春到来! LiLiCoの故郷・スウェーデン流のイースターを日本で楽しもう

花粉症や不安定な気候といったネックもある“春”がやってきましたが、皆さん、お元気ですか? 今回は、日本でぐんぐん盛り上がってきている“春のイベント”の楽しい過ごし方を提案します!

“復活”を祝う「イースター祭」のデコレーションでテンション爆上がり!

わたしは季節を楽しむことを大切にしています。そんなわたしの故郷、スウェーデンで楽しまれている「夏至祭」と「ザリガニパーティ」はこの連載のリニューアル第1回でご紹介しました。ほかに、一年の大事な行事と言えばクリスマス、ハロウィン、友達の誕生日など。

日本では、恵方巻きをほおばる「節分」や鰻を楽しむ「土用の丑の日」がおもしろい。「ひな祭り」や「子どもの日」もいいですね。

いろいろな季節のイベントがあるなか、ここ数年、日本でぐんぐん盛り上がってきてるのは「イースター祭」! スウェーデンではクリスマスと同じくらい盛り上がります。
まず、デコレーション。スウェーデンではどの家でもやっていますが、白樺の枝に羽を飾るのが一般的。イースター祭はイエス・キリストの復活を祝う日なので、“復活”意味する羽を飾るんです。

クリスマスツリーのイースターバージョンと言えますね。

色とりどりの羽根の飾り付けは、イースターデコレーションの王道。

そして、スウェーデンでは、イースター祭の前に「イースターグリーティングカード」を送り合います。「Glad påsk!」とはスウェーデン語で「ハッピーイースター」の意味。その年のイースターカードをコレクションしている方も少なくないんですよ。

たまごやヒヨコがあしらわれたカード。欧米ではクリスマスカードのようにイースターカードを贈り合います。

そして、イースターにはたまごが必須! 卵は命のスタートのシンボルなので、これも復活を意味しています。たまごから孵るヒヨコも同じ。だから、たまごを好きなように塗って飾り付けるのは、イースターの大切なイベントのひとつ。使うたまごは、ゆでたまごでもいいし、生たまごに小さな穴を開けて中身を器用に出す人も多いです。

本物のたまごではなく、紙で出来たイースターエッグもステキ。これは真ん中でパカっと開くので、中にお菓子を詰めます。開ける時はテンションが上がるぅ~! レトロな柄もあればシンプルなのも。

たまご型のデコレーションランプと大きなイースターエッグ。
北欧の景色が描かれたイースターエッグ。“復活”を意味するヒヨコたちが描かれています。

北欧料理店「リラ・ダーラナ」でイースター気分を満喫!

「夏至祭」https://dig-it.media/s45woman/article/800722/のザリガニ料理も提供している、東京・六本木の北欧料理レストラン「リラ・ダーラナ」では、4月いっぱいまでイースター祭のメニューを楽しむことができます。料理だけではなく、お店の飾りもイースター祭、まるでスウェーデンに帰ったかのような錯覚になってうれしい♪
私は普段からリラ・ダーラナの料理が大好き。レギュラーメニューもおすすめですが、4月ならイースターコースを楽しんでほしいな。

イースター前菜プレートは、ニシン料理3種、デビルドエッグ、ノルウェーサーモンのマリネ、ブリーチーズとクネッケと田舎風パテ。
メインは楽しいプレートで登場! ミートボール、ヤンソンさんの誘惑(ポテトとアンチョビのグラタン)、オランダ産子牛のロースト&ディルソース、野菜のオープンオムレット。
おしゃれに登場する自家製のパンの盛り合わせ。
数種類から選べるデザート。せっかくならスウェーデンのイースターにはおなじみのセムラを!

わたしがリラ・ダーラナを推す理由は、サーブの仕方がオシャレだから。毎回写真タイムです。周りのテーブルもみんなスマホで写真を撮っていて、そのシャッター音も心地が良い♪ インスタ映えして、美味しくて、記憶に残る……最高です!

スウェーデンに滞在している気分にさせてくれる店内のインテリアはLiLiCoさんお墨付き!

もう一つの推しポイントは、遠藤芳男シェフが季節に合わせた提供してくれるすばらしい料理。日本にいながら、ここは本当に別世界。コロナ禍が明けて海外への旅ができるようになったけれど、まずはこのお店で旅気分を味わって、イースター祭の楽しさを体感していただきたいです。
歴史と伝統を感じさせる料理は”良いモノ好き”の『Dig-it』読者にぴったり!

お店を訪問する時は、「『Dig-it』を見て来ました」とお店の方に伝えてね。日本人は照れ屋だから、そういうことはなかなか言わないけど、お店としてはそうしたひと言がすごく嬉しいんです。コミュニケーションがいちばん大事。わたしもよくお店の方と話したりして、料理だけでなく、笑顔もたくさん味わっています。

デートや友達同士、家族との食事会でこうしたお店を予約してくれると”粋だなぁ~”と思います。わたしも友達や仕事仲間、そしてファンの皆さんとのパーティをここで開催します。そして、たまにはひとりでスウェーデン料理を楽しんでいるので、お店で遭遇する可能性大!

Smaklig måltid!(どうぞ召し上がれ!)

