隠れた傑作ファッションアイテムのヒントは、業界人のリピ買いにあり!

これまでに何度も買い続けてきたアイテムで、2021年も買い足した(=リピート買いした)傑作をご紹介。何度も買うものだからそんなに派手なものではないけれど、本当の傑作を知る一番の近道であることは間違いない。

1.【リピ買い3回目】MANY MORNINGSのソックス|「スマート クロージング ストア」店長・姫野賢次さん

メニーモーニングスは、ポーランドの靴下専業メーカー。「同じデザインテーマだけど左右が違う柄でおもしろい。偉人とかスポーツとかモチーフはいろいろ」各1760円

フェローズは、2021年に30周年を迎えた。スマートクロージングストアは、2022年で30周年。いま、アニバーサリー企画が進行中だ

【問い合わせ】
スマート クロージング ストア
TEL03-3406-0012

2.【リピ買い3回目】Lifewearのコットンタートル|「ニート」デザイナー・西野大士さん

今年だけで8枚買い足し、7色くらいを使いまわしているという西野さんのライフワークに欠かせない一枚。「USA メイドにも関わらず3000円代で買えるコスパの高さが素晴らしいですね。レイヤード好きには堪らないアイテムです」

にしのやを主催する一方で、パンツ専業ブラ ンド「NEAT」のディレクターを務める。地元、 淡路島で独自テイストのお店を画策中

3.【リピ買い6回目】SUNKAKKEのPAPER|「フィルメランジェ」ディレクター・関口文也さん

9月に買って、これで6枚目。「縫製の運針がとても細かくてドレスの仕立てだけど、カジュアルにも着られる。気分でサイズ感を変えたりしながら、買い足してきました」3万800円

1986年、神奈川生まれ。2018年、フィルメランジェディレクターに就任。衣服を着ることの意味や喜びを追求したものづくりを志向

【問い合わせ】
三角形
TELなし
www.sunkakke.jp

4.【リピ買い4回目】OUTDOOR RESEARCHのマスク|「アイビー&ネイビー」オーナー・小野雅之さん

「昨年、様々なブランドからマスクが発売されましたが、デザイン重視で在庫生地の使いまわしがほとんど。一方これはしっかりと研究開発されて仕様にも拘っており、安心して着用できます。1つ潰れてしまったので、また買い足します」

店名の通り、アイビーとネイビー(ミリタリ ー)を組み合わせたスタイルを提案する、本誌でもお馴染みの名物オーナー

5.【リピ買い10回目】アンティークのオクトゴナルの皿|「ウティ」デザイナー・宇多悠也さん

20代の頃からフランス現地でコツコツと買い集めているアンティーク皿。1840年にできた老舗陶器メーカーである。「特に八角形の皿が大好きで、覚えていないくらいリピートしています。実際に料理を置きやすし、バリエーションも豊富」

1981年生まれ。山口県出身。有名デニムブランドやセレクトショップのディレクターなどを経て、2016年に自身のブランドをスタート

6.【リピ買い3回目】CROWNのダンスシューズ|「ウールリッチ」マーケティング・鈴琢磨さん

しっかりと足先の感覚を掴みやすい英国製のダンスシューズ。「主にクルマのドライビングシューズとして履いているのですが、気分は馬に乗る英国貴族です(笑)」1 万1000円

大手広告代理店を経て商社へ。その後、趣味のクルマを仕事にしたいとクルマ業界に転身。現在再びファッション業界にて辣腕を振るう

※情報は取材当時のものです。現在取り扱っていない場合があります。

(出典/「2nd 2022年2月号 Vol.179」)