前例にないハットブランド同士の共同製作による究極のハットが誕生。

大正6年に創業して以来親しまれ続けている老舗帽子専門店銀座トラヤ帽子店と当時のハットを忠実に再現したハットで定評のあるTHE FAT HATTERが共同製作で生み出したハットがいよいよ9月下旬に発売される。業界初であろうこの取り組みは意外にもちょっとしたことから始まる。それぞれを敬い、それぞれのカタチで作った特別なハットの誕生秘話を知って欲しい。

【大正生まれ】GINZA TORAYA × 【平成生まれ】THE FAT HATTER ハットブランドの新しいカタチ。

二人には共通の知人がいて、銀座トラヤ帽子店代表の加藤氏はその知人に「面白いお店だからTHE FAT HATTERに行ってみなよ」と勧められ、代表の菊地氏に出会った。それが二人の出会い。会食の場で「一緒にハットを作ろう」と、何気ない一言で今回の企画は生まれた。同じ業界同士のコラボ商品は身近にあるが、ハットブランド同士のコラボは今までになかった。

THE FAT HATTERのアメリカテイストが銀座トラヤ帽子店のヨーロッパテイストを意識し、THE FAT HATTERが普段製作しないソフトハットをベースにして、素材にはラビットを使用した。

ブランドのスタイルは崩さずにトラヤ仕様とTHE FAT HATTER仕様、どちらでも使用でき、店頭でクラウンを好きな形にしてくれるのも魅力。昨今のハットによく見られるブリムが小さく、全体的にスタイリッシュなハットへのアンチテーゼも含め、今回ブリムは大きく、クラウンは高い仕様になっている。

2種類の中で普段は被らないスタイルの方のハットをこの機会に是非チャレンジして欲しい。カラーはブラック、サイズは57〜62センチの6段階でサイズオーダーができる。約1カ月で納品され、なくなり次第終了。実績のある2つのブランドのコラボでハット業界もさらに盛り上がっていくことだろう。

後世に語り継ぎたい伝説のハット誕生。

【GINZA TORAYA】Black Panther TORAYA model

前方が下がり、後方が上がったスナップブリムを用いている。頭頂部の中央にへこみをいれるセンタークリースは当時のハットに多く用いられ、美しいフォルムを描く。裏側のブリムのところに銀座トラヤ帽子店の刻印が押されている。59,400円

【THE FAT HATTER】Black Panther THE FAT HATTER model

自分の好きなようにアレンジができるオープンクラウン仕様。頭頂部はしずく型にくぼんだデザインが特徴的なティアドロップで頭にフィットしやすい。頭頂部の裏地にはTHE FAT HATTERのロゴがデザインされている。59,400円

【問い合わせ】
銀座トラヤ帽子店
03-3535-5201
https://ginza-toraya.com 

THE FAT HATTER
03-6450-6506
https://thefathatter.com

(出典/「CLUTCH Magazine 2023年11月号 Vol.93」)

この記事を書いた人
CLUTCH Magazine 編集部
この記事を書いた人

CLUTCH Magazine 編集部

世界基準のカルチャーマガジン

日本と世界の架け橋として、国外での販路ももつスタイルカルチャーマガジン。本当に価値のあるモノ、海外記事を世界中から集めた、世界基準の魅力的コンテンツをお届けする。
SHARE:

Pick Up おすすめ記事

革ジャン好きなら一度は通るべき! 「No,No,Yes!」の最上級オーダー“アルチザン”とは?

  • 2026.06.01

「世界にひとつだけの革ジャンを作る」。それは、レザーラバーの憧れだ。革好き注目のブランド「No,No,Yes!」が誇るオーダーメニューの中でも最上級に位置する「アルチザン」とはいったいなんなのか? その正体に迫る。 革ジャンの伝道師・モヒカン小川が実際に“アルチザン”を体験 これは単なる革ジャンの話...

アメリカンクラシックの原点「ディグナ クラシック」の[ジミー]なら、カラバリ・仕様も豊富で自分好みの1本が見つかる!

