あの頃憧れたハーレー乗りになれる! 原点回帰のバイカーズウォレット登場

革ジャンとジーンズのセットアップに足元はブーツ。そしてジーンズのバックポケットにはシルバーコンチョがのぞくロングウォレットを突っ込んで走る。旧きよきハーレー乗りのド定番のスタイルをもう一度。そんな想いで作ったのがロングウォレットです。

旧きよきハーレー乗りのド定番のスタイルをもう一度

せっかく作るのなら、これでもかというくらいにゴリッゴリのバイカーズウォレットにしたい! というわけで、この企画を打診したのは長野県の「フラットヘッド」。言わずと知れたメイドインジャパンのアメリカンカジュアルブランドですが、実はこれまでもクラブハーレーとのコラボアイテムを作ってきた気心の知れたブランドなんです。

訪れたのはフラットヘッドの自社工房であるストックバーグ。革小物やレザージャケットなど、革製品を中心に製造をしているところなんです。そこで実際の製品を見ながらマネージャーの宮坂さんを始め、スタッフの皆さんとああでもないこうでもないと打合せを重ね、仕上がったのがこのウォレットです。

バイクに乗った時に最も輝くウォレット

こだわったのは無骨で存在感があり、バイクに乗っている時が一番カッコいいということ。そして、あの頃憧れたバイカーのスタイルに“原点回帰”することをコンセプトとしました。

さらに長く使い込むことで、使った人の歴史を刻み、唯一無二の顔に育っていくよう、革のセレクトや組み合わせにこだわり、ひとつのウォレットで様々な経年変化が楽しめるようにという意図も汲んでもらいました。

ともに走った分だけ育つウォレット

ウォレットの本体に使っているのは栃木レザーの多脂革。ベジタブルタンニンで鞣した牛革で、仕上げにオイルをたっぷり含ませているのに柔らかすぎないコシのある質感が特徴です。この革は使い込むほどに艶が出て、独特の光沢感が楽しめます。

別注モデルだけの特別仕様、もうひとつのポイントは、ウォレットの両隅に付いた飾り部分。フラットヘッドの通常モデルだと飾りは一カ所のみですが、別注モデルは両隅に付いています。しかもここだけ茶芯のホースハイドを使用。なぜ茶芯かというと、ウォレットをバックポケットに入れた時、下側の飾りが擦れて、より茶芯が出やすくなるから。これが革を使い分けている理由。革や部位ごとに違った経年変化を見せるので、より愛着が湧いてくることでしょう。まさにともに走った分だけ育っていくウォレットです!

バイカーズウォレットならではの3点セット

さらにバイカー用ということで、別注モデルはウォレット、ロープ、ホルダーの3点セット。届いたその日からベルトにホルダーを付けて、ジーンズのバックポケットにウォレットをねじ込んで走りに出かけられます。

バリエーションは2種。ウォレット本体とホルダーにシルバーコンチョが付いたコンチョ付きバージョンとコンチョなしのプレーンバージョン。好みに合わせて選べます。

THE FLAT HEAD×CLUB HARLEY 別注ロングウォレット
シルバーコンチョバージョン
15万7080円

THE FLAT HEAD×CLUB HARLEY 別注ロングウォレット
プレーンバージョン
10万7800円

ディテールにも徹底したこだわりを!

別注ウォレットはカラーはブラックのみ。縫い糸もブラックで統一しました。しかも通常よりも粗めのピッチで縫っているのでより無骨な仕上がりになっています。

札入れ部分は豚革で補強してあります。カラーはフラットヘッドオリジナルの鮮やかなレッド。表面が滑らかに仕上がっているので、札などの出し入れがしやすくなっています。

多脂革を薄くすいた材料を組み合わせたカード入れ&札入れ。コシのある革のため、型崩れしにくいのが特徴です。

差し込みタイプの小銭入れ。フラップが大きく開くようになっているので、小銭を出し入れしやすくなっています。ジッパータイプのようにテープ部分が切れる心配はありません。

