アメリカンカルチャーを体現できる「VANSON(バンソン)」と「ED HARDY(エド・ハーディー)」のウエアに注目せよ。

モーターサイクルカルチャーの台頭とともに、レザーウエアを中心にアメリカでその地位を確立したバンソンレザースと、クラシックタトゥーアーティストのレジェンドであるエド・ハーディーのアートワークを落とし込んだウエアから新作が登場。どちらもアメリカンカルチャーをたっぷりと感じる仕上がりで、この秋にコーディネイトにプラスしたい。

“SKULL&BORN”が象徴する、ブランド50周年目の「VANSON」の存在感。

1974年に米国マサチューセッツ州にて創業し、モーターサイクルのレザージャケット市場でその名を知らしめた名門ブランドであるバンソンレザースは、今年50周年を迎える。日本では1990年代初頭にトレンドとなったバイカーテイストの“ハードアメカジ”スタイルにて、スカル&ボーンが大流行。あの頃に夢中になったモチーフは、今も変わらず存在感を放つ。

VANSON 50周年記念モデル別珍ボンバージャケット [ NVJK-2405 / 3万3000円 ]

ハードアメカジ世代であればお馴染みであるモチーフのスカル&ボーン。密に打ち込まれた刺繍を別珍素材のボディに落とし込んでおり、存在感のあるデザインは50周年目を迎えた現在も健在。これからの季節に最適な一着だ。

“50周年記念モデル”には特別な「ドッグタグ」が付属!

1974年のブランド誕生から数えて今年、創立50周年という節目を迎えたバンソンレザース。今季展開される“50周年記念モデル”には、アニバーサリーイヤーを印象付ける「ドッグタグ」がセットになってリリースされているぞ!

VANSON 50周年記念モデル裏毛フロントジップパーカー [ NVSZ-2411 / 2万900円 ]

光を浴びると煌びやかに輝くラインストーンを使い、バンソンの定番であるスカル&ボーンのモチーフを裏毛起毛が施されたパーカーにデコレーション。華やかさと無骨さという相反する要素を巧みにミックスしている意欲作だ。

VANSON50周年記念モデル天竺ロングTEE [ NVLT-2423 /1万2100円 ]

うねりながら燃え上がる炎をモチーフとしたフレイムパターンを抜染プリントにて落とし込んだロングTEE。左胸や背面に施されたブランド名などの刺繍には、さがら刺繍や3Dウレタン刺繍、チェーン刺繍などを贅沢に使い分けているのが特徴だ。

VANSON50周年記念モデル ボンディングライダース [ NVSZ-2415 / 2万2000円 ]

表側はサテン、裏側はフリースとなったボンディング加工の生地を使用した、シングルタイプのライダースジャケット。全5色展開されており、背面にはそれぞれカラーリングに合わせたデザインを刺繍で表現している。

伝説的タトゥーアーティストが放つロック感溢れる「ED HARDY」のアートワーク。

2005年に創立したロサンジェルス発のストリートファッションブランド。伝説的なタトゥーアーティストで知られるドン・エド・ハーディーのアートワークをモチーフに、ロックテイスト溢れるデザインで人気を博す存在だ。

リバーシブルスカジャン [ EDH-2413 / 3万5200円 ]

一人一人異なるデザインを彫るカスタムスタイルを取り入れることで、タトゥーシーンに旋風を巻き起こしたタトゥーアーティストであるドン・エド・ハーディー。彼の描いた千変万化のアートワークを表面は刺繍、裏面はプリントで表現する。

リバーシブルスカジャン [ EDH-2414 / 3万2780円 ]

袖のサテン生地を切り替えしたオーソドックスなラグランスリーブデザインのスカジャン。ブラック×エクリュ(生成り)とブラック×ピンクのリバーシブル仕様となっており、それぞれの面で異なるドン・エド・ハーディーのアートワークが刺繍される。

RIB付きロングTEE [ EDH-2402 / 1万780円 ]

ドン・エド・ハーディーらしい、自由な発想とエンターテイメント性を重視した、独自の世界観を持つアートワークをロングTEEにデザイン。変幻自在な光が輝く深淵なる銀河を彷彿させるような、ダイナミックなブリーチ加工のボディカラーも新鮮。

RIB付きロングTEE [ EDH-2404 / 1万780円 ]

1972年にドン・エド・ハーディーがカリフォルニア州サンディエゴにタトゥーショップを開いたときにデザインした「LOVE KILLS SLOWLY」のタトゥー。彼を代表するプロダクトイメージというタトゥーデザインを刺繍にて落としこんだ。

天竺ロングTEE [ EDH-2401 / 1万4080円 ]

ドン・エド・ハーディーの作風は、現代アート風にアレンジされたアールヌーヴォー調のデザインや、日本の入れ墨に用いられるデザイン・彫師技術を取り入れている。彼の多彩なタトゥーデザインを全面に刺繍で散りばめた豪華な一着。

裏毛フロントジップパーカー [ EDH-2406 / 2万6180円 ]

伝説的なタトゥーアーティストとして知られるドン・エド・ハーディーのシグネチャーブランドらしく、そのデザインはクラシカルなアメリカンタトゥーを芸術の領域まで高めたタトゥーデザインが特徴。この洗練された図案が魅力的である。

【DATA】
ネバーマインド
TEL03-3829-2130
https://never-mind.biz

(出典/「Lightning 2024年11月号 Vol.367」)