【DATA】
北欧料理「リラ・ダーラナ」
東京都港区六本木6-2-7 ダイカンビル2F
03-3478-4690
ランチ/11:30-15:00
ディナー/18:00-23:00(L.O. 21:30)
定休日/日曜日・祝祭日
http://dalarna.jp/
「イースターコース」は¥7,000〜(お二人様より)

この記事を書いた人
LiLiCo
この記事を書いた人

LiLiCo

人生を自分から楽しくするプロフェッショナル

昭和45年(1970年)11月16日生まれ、スウェーデン・ストックホルム出身。1989年に芸能界デビュー。以降、映画コメンテーター、タレント、女優、プロレスラーと幅広い活動を展開。レギュラーは『王様のブランチ』(TBS系)、『ALL GOOD FRIDAY』(J-WAVE)など。
SHARE:

Pick Up おすすめ記事

スペイン発のレザーブランドが日本初上陸! 機能性、コスパ、見た目のすべてを兼ね備えた品格漂うレザーバッグに注目だ

  • 2025.11.14

2018年にスペイン南部に位置する自然豊かな都市・ムルシアにて創業した気鋭のレザーブランド「ゾイ エスパーニャ」。彼らの創る上質なレザープロダクトは、スペインらしい軽快さとファクトリーブランドらしい質実剛健を兼ね備えている。 日々の生活に寄り添う確かなる存在感 服好きがバッグに求めるものとは何か。機...

雑誌2ndがプロデュース! エディー・バウアー日本旗艦店1周年を祝うアニバーサリーイベント開催決定!

  • 2025.11.21

エディー・バウアー日本旗艦店の1周年を祝うアニバーサリーイベントを本誌がプロデュース。新作「ラブラドールコレクション」や本誌とのコラボなど、ブランドの情熱が詰まった特別な9日間を見逃すな! 来場者には限定のブランドブックを配布! 今回のイベントに合わせ、「エディー・バウアー」をもっと知ってもらうため...

決して真似できない新境地。18金とプラチナが交わる「合わせ金」のリング

  • 2025.11.17

本年で創業から28年を数える「市松」。創業から現在にいたるまでスタイルは変えず、一方で常に新たな手法を用いて進化を続けてきた。そしてたどり着いた新境地、「合わせ金」とは。 硬さの異なる素材を結合させるという、決して真似できない新境地 1997年の創業以来、軸となるスタイルは変えずに、様々な技術を探求...

【ORIENTAL×2nd別注】アウトドアの風味漂う万能ローファー登場!

  • 2025.11.14

これまでに、有名ブランドから新進気鋭ブランドまで幅広いコラボレーションアイテムを完全受注生産で世に送り出してきた「2nd別注」。今回もまた、渾身の別注が完成! >>購入はこちらから! 【ORIENTAL×2nd】ラフアウト アルバース 高品質な素材と日本人に合った木型を使用した高品質な革靴を提案する...

この冬買うべきは、主役になるピーコートとアウターの影の立役者インナースウェット、この2つ。

  • 2025.11.15

冬の主役と言えばヘビーアウター。クラシックなピーコートがあればそれだけで様になる。そしてどんなアウターをも引き立ててくれるインナースウェット、これは必需品。この2つさえあれば今年の冬は着回しがずっと楽しく、幅広くなるはずだ。この冬をともに過ごす相棒選びの参考になれば、これ幸い。 「Golden Be...

Pick Up おすすめ記事

スペイン発のレザーブランドが日本初上陸! 機能性、コスパ、見た目のすべてを兼ね備えた品格漂うレザーバッグに注目だ

  • 2025.11.14

2018年にスペイン南部に位置する自然豊かな都市・ムルシアにて創業した気鋭のレザーブランド「ゾイ エスパーニャ」。彼らの創る上質なレザープロダクトは、スペインらしい軽快さとファクトリーブランドらしい質実剛健を兼ね備えている。 日々の生活に寄り添う確かなる存在感 服好きがバッグに求めるものとは何か。機...

【UNIVERSAL OVERALL × 2nd別注】ワークとトラッドが融合した唯一無二のカバーオール登場

  • 2025.11.25

これまでに、有名ブランドから新進気鋭ブランドまで幅広いコラボレーションアイテムを完全受注生産で世に送り出してきた「2nd別注」。今回もまた、渾身の別注が完成! >>購入はこちらから! 【UNIVERSAL OVERALL × 2nd】パッチワークマドラスカバーオール アメリカ・シカゴ発のリアルワーク...

「アイヴァン」からニューヨークに実在する通りの名前を冠した新作アイウエアコレクション登場

  • 2025.11.21

ニューヨークに実在する通りの名前を冠した「アイヴァン」の新作コレクション。クラシックな要素をサンプリングしながらも現代の空気感を絶妙に捉え服と同等か、それ以上にスタイルを左右する究極のファッショナブルアイウエア。 Allen 2023年、NYに誕生した「ビースティ・ボーイズ・スクエア」。その付近で出...

時計とベルト、組み合わせの美学。どんなコンビネーションがカッコいいか紹介します!

  • 2025.11.21

服を着る=装うことにおいて、“何を着るか”も大切だが、それ以上に重要なのが、“どのように着るか”だ。最高級のプロダクトを身につけてもほかとのバランスが悪ければ、それは実に滑稽に映ってしまう。逆に言えば、うまく組み合わせることができれば、単なる足し算ではなく、掛け算となって魅力は倍増する。それは腕時計...

今っぽいチノパンとは? レジェンドスタイリスト近藤昌さんの新旧トラッド考。

  • 2025.11.15

スタイリストとしてはもちろん、ブランド「ツゥールズ」を手がけるなど多方面でご活躍の近藤昌さんがゲストを迎えて対談する短期連載。第三回は吉岡レオさんとともに「今のトラッド」とは何かを考えます。 [caption id="" align="alignnone" width="1000"] スタイリスト・...