あのスターの履いてたスニーカーや革靴が欲しい! アメリカンヒーローに近づく第一歩は足元から。

ライフスタイルの指針のひとつとして憧れてきたアメリカンヒーロー。そんなアメリカンヒーローへ少しでも近づきたい、同じものを身に着けたいと思うのならばまずは彼らが履いているシューズに注目してほしい。足元には彼らのこだわりが詰まっているはずだから。

絵を描く際はハイカットのバッシューを好んで履いた〈キース・へリング〉。

作品を描く際はハイカットのバッシュが多かったキース・へリング。足首がホールドされているほうが大きなキャンバスに向かって描きやすかったのだろうか。中でもよく見られたのがアディダス・フォーラムハイ。ナイキ・エアジョーダン1もよく履いていた。

キース・へリングが履いていたのは銀×白でペイントと汚れがつきまくった足元がカッコ良かった。銀×黒も人気モデル(スキット東京吉祥寺店提供)

初の〈デニス・ロッドマン〉モデルはコンバース【オールスターバイブ】。

派手なルックスや奔放な私生活など悪童伝説に事欠かないロッドマンだが、NBA屈指のリバウンダーでありジョーダンに匹敵する人気のレジェンド。初期の頃はナイキを愛用していたが’97年からコンバースと契約。こちらはロッドマンモデルとして発売された最初のモデル。

ロッドマンのタトゥーをイメージしデザインしたというオールスターバイブ。’98年にはオールスターD ロッドをリリース。(スキット東京吉祥寺店提供)

〈スパイク・リー〉等多くのレジェンドが愛用した神様〈マイケル・ジョーダン〉のマスターピース。

著名人にもファンが多いエアジョーダンの1stモデル。NBA好きで知られる映画監督スパイク・リーもそのひとり。長編処女作『シーズ・ガッタ・ハヴ・イット』で自身が演じた主人公もAJ1を愛用。スパイク・リーは後にナイキCMに起用され本人と共演を果たした。

1984年に登場した神様マイケル・ジョーダンのシグネチャー初代モデル。白×赤×黒はブルズカラーで、赤×黒を履くとNBAから罰金が科せられたとか(スキット東京吉祥寺店提供)

【プーマスウェード】は〈ビースティ・ボーイズ〉を媒介にストリートのアイコンとなる。

元々’80年代からブレイクダンサーやグラフィティライター間で履かれていたプーマスウェードだが、’92年にビースティボーイズ『チェック・ユア・ヘッド』でキング・アドロックが履いたことからストリート人気が爆発。ブランドを代表する名作に。

クライドと酷似するが、クライドはNBA殿堂入りのウォルト・フレイジャーのシグネチャーモデルで、そこから派生したのがプーマスウェードだ(スキット東京吉祥寺店提供)

〈ジョン・マッケンロー〉の理想がすべてが詰まっていたナイキ【エアトレーナー1】。

「私が必要としたすべてを持ち合わせたもの」と希代のテニスプレイヤー、ジョン・マッケンローにいわしめたクロストレーニングシューズ。元々マッケンローが履く予定ではなかったが手違いで送られてきたモデルに足を通したところ最高にフィットしたとか。

’87年に登場したナイキ・エアトレーナー1。多目的なスポーツのために作られた1足が偶然マッケンローの目にとまった。グレー×グリーン。(スキット東京吉祥寺店提供)

【クロスストラップシューズ】こそ〈エルヴィス・プレスリー〉の日常靴。

エルヴィス・プレスリーがステージのみならず、愛車のハーレーに乗る際も履いていたというクロスストラップシューズ。’50年代はタッセル、コインローファー等のスリッポンタイプが米東海岸で人気だった。このシューズもその派生といえるだろう。

クロスストラップシューズはシアーズ通販カタログでも短い期間しか掲載されていないユニークなデザインのスリッポン。7万1500円(706ユニオンinfo@706-union.com)

オフはハンティングを楽しむ〈ベーブ・ルース〉が足元に選んだ【ビーンブーツ】。

アーネスト・ヘミングウェイも愛用したL.L.Beanのビーンブーツだが、もうひとり愛用した大物がいる。MLBの球史に名を残したベーブ・ルース。豪快な人物であったらしく休日は釣りやハンティングを楽しんでおり、足元は常にビーンブーツだった。

米メイン州で創業から100年以上製法を変えずに製作される伝統的な防水ブーツ。10インチ。2 万5300円(L.L.Bean カスタマーサービスセンターTEL 0422-79-9131)

若き日の〈ウォルト・ディズニー〉の唯一の贅沢品だった【ウォークオーバー】のシューズ。

ミッキーマウスを生み出したウォルト・ディズニー。彼の自伝によれば、日々の生活にも困窮するほどだった男の唯一の贅沢品はカメラを売ったお金で購入した1足5ドルのウォークオーバーのシューズだったそう。記述はそれだけのためモデル名までは判明していない。

