフラップのほか、背中側のウエストバンドに配置した大きなベルトループも特徴的。

【ポイント③】1インタックの自然なゆったり感。

タックはひとつ、それもインタックなので品のある佇まいに。ワイドストレートの軍パンにはない自然なゆったり感。

【ポイント④】トリムで丁寧に裾を始末。

ヘリンボーンテープで裾の始末を行ったことで、よりスッキリとした足元のシルエットを実現した。

【ポイント⑤】サンプリングした軍パンは何とも希少な山岳部隊用。

ごく限られた期間に、少数の山岳部隊に支給されたというヴィンテージを元に、本別注アイテムは企画された。1940年代特有の半円タロンや、コンマーなど、ヴィンテージ好きなら興奮が止まらないディテール満載の1本だ。

ウエスト周りはさながらスラックスなどのトラウザーにも似た仕立てで、縫製ピッチなども細かく、コントラクターとして表記のある「JOSEPH H. COHEN & SONS」の技術力の高さが伺える。

実はイタリア軍などヨーロッパでも似たようなデザインの軍パンが存在するが、この個体は正真正銘、米軍のヴィンテージ。一見するとユーロヴィンテージのような風格を感じさせるところもファッション好きならソソられるポイントのひとつだろう。

購入はこちらから!

【サイズ】
M (ウエスト83cm、股下73cm、わたり39.5cm、裾口幅21.5cm)
L (ウエスト88cm、股下74cm、わたり41cm、裾口幅22cm)

【購入期間】
2023年8月31日(木)12:00〜2023年10月12日(木)19:00

【配送時期】
2024年2月中旬頃予定
※製作都合によりお届けが遅れる場合があります。あらかじめご了承ください。

この記事を書いた人
2nd 編集部
この記事を書いた人

2nd 編集部

休日服を楽しむためのマガジン

もっと休日服を楽しみたい! そんなコンセプトをもとに身近でリアルなオトナのファッションを提案しています。トラッド、アイビー、アメカジ、ミリタリー、古着にアウトドア、カジュアルスタイルの楽しみ方をウンチクたっぷりにお届けします。
SHARE:

Pick Up おすすめ記事

時間を重ねて、ヴィンテージになる。「RAGGY CLOTHING」の何年先も、格好いいと思える服

  • 2026.10.02

時代が変わっても、色褪せない格好よさがある。「ラギークロージング」が大切にするのは、流行に左右されない普遍的さ。アメリカンカジュアルの王道を、いまの時代に自然に着られる1着へと仕立てる。 旧きよき服を現代の日常に アメリカンカジュアルの王道を見つめながら、現代の日常に馴染む服を作る「ラギークロージン...

名作[ハリケーントップ]誕生から40周年! 「CHUMS」の「ハローウェア」が再登場

  • 2026.09.23

「チャムス」の名作[ハリケーントップ]の誕生から40年を迎える今年、「ハローウェア」が再登場する。そのコレクションを紹介する前に、まずはブランドが歩んできた歴史を紐解いていこう。これまでの歩みを知れば、「ハローウェア」をもっと楽しめるはずだ。 ハロー、懐かしくて新しいチャムス サングラスを川に落とさ...

TRUE SWEATWEAR, MADE IN JAPAN. “未来のヴィンテージ”となる究極のスウェット。

  • 2026.09.29

スウェットやTシャツを中心に、高品質なプロダクトを創り続けるジャパンブランド「RIDING HIGH」。生地や糸より前の“綿”から開発するなど、徹底的なモノづくりの姿勢は国内外で高い評価を獲得している。そんな彼らが生み出すプロダクトは、すべてメイド・イン・ジャパンである。 [caption id="...

歴史に残る空軍服を、いま再び。機能美が息づく「中田商店」のモーガンメンフィスベル

  • 2026.10.02

メンフィス・ベル号の機長、ロバート・K・モーガン氏との交流から始まったモーガンメンフィスベルは第二次世界大戦期の空を支えたフライトウエアを現代に蘇らせる中田商店のオリジナルブランド。極限の環境で求められた機能と、色褪せない完成されたデザインが魅力の航空服を紹介する。 R.A.F. Irvin She...

2ndとEDWIN両チームの世代の異なる4人が集結! EDWINと考えるトラッド学

  • 2026.09.15

本誌でも何度も紹介してきたEDWINのコンセプトショップ限定アイテムは、普遍的なデザインとそのクオリティの高さから2ndが理想とするトラッドスタイルともばっちりハマる。今回は初の試みとして、2ndとEDWIN両チームの世代の異なる4名で“EDWINで作るトラッド”を考えてみた。 20代らしくアクティ...

Pick Up おすすめ記事

ガレージ、インテリア、リフォームまで! 趣味人のための、物件案内。

  • 2020.01.20

好きなものと暮らす、理想の城を手に入れよう。 家は、ただ暮らすためだけの場所じゃない。 どこに住むか、どんな空間にするか、そこで何を楽しむか。 ガレージハウスやアメリカンハウス、趣味部屋、インテリア、リノベーションまで、 「Lightning」ならではの視点で趣味人の理想の住まいを紹介する。

#PR

今季ワードローブに加えたいアイテムを厳選紹介! 「EIGHT-G」で秋支度。

  • 2026.10.04

秋の装いが楽しくなる季節。ミリタリーやワークといったアメリカ由来の実用服をベースに、素材やディテールへこだわりを詰め込んだエイトジーの新作から今季のワードローブに加えたいアイテムをピックアップ。 (右)ジャケット110,000円(TMJ2615)、シャツ23,100円(8LS-81)、ジーンズ24,...

本格派でコスパも優れる「Amber Threads」のライトアウターで秋を始めよう!

  • 2026.10.05

古着店「DOSTYLE」を運営する「ドラマ」が手がける気鋭のアメカジブランド「Amber Threads」。“トレンドとヴィンテージを融合したアメカジスタイル”を掲げる同ブランドはバリエーション豊かなライトアウターを展開する。ヴィンテージをベースとした本格派でありながらコストパフォーマンスにも優れる...

毎日に、最良の定番。B.V.D.の「GOLD」は昔ながらの良さと、いま欲しいバランスを兼ね備えたTシャツ

  • 2026.09.16

長く愛されてきた定番には、変わらない理由がある。B.V.D.の「GOLD」もそのひとつ。肌着として培ってきた心地よさをそのままに、今の気分で一枚でも着られるリラックスフィットが加わった。昔ながらの良さと、いま欲しいバランス。その両方を備えた、新しい定番のかたちを見ていこう。 変わらない着心地にゆとり...

TRUE SWEATWEAR, MADE IN JAPAN. “未来のヴィンテージ”となる究極のスウェット。

  • 2026.09.29

スウェットやTシャツを中心に、高品質なプロダクトを創り続けるジャパンブランド「RIDING HIGH」。生地や糸より前の“綿”から開発するなど、徹底的なモノづくりの姿勢は国内外で高い評価を獲得している。そんな彼らが生み出すプロダクトは、すべてメイド・イン・ジャパンである。 [caption id="...