1.ババグーリのテープカッター
日常生活に根付いたアイテムのわりに、無頓着に選びがちなデスク周りの雑貨たち。特にオフィス感の強いものが主流のテープカッターにあって、こちらは男心をくすぐる重厚感が嬉しい一作。岩手県が誇る伝統工芸品・南部鉄で作ることにより、長年愛用できる丈夫さと使用時の安定感を獲得。この武骨さが男のデスクによく馴染む。※テープは別売り1万9800円(ババグーリ本店 03-3820-8825)
2.平田印刷の活版印刷名刺
活版印刷歴50数年の職人の父と話好きの母、そして活版印刷歴20数年の息子が心を込めて一枚一枚印刷する、平田印刷の活版印刷名刺。こだわりの強い業界人からの信頼も厚いことで知られる。仕上がりは、通常のもの、高級感のある “浮き出し加工”、押しが強く立体感が楽しめるタイプの3種類。また通販も可能なので、遠方の方もご安心を。名刺は初回片面1色6500円~(平田印刷 03-3714-0641)
3.カヴェコのボールペン
大人の文房具選びにおいてペンは重要だ。文字を手書きする機会が減ったこの時代だからこそ、自分に合ったペンを持つことはひとつの贅沢といえる。伝統的なスタイルと機能性を兼ね備えたアルスポーツローラーボールアルミは、アルミ素材を削り出したスポーツシリーズモデル。独特な光沢や素材感を楽しめるよう、表面処理を施していないので経年変化も楽しめる。8250円(プリコ 06-6443-0039)
4.スマイソンのノート
ロイヤルワラントを3つ所持する同社において、大定番は1908年に誕生したパナマノート。こちらはより大判のソーホーノートだ。製本法は1890年以降ほぼ変わらず、上質なラムスキンのカバーは丈夫でしなやか。内側には薄く軽いフェザーウェイトペーパーも使われており、“世界初の実用的かつ携帯できるノートブック”は伊達じゃない。3万250円(ヴァルカナイズ・ロンドン 03-5464-5255)
5.ブラックウィングの鉛筆
グラミー、オスカー賞受賞作家やピューリッツァー賞受賞者をはじめとしたクリエイターたちに愛され、その創作表現を支えてきた鉛(縁)の下の力持ち。世界最高の芯と木材で作られる同社の鉛筆シリーズの中でも、もっとも柔らかな芯である“ソフト”を採用したMATTEは定番中の定番。黒消しゴム付きで1箱12本入り。1ダース4224円(エス・アイザックス商会 0120-654-664)
※情報は取材当時のものです。現在取り扱っていない場合があります。
(出典:「2nd 2022年9月号 vol.186」)
Photo/Norihito Suzuki Styling/Shogo Yoshimura Text/Tommy