貴重なバックナンバーとともに昭和カルチャーを追体験
JR池袋駅西武口、または東口から5分ほど歩いた先にあるジュンク堂書店池袋本店は、売場面積2001坪を誇る大型書店である。同店の正面入り口から雑誌コーナーを右方向へ進んでいくと、「昭和タイムトンネル~『昭和40年男』『昭和50年男』バックナンバーフェア」の看板が見えてくる。そこに『昭和40年男』『昭和50年男』のバックナンバーが陳列されている。『アクションヒーローのように』『俺たちのお笑い黄金時代』『俺たちの読書史』等々、今となっては貴重な号もある。その付近にそれぞれの号の特集に紐付いたさまざまな関連書籍が置かれているのが、このフェアの特筆すべき点。
昭和100年という節目の年ということで、各所で昭和を回顧する企画が行われているが、昭和を物語る出来事、今はなきモノや文化は何なのかを書店の案内で、書籍を通して知ることができる、なんとも凝った展開に驚かされる。このコーナーは、まさに昭和タイムトンネルの入り口といえるだろう。ノスタルジックな気分に浸りながらも、新たな昭和の一面を発見できるかもしれない。
今回のフェアでは、編集部のレコメンド本がコメントとともに紹介されているのも見所だ。ここで、編集部のレコメンド本を一部紹介したい。
『昭和40年男』編集部レコメンド本
「苦役列車」新潮社 / 著者:西村 賢太
同世代、同郷、元少年ファイターズという共通で親近感をもっている芥川賞作家。もはやどれを読んでどれを読んでいないのか、よく把握できていませんが、とりあえず代表作からどうぞ。(昭和40年男/編集長 竹部)
「夏への扉」 早川書房 / 著者:ロバート・A・ハインライン
僕らは、いくつになってもタイムトラベルを夢見てる世代なのです。(昭和40年男/編集部 久保田)
「東京レコード散歩」 東京ニュース通信社 / 著者:鈴木啓之
おまけはわたしが編集した本です。東京を舞台にした昭和の歌謡曲を実際に著者がご当地を散歩して紹介しています。変わりゆく東京で昭和の痕跡を探しながら散歩するお供に。(昭和40年男/編集長 竹部)
「昭和タイムトンネル~『昭和40年男』『昭和50年男』バックナンバーフェア~」は、6月1日(日)20:00まで開催中。興味のある方はぜひ足をお運びください。
バックナンバーフェア詳細
場所:ジュンク堂書店 池袋本店(〒171-0022 東京都豊島区南池袋2-15-5)
開催日程:2025年04月28日(月) 10:00 ~ 2025年06月01日(日)20:00
Webサイト:https://honto.jp/store/news/detail_041000114474.html?shgcd=HB300
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