レザー製品の品質を左右するコバの処理。ここでレザーグッズの良し悪しが決まると言っても過言ではありません。複数枚が重なる箇所をまるで一枚の革のように見えるのが良品の証。

札入れ部分は口が大きく広がるスライドマチ構造になっていて、札の出し入れがスムーズにできます。この構造は革への負担が少ないので、札入れ部分の革が裂けにくくなります。

ワンカットチェーンを接続するリングは打刻されたシルバーの丸カンを採用。革の経年変化とともにシルバーも黒く変化し、風合いが増していきます。

スタンプワークを施したオリジナルシルバーコンチョ。使い込むほどにコントラストが強調され経年変化も楽しめます。シルバーコンチョバージョンにのみウォレットとループホルダーに1個ずつ取り付けられます。

ループホルダーに付いているリングはフラットヘッドオリジナルの鉄製馬蹄リング。使い込むほどに金属の光沢感が増していきます。

ロープの両サイドにはブランドネームが入った両面カシメ式のリベットと型から製作したフラットヘッドオリジナルの鉄製スタッズを手打ちされます。

THE FLAT HEAD×CLUB HARLEY 別注ロングウォレット サイズ&スペック

THE FLAT HEAD×CLUB HARLEY別注ロングウォレット
10万7800円(プレーンバージョン)
15万7080円(シルバーコンチョバージョン)

■ウォレット
●サイズ
 横 95mm × 縦 195mm
●素材
 多脂革
 セミアニリン馬革(飾り部分)
 アメ豚革(内装)
 シルバー(コンチョバージョン)
●カラー
 ブラック

■ワンカットチェーン(ロープ)
●サイズ
全長 約500mm(金具含めず)
 厚さ 2.4mm
●素材
 多脂革
●仕様
ナスカン(両サイド)
オリジナル両面カシメ(両サイド)
オリジナル鉄スタッズ(両サイド)
●カラー
 ブラック

■ループホルダー
●サイズ
 横 55mm × 縦100mm(リング含めず)
●素材
 多脂革
 セミアニリン馬革(飾り部分)
 シルバー(コンチョバージョン)
●仕様
 鉄製馬蹄リング
●カラー
 ブラック

この記事を書いた人
チューバッカ沼尾
この記事を書いた人

チューバッカ沼尾

旅好き元バックパッカー

1981年式の元カメラマンでパックパッカー。バイクは2007年にクラブハーレー編集部に配属になってから興味を持ったクチなので、遅咲きといえば遅咲き。ただ、旅をするのにこの上ない乗り物と知りドハマり。現在に至る。愛車は1200ccボアアップの2011年式XL883。
SHARE:

Pick Up おすすめ記事

宮城県大崎市の名セレクトショップ「ウルフパック」が選ぶ「FINE CREEK」の銘品革ジャン4選。

  • 2025.10.31

宮城県大崎市に、ファインクリークを愛してやまない男がいる。男の名は齊藤勝良。東北にその名を轟かす名セレクトショップ、ウルフパックのオーナーだ。ファインクリーク愛が高じて、ショップの2階をレザー専用フロアにしてしまったほど。齊藤さんが愛する、ファインクリークの銘品を見ていくことにしよう。 FINE C...

革ジャンの新機軸がここに。アメリカンでありながら細身でスタイリッシュな「FountainHead Leather」

  • 2025.10.31

群雄割拠の革ジャン業界において、カルト的な人気を誇り、独自のスタイルを貫くファウンテンヘッドレザー。アメリカンヘリテージをベースとしながらも、細身でスタイリッシュ、現代的な佇まいを見せる彼らのレザージャケットは、どこのカテゴリーにも属さない、まさに“唯我独尊”の存在感を放っている。 XI|シンプルな...

