セカンド編集部がディグる、この夏手に入れたい名作4選。

  • 2023.07.20

洒落者たちを魅了する数多の逸品と日々出会っているセカンド編集部が気になったアイテムを厳選してご紹介。旬でありながら長く愛用したくなる、そんな名作を予感させるウエア、小物、革靴を4品ピックアップした。

1.「ジェラード」のディーン

19世紀末から1950年代あたりのアメリカンゴールデンエイジにかけて生み出された衣類は、ディティールひとつひとつに意味を持つ、どこか「道具」的なものが多い。〈ジェラード〉はそんなアイテムをファッションの目線で再構築し、現代的なアイテムを生み出すブランドだ。

こちらのジャケット、ピンとくる方もいるだろう。〈マクレガー〉の名作[ドリズラー]をサンプリングして制作されたもの。素材にはヴィンテージで使用しているナイロンコットンではなく、自然な光沢が美しいベンタイルコットンを採用。もとは英国空軍パイロットの耐水服として開発されたもので、防水コーティングやラミネートとは違い、通気性や肌触りを損なわずに撥水性を保つことができる素材だ。

アメリカとイギリスの良いところを組み合わせ、単に復刻させるだけでなく機能的にリファインした一着。ぜひとも袖を通していただきたい。 3万7400円(ジェラード フラッグシップ ストアTEL03-3464-0557)

2.「ラルコバレーノ」の35mmエラスティックメッシュベルト

イタリア製にこだわり、国内の熟練した革職人による丁寧なものづくりを得意とするレザー小物ブランド〈ラルコバレーノ〉。イタリア語で虹を意味するブランド名は、同ブランドの特徴でもある鮮やかな発色の革製品を彷彿とさせる。

こちらのメッシュベルトは、昨年12月よりスタートした〈ラルコバレーノ〉初となるメンズベルトラインから展開されているもの。メッシュ部分は伸縮性が高く、ストレスのない付け心地のエラスティック素材を採用。レザーはもちろんのこと、それ以外の素材もすべてイタリア国内で生産されたもので、エラスティックに至ってはイタリアで100年以上続く老舗ベルトメーカーの素材を使用している。

また、ループ、根革、剣先は上品なイタリア製のスムースレザーを採用することで、引き締まった印象を演出する。夏のドレススタイルにも、カジュアルでも活躍間違いなしの一本、一度試してみてはいかがだろうか。 1万6500円(エンメTEL03-6427-2261)

3.「オリエンタル」の#807 ダービーモカシン

1947年に奈良県でシューズメーカーとして創業、数多くのブランドのOEMを手掛け経験を積んだのち、2016年に立ち上げたオリジナルブランドの〈オリエンタル〉。日本人に合うフィッティングや使用する素材にこだわり、美しく、快適な履き心地の革靴をつくり続けている。

今季からスタートした新シリーズより、モデル[#807 ダービーモカシン]をご紹介。普段使いを想定し、アッパーのカラーはブラックをチョイス。光沢感は控えめながらきめ細やかで、スタイルを選ばずに着用が可能だ。

レザーソールには返りが良く柔軟性の高い素材を選び、歩行性を重視。軽快な雰囲気を演出するためにコバのカラーリングはライトブラウンに。ゆったりとした前足部に低めの甲でボリューム感を出しつつ、ヒールを絞ることでフィッティングの良さも追求した、ルーズではないカジュアルなレザーシューズが完成した。 6万3800円(オリエンタルシューズTEL0743-55-1113)

4.「ジムマスター」のULシアサッカーハッピーペイントシャツ

1916年創業のカナダ ノバスコシア州のファクトリーで誕生したブランド〈ジムマスター〉。スウェットアイテムを中心に、バッグや雑貨など、ライフスタイルも含めた幅広い展開が魅力。紹介するのは黒地に浮かび上がる花火柄が目を引くオープンカラーシャツ。

生地には「ウルトラライトシアサッカー」と名付けられた速乾性に優れたポリエステル100%の超軽量素材を採用。表面が凸凹になっており、生地が肌に触れる表面積が少ないため、通気性の高い快適な着心地を獲得している。また、生地にはUVカット加工が施されているので夏の日差しを軽減。夏の外出時も安心だ。デザインはワークシャツを踏襲し、大きめのフラップポケットを両胸に配置。

身幅など全体的なサイズ感に余裕を持たせたつくりはリラックスして着ることができるので、外出時だけではなく、部屋着としてもオススメの一枚となっている。 6490円(グランド・ワンTEL03-3358-1652)

※情報は取材当時のものです。現在取り扱っていない場合があります。

(出典/「2nd 2023年8月号 Vol.197」

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