  • 2026.05.21

50sアメリカンスタイルを踏襲した「ディグナ クラシック」の[ジミー]は、シンプルなデザインやクラシックな世界観から多くの人に愛される名作。その人気ゆえ、仕様やカラーのバリエーションが非常に豊富な[ジミー]の全容をいま一度おさらいする。 955E“Jimmy”とはどんなメガネ? 1950年代にアメリ...

落語家たちが洋装に身を包む会、第4弾! 落語会「師匠お似合いですよ」の舞台裏で注目の落語家たちをSNAP!

  • 2026.05.18

アメカジを提案するファッションブランド「ゴールデンベア」が主催する落語会、その名も「師匠お似合いですよ」。弊誌も師匠方のスタイリングを担当。第4回目となる今回も大盛況でした。楽屋裏で撮影したみなさまの素敵な着こなしをお届けします! 落語家たちが洋装に身を包む会「師匠お似合いですよ」の舞台裏に潜入! ...

磨き続けた伝統が、新たな定番を生み出していく。「アリゾナフリーダム」の新作に注目

  • 2026.06.03

長く愛される定番には理由がある。そして、その定番を更新し続ける覚悟があるからこそ、プロダクツは生き続ける。今回、紹介する新作は、奇をてらった変化ではなく、受け継がれてきた意匠や職人技を礎にしながら、細部にわたり静かな進化を重ねた美しい作品たち。変わらないために進化し続ける。そこには揺るぎないクラフト...

Pick Up おすすめ記事

夏を彩るカラーゴールド。「市松」定番の18金シリーズはカラバリ豊富で夏に欠かせないアクセサリー

  • 2026.05.18

湘南に工房を構えるオーダーアクセサリーブランド「市松」。1997年に創業し、その2年後から27年も続く定番の18金シリーズは、カラバリも豊富で、いまや欠かせないブランドの顔だ。プロダクツとしての魅力だけでなく、夏の装いにも重宝する。 「市松」の定番、特別な5色の18金 「酷暑日」という言葉が新たに発...

落語家たちが洋装に身を包む会、第4弾! 落語会「師匠お似合いですよ」の舞台裏で注目の落語家たちをSNAP!

  • 2026.05.18

アメカジを提案するファッションブランド「ゴールデンベア」が主催する落語会、その名も「師匠お似合いですよ」。弊誌も師匠方のスタイリングを担当。第4回目となる今回も大盛況でした。楽屋裏で撮影したみなさまの素敵な着こなしをお届けします! 落語家たちが洋装に身を包む会「師匠お似合いですよ」の舞台裏に潜入! ...

アイヴァン史上初の完全復刻。“ヒストリック コレクション”誕生の裏側に迫る!

  • 2026.05.22

「アイヴァン」2026年春夏の新コレクションとして突如発表された“ヒストリック コレクション”。これまでにもアーカイブを現代に甦らせる試みは幾度か行われてきたものの、どれも細やかなアップデートが施されていた。文字通りの“完全復刻”は今回が初となる。 アイヴァンには立ち返るべき原点がある どこぞのヴィ...

革ジャン好きなら一度は通るべき! 「No,No,Yes!」の最上級オーダー“アルチザン”とは?

  • 2026.06.01

「世界にひとつだけの革ジャンを作る」。それは、レザーラバーの憧れだ。革好き注目のブランド「No,No,Yes!」が誇るオーダーメニューの中でも最上級に位置する「アルチザン」とはいったいなんなのか? その正体に迫る。 革ジャンの伝道師・モヒカン小川が実際に“アルチザン”を体験 これは単なる革ジャンの話...

アメリカンクラシックの原点「ディグナ クラシック」の[ジミー]なら、カラバリ・仕様も豊富で自分好みの1本が見つかる!

  • 2026.05.21

50sアメリカンスタイルを踏襲した「ディグナ クラシック」の[ジミー]は、シンプルなデザインやクラシックな世界観から多くの人に愛される名作。その人気ゆえ、仕様やカラーのバリエーションが非常に豊富な[ジミー]の全容をいま一度おさらいする。 955E“Jimmy”とはどんなメガネ? 1950年代にアメリ...