【J.PRESS×2nd別注】こんなイラスト、二度と出会えない。 著名イラストレーターとのコラボスウェット。

  • 2025.10.21

これまでに、有名ブランドから新進気鋭ブランドまで幅広いコラボレーションアイテムを完全受注生産で世に送り出してきた「2nd別注」。今回もまた、渾身の別注が完成! >>購入はこちらから! 【J.PRESS×2nd】プリントスウェットシャツ【AaronChang】 アメリカにある優秀な8つの大学を総称して...

「BILTBUCK」の2025年は新素材によって既存モデルを再解釈した革ジャンに注目だ!

  • 2025.11.03

伝統と革新を往来しながら、レザーの魅力を追求するビルトバック。2025年のコレクションは、オリジナルレシピで仕立てた渾身の新素材によって既存モデルを再解釈。質感と経年変化、レザーの本質的な美学を磨き上げ、洒脱な大人たち〈Hep Cats & High Rollers〉へ贈る、進化であり深化の...

生きたレザーの表情を活かす。これまでになかった唯一無二の革ジャン、「ストラム」の流儀。

  • 2025.10.30

生きたレザーの質感にフォーカスし、“バーニングダイ”をはじめとする唯一無二のレザースタイルを提案するストラム。我流を貫き、その意思を思うがままにかき鳴らすことで、オリジナリティを磨き上げる孤高のレザーブランドだ。デザイナー桑原和生がレザーで表現するストラムのモノ作りの哲学、彼が革ジャンを通して描き出...

Pick Up おすすめ記事

革ジャン職人が手掛ける、経年変化するレザーハット気にならない?

  • 2025.10.31

気鋭のレザーブランド「KLOOTCH」のレザーハットラインとしてスタートした「Brunel & Co.」独学のレザージャケット作りで磨いた革の感覚を、“帽子”という舞台で表現する──。自らの手仕事で理想の革を探求する職人が辿り着いた、新たなレザークラフトの到達点。 革ジャン職人の手が導く、生...

【Punctuation × 2nd別注】手刺繍のぬくもり感じるロングビルキャップ発売!

  • 2025.10.29

これまでに、有名ブランドから新進気鋭ブランドまで幅広いコラボレーションアイテムを完全受注生産で世に送り出してきた「2nd別注」。今回もまた、渾身の別注が完成! >>購入はこちらから! 【Punctuation × 2nd】ロングビルキャップ[トラウト] 温もりのある手仕事が特徴の帽子ブランド「パンク...

宮城県大崎市の名セレクトショップ「ウルフパック」が選ぶ「FINE CREEK」の銘品革ジャン4選。

  • 2025.10.31

宮城県大崎市に、ファインクリークを愛してやまない男がいる。男の名は齊藤勝良。東北にその名を轟かす名セレクトショップ、ウルフパックのオーナーだ。ファインクリーク愛が高じて、ショップの2階をレザー専用フロアにしてしまったほど。齊藤さんが愛する、ファインクリークの銘品を見ていくことにしよう。 FINE C...

進化したSchottの定番、冬のレザースタイルはこれで決まり!

  • 2025.10.30

アメリカンライダースの象徴であるSchottが、原点回帰とも言える姿勢で“本気”を見せた。伝統のディテールに、現代的な技術と素材を融合。武骨でありながらも軽快、クラシカルでありながらも新しい。進化したSchottの定番が、冬のレザースタイルを再定義する。 668US SPECIAL HORSEHID...

革ジャンの新機軸がここに。アメリカンでありながら細身でスタイリッシュな「FountainHead Leather」

  • 2025.10.31

群雄割拠の革ジャン業界において、カルト的な人気を誇り、独自のスタイルを貫くファウンテンヘッドレザー。アメリカンヘリテージをベースとしながらも、細身でスタイリッシュ、現代的な佇まいを見せる彼らのレザージャケットは、どこのカテゴリーにも属さない、まさに“唯我独尊”の存在感を放っている。 XI|シンプルな...