この記事を書いた人
Lightning 編集部
この記事を書いた人

Lightning 編集部

アメリカンカルチャーマガジン

ファッション、クルマ、遊びなど、こだわる大人たちに向けたアメリカンカルチャーマガジン。縦横無尽なアンテナでピックアップしたスタイルを、遊び心あるページでお届けする。
SHARE:

Pick Up おすすめ記事

進化と伝統、どちらもここに。「L.L.Bean」のアウトドアと日常の垣根を超える名品たち。

  • 2025.10.17

100年以上にわたり、アウトドアと日常の垣根を越える名品を生み続けてきた「エル・エル・ビーン」。誠実なモノづくりと顧客への真摯な姿勢は、現代まで脈々と受け継がれている。伝統を守りながらも進化を恐れない、その精神こそが、今も世界中の人々を魅了し続ける理由だ。 愛される理由は機能美とその誠実さ 100年...

【J.PRESS×2nd別注】こんなイラスト、二度と出会えない。 著名イラストレーターとのコラボスウェット。

  • 2025.10.21

これまでに、有名ブランドから新進気鋭ブランドまで幅広いコラボレーションアイテムを完全受注生産で世に送り出してきた「2nd別注」。今回もまた、渾身の別注が完成! >>購入はこちらから! 【J.PRESS×2nd】プリントスウェットシャツ【AaronChang】 アメリカにある優秀な8つの大学を総称して...

いつものトラッドがこんなにも新鮮に!ジャパンデニムの雄エドウインが提案する、クラシックな黒

  • 2025.10.18

“黒”という色はモードファッションとの結びつきが強い。故にトラッドスタイルとの親和性は低いように思われる。しかし、エドウインの提案する“黒”は実にクラシックである。 クラシックなトラウザーズが黒とトラッドを身近にする ブレザー、ボタンダウンシャツ、スラックス……。アメリカントラッドを象徴するアイテム...

“黒のコロンビア”って知ってる? オンオフ自在に着回せる、アップデートされたコロンビアの名品を紹介!

  • 2025.10.21

電車や車といった快適な空間から、暑さや寒さにさらされる屋外へ。都市生活は日々、急激な気温差や天候の変化に直面している。実はその環境こそ、自然で磨かれた「コロンビア」の技術が生きる場だ。撥水性や通気性といったアウトドア由来の機能を街に最適化し「コロンビア ブラックレーベル」は、都市生活者の毎日を快適に...

2nd

良質な素材感とシルエットが美しい、東洋エンタープライズが展開する「ゴールド」。

  • 2025.10.17

東洋エンタープライズが展開する「ゴールド」。白黒の世界で際立つ良質な素材感とシルエットをご堪能あれ。 質感、シルエット、美しいミリタリー&ワークウエア 米軍同様のへビーナイロンツイルを使ったMA-1。軽量性・保温性・防寒性を備えたクライマシールドの中綿でスペックは現代的だが、エイジング加工によってヴ...

Pick Up おすすめ記事

2nd

良質な素材感とシルエットが美しい、東洋エンタープライズが展開する「ゴールド」。

  • 2025.10.17

東洋エンタープライズが展開する「ゴールド」。白黒の世界で際立つ良質な素材感とシルエットをご堪能あれ。 質感、シルエット、美しいミリタリー&ワークウエア 米軍同様のへビーナイロンツイルを使ったMA-1。軽量性・保温性・防寒性を備えたクライマシールドの中綿でスペックは現代的だが、エイジング加工によってヴ...

【土井縫工所×2nd別注】日本屈指のシャツファクトリーが作る、アメトラ王道のボタンダウンシャツ発売!

  • 2025.10.07

これまでに、有名ブランドから新進気鋭ブランドまで幅広いコラボレーションアイテムを完全受注生産で世に送り出してきた「2nd別注」。今回もまた、渾身の別注が完成! >>購入はこちらから! トラッド派には欠かせない6つボタンのBDシャツ「6ボタン アイビーズB.D.シャツ」 アメリカントラッドを象徴するア...

“黒のコロンビア”って知ってる? オンオフ自在に着回せる、アップデートされたコロンビアの名品を紹介!

  • 2025.10.21

電車や車といった快適な空間から、暑さや寒さにさらされる屋外へ。都市生活は日々、急激な気温差や天候の変化に直面している。実はその環境こそ、自然で磨かれた「コロンビア」の技術が生きる場だ。撥水性や通気性といったアウトドア由来の機能を街に最適化し「コロンビア ブラックレーベル」は、都市生活者の毎日を快適に...

【J.PRESS×2nd別注】こんなイラスト、二度と出会えない。 著名イラストレーターとのコラボスウェット。

  • 2025.10.21

これまでに、有名ブランドから新進気鋭ブランドまで幅広いコラボレーションアイテムを完全受注生産で世に送り出してきた「2nd別注」。今回もまた、渾身の別注が完成! >>購入はこちらから! 【J.PRESS×2nd】プリントスウェットシャツ【AaronChang】 アメリカにある優秀な8つの大学を総称して...

いつものトラッドがこんなにも新鮮に!ジャパンデニムの雄エドウインが提案する、クラシックな黒

  • 2025.10.18

“黒”という色はモードファッションとの結びつきが強い。故にトラッドスタイルとの親和性は低いように思われる。しかし、エドウインの提案する“黒”は実にクラシックである。 クラシックなトラウザーズが黒とトラッドを身近にする ブレザー、ボタンダウンシャツ、スラックス……。アメリカントラッドを象徴するアイテム...