【あの人のこだわりキャンプギア⑨】実践で使い勝手を検証し、選び抜かれた精鋭たち。|「ザ・ノース・フェイス」プレス・鰐渕 航さん

スタイルのある人は、いったいどんなアウトドアライフを送っているのか? 気になる実態を知るべくファッション業界で活躍する人を中心に、私物のギアを見せてもらった。

今回は本格的なアウトドアアイテムも展開している『ザ・ノース・フェイス』のプレス、鰐渕 航さんが、これまで数多くのアウトドア体験から使いこなしてきたお墨付きアイテムを5品紹介してくれた。

「ザ・ノース・フェイス」プレス・鰐渕 航さん|山登りやキャンプ、バックカントリースノーボードなど、シーズンを通してあらゆるアウトドアアクティビティへと傾倒する鰐渕さん。使用する道具も自身で使い倒してきたリアリティのあるモノばかり

1.クッカー

キャンプ好きの父親から譲り受けた名もなきクッカー。

「ブランド名はわかりませんが、子供の頃に父に連れて行ってもらったキャンプでも使っていたものなので、20数年近く前のものです。サイズがちょうどよくて、バーナーだけじゃなく直接焚き火に突っ込んだりとラフに使っています」

2.モーラナイフのキャンピングアックス、エルドリス ネックナイフキット

スウェーデンの生活ナイフと言われているモーラナイフ。

「ハンドアックス は薪割り用。木製も好きですが、軽くて便利なのでバックパックで行くキャンプなどで重宝しています。ナイフは基本的にマストアイテムなのですが、実際にこのナイフで火起こしから料理までやっています」

3.ザ・ノース・フェイスのファイヤーフライベスト

難燃素材を使用したベストは収納ポケットも多く道具入れとしても活躍。

「ギアポケットがたくさん装備されているので、ナイフやマッチなど、小分けにして収納できる便利なベストです。難燃素材なので焚き火をするにしても化繊ウエアを守ってくれるので重宝しています」

4.モノラルの焚き火台とキンコのレザーグローブ

コンパクトかつ軽量な焚き火台とディアスキンのグローブ。

「軽さを考えたらこの焚き火台に行き着きました。日本製なので作りもしっかりしています。別売りの五徳を付ければ、鍋やクッカー、さらに網を乗せれば網焼きもできます。1人~2人にちょうどよいサイズですね」

5.ゴムボーイのシルキー

知り合いの大工から教わったというゴムボーイのノコギリ。

「斧では力のいる薪割りなど、このノコギリを使って簡単に細かくすることができます。本職の大工から教わったものなので軽くて使いやすく、とにかく切れ味が凄い。DIYでも使えて、ホームセンターでも買えます」

(出典/別冊Lightning Vol.229「キャンプの本」)