色、素材、サイズ感、着こなしのすべてでプレッピーな抜けを表現。キャップ、フレア&パンプスでアイビーとのオレ的距離感を調整
公私ともに「ブレザー偏愛家」として熱く・楽しく生きている黒野さんは、まさに当然のごとくアイビーとプレッピーの両スタイルにブレザーを合わせてきた。模範回答では臨まないのが黒野イズムだ。
「アメリカ、そして日本の先人たちによって歴史が積み上げられてきたアイビー&プレッピー。様々な人の想いが重なり合って、両スタイルは今を迎えていると言えるでしょう。そうした先人に敬意を表す意味でも、自分は自分の想いを載せて『オレ的表現』を貫きたいと思います。
ポイントは、両スタイルとの『距離感の測り方』なんですよね。アイビースタイルではロロ・ピアーナ製の滑(ぬめ)りのあるウールを使ったブレザーを着ながら、フレアな脚線のスラックスを合わせて、足下にはパンプスを。プレッピースタイルではリネン混の浅いネイビーが抜け感を醸すブレザーに、シャツのストライプとラグビージャージのボーダーで色をミックスしています。どちらのスタイルにおいてもキャップを合わせて、シャツの襟のボタンは外しています」

(出典/「2nd 2025年5月号 Vol.211」)
Photo/Yoshika Amino Text/Kiyoto Kuniryo,Yu Namatame,Kihiro Minami
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