町田の古着屋3選!「サウンドマン」今井千尋さんのヒイキな店。

世は空前絶後の古着ブーム真っただ中! かつての古着ブームを経験している大人世代も、古着に再び注目している人も多いのでは? そこで、業界人がヒイキにしているお店を紹介してもらうこの企画。今回は「サウンドマン」今井千尋さんが町田のおすすめ古着ショップをピックアップ。

「サウンドマン」今井千尋さん|アーカイブに現代的なエッセンスを加えたニュースタイルを世に送り出す、ご存知、サウンドマンの主宰。古着屋巡りはライフワークの一環と位置付けていることからも、その造詣が深さが窺い知れる

1.JAM Clothing(ジャム クロージング)

ハンガーにはウエア類がびっしりと吊り下がる。良質なヴィンテージウェア、その品揃えの良さもジャムクロージングの特徴のひとつ

古着は大きく分けて二つのジャンルに分かれている。王道をいくアメリカモノと小粋で奥深いヨーロッパモノの二つだ。古着好きにはいわばポリシーみたいなところがあって、米欧どちらのスタイルに属するかはスタイルに取り入れる上でも重要だった。

レザーシューズやウェアなど、各所に散りばめられたヴィンテージアイテムも米欧のスタイルを巧みにミックス。心躍る空間が広がる

しかし、その隔たりを取り除いた革新的なショップが2007 年に町田で誕生する。それがジャムクロージングだ。共同経営する二人のオーナーがそれぞれアメリカ買い付けとヨーロッパ買い付けを担当。

インダストリアルな雰囲気を基調とした落ち着いた内装が印象的な店内。古いアンティークで揃えられた什器類がヴィンテージの世界への没入感をより一層高めている

ヨーロッパヴィンテージの大ブームという当時の時流にも乗り、瞬く間に名店へと成長した。「町田を見る上で、欠かすことのできないショップ」と今井さんも太鼓判を押す。

今井さんが本気で気になるヴィンテージ

バーバリーのトレンチコート

バーバリーが開発したタイロッケンコートは、いわゆるトレンチコートの系譜に連なる一着で、近年は独特な肩の落ちの一枚袖が人気。27万2800円

カナディアンアーミーのアーミーパンツ

夏用のモデルは貫通ポケット仕様だが、こちらは冬用のため裏地が付きポケッ トも機能している。パラシュートボタンがアクセントに。1万4080円

ウィリス&ガイガーのマウンテンジャケット

ここのところ価格高騰の兆しを見せる注目ブランド。ポリウレタン加工が施 され防水性能に長けている。デザインも合わせやすく重宝する。3万800円

Vintageのメカニックジャケット

フレンチヴィンテージを象徴する素材、インディゴリネンが使われた整備士用 ジャケット。共地のパンツもあったと推定される。7万6780円

ブルックスブラザーズのシャツ

スタンダードでシンプルなBDオックスシャツといえど奥が深く、USA製でおそらくダンリバー社製の生地であるというところが魅力。1万2100円

【DATA】
東京都町田市原町田4-9-16 町田第一ビル2F
TEL 042-723-8284
営業/12:00 ~ 19:00 (土日祝日のみ 12:00 ~ 20:00)
休み/不定休

2.Jolly Good Clothing(ジョリーグッドクロージング)

陽当たり良好なジョリーグッドクロージングにて今井さんも早速、気になるアイテムを試着。英国紳士のようなスタイルに思わず笑顔

イギリス在住時、ロンドンで定期開催されている世界的にも名高いヴィンテージマーケット「ポートベローマーケット」に出店していた蛯名さんが、帰国後 2015年にオープンしたヴィンテージショップ。兄弟での共同運営を行っており「兄は常駐バイヤーとしてロンドンに残って買い付けを行っています」とのこと。

店内は広々とした印象で、 ゆっくりとアイテムを見ることができる。さすがはオトナのためのヴィンテージ ショップといったところだ

そのため入荷は不定期かつ頻繁にあり、イギリスのヴィンテージ好きが足繁く通う店としても知られている。当然、今井さんもそ の一人。「英国モノ以外も並んでいますが、 いずれもイギリスにルーツを持つモノが多く、 コンセプトショップのような完成されたラインナップに、来るたび魅了されています」

今井さんが本気で気になるヴィンテージ

ベルスタッフのモーターサイクルコート

PVCコーティングされた合皮素材のモーターサイクルコートは50sの逸品。 非常に重厚な作りながら硬化などの経年劣化は見られない。9万8000円

オーストラリアンアーミーのグルカショーツ

英連邦の構成国家である豪軍のアイテムには、英国軍の影響を感じられるモ ノが多々存在する。そのことを象徴するグルカショーツは70s。1万5800円

Vintageのマックコート

いまやゴム引きコートの高級ブランドとしてお馴染みのマッキントッシュ謹 製。ポストマン用と推定されるネイビ ーは希少だ。7万8000円

ロイヤルネイビーのシャツ

ロイヤルアーミー(=イギリス陸軍) のエアテックスシャツは、ハンドペイントの迷彩柄に当時のリアルな一面がのぞく貴重な一着。2万5800円

Vintageのレザーシューズ

ロイヤルアーミーのために開発されたというヴェルドショーン製法が用いられたサービスシューズ。現在はジョセフチーニーが復刻。3万8000円

【DATA】
東京都町田市原町田2-2-1 アムール町田1F
TEL 042-732