ウォークオーバーはゲオ E・キース・カンパニー社が1899年に創業したブランドでトラッドシューズの代表格。チャッカータイプ。1万9580円(スーパー8シューズTEL03-6804-2174)

※情報は取材当時のものです。現在取り扱っていない場合があります。

(出典/「Lightning2022年5月号 Vol.337」)

この記事を書いた人
Lightning 編集部
この記事を書いた人

Lightning 編集部

アメリカンカルチャーマガジン

ファッション、クルマ、遊びなど、こだわる大人たちに向けたアメリカンカルチャーマガジン。縦横無尽なアンテナでピックアップしたスタイルを、遊び心あるページでお届けする。
SHARE:

Pick Up おすすめ記事

19世紀から英国紳士に愛され続ける世界最高峰のハンドメイド傘

  • 2026.10.19

年間を通じて降水頻度が高い英国において傘は必需品。ひいては英国紳士を象徴するプロダクトのひとつだ。その中でも、旧くから英国王室や上流階級の紳士たちに愛されてきたFOX UMBRELLAS(フォックス アンブレラズ)は最上級の存在である。 手作業から生まれる圧倒的な造形美 真のトラッド好きは服だけでな...

ガレージ、インテリア、リフォームまで! 趣味人のための、物件案内。

  • 2020.01.20

好きなものと暮らす、理想の城を手に入れよう。 家は、ただ暮らすためだけの場所じゃない。 どこに住むか、どんな空間にするか、そこで何を楽しむか。 ガレージハウスやアメリカンハウス、趣味部屋、インテリア、リノベーションまで、 「Lightning」ならではの視点で趣味人の理想の住まいを紹介する。

#PR

気鋭のアイウエアブランド「CUBITTS」が描く、クラシックとモダンの共鳴

  • 2026.10.19

18世紀から20世紀にかけて眼鏡産業の世界的な中心地であったものの戦後、衰退の一途を辿ったロンドン。この地で2013年に創業した「キュービッツ」は当時を彷彿とさせるクラシックスタイルをモダンに昇華させた独自の世界観を築く気鋭のブランドだ。 伝統と現代とを繋ぐアイウエアの研究所 「キュービッツ」は伝統...

金子ノブアキが着る【REDKAP × FREAK’S STORE】

  • 2026.10.21

長い歴史を持つワークウエアブランド〈レッドキャップ〉と〈フリークス ストア〉のコラボアイテムを金子ノブアキが今の感覚で着こなす。年齢を重ねたからこそ楽しめる服のこと、ブランドが持つ哲学のこと、そしてこれから大切にしていきたいこと。45歳を迎えた金子さんに、ファッションと生き方について話を聞いた。 タ...

Pick Up おすすめ記事

【連載】ビートルズのことを考えない日は一日もなかった

  • 2024.02.05

80年代、私的ビートルズ物語。 ビートルズ研究と収集に勤しむビートルデイズを始めて早44年(Since1980)。 なにをするにもビートルズが基準だった『昭和40年男』編集長のビートルズ史を、 当時の出来事とともに振り返ります。

遊び心とヘビーデューティ! 「ジムマスター」のアウトドア&ミリタリー

  • 2026.10.18

ほどよく力の抜けたカジュアルウエアを展開するカナダ生まれの「ジムマスター」。その真骨頂は、実は骨太なアウトドア&ミリタリーにある。ヘビーデューティな機能美を日常着へと昇華させる秘訣は、「ジムマスター」らしいほんのすこしの遊び心! カラフルな配色の裏に確かな実用性あり! 【右】主役は厚手のボアジャケッ...

東洋エンタープライズが手がける「ゴールド」。高品質な素材選びに一切の妥協なし。

  • 2026.10.20

1965年に創業した日本屈指の老舗メーカー東洋エンタープライズ社が手がける〈ゴールド〉。同社が得意とするヴィンテージへの膨大な知見と技術力の高さを活かしつつも上質にモダナイズしたものづくりに定評がある。着用時のシルエットはもちろん、高品質な素材選びに一切の妥協をしないこと。それこそがシンプルな服に深...

「BEORMA」140年の伝統を受け継ぐ、英国屈指のレザークラフト

  • 2026.10.21

英国トラッドを語るうえで欠かすことのできない存在がレザークラフトだ。140年の歴史とクラフトマンシップを受け継ぎ、現代のスタイルにも馴染む唯一無二のプロダクトを生み出す〈べオーマ〉は、その筆頭となりうる存在だ。 熟練職人の魂宿る伝統のレザークラフト 英国中部の小さな町・ウォルソール。革加工・馬具産業...

気鋭のアイウエアブランド「CUBITTS」が描く、クラシックとモダンの共鳴

  • 2026.10.19

18世紀から20世紀にかけて眼鏡産業の世界的な中心地であったものの戦後、衰退の一途を辿ったロンドン。この地で2013年に創業した「キュービッツ」は当時を彷彿とさせるクラシックスタイルをモダンに昇華させた独自の世界観を築く気鋭のブランドだ。 伝統と現代とを繋ぐアイウエアの研究所 「キュービッツ」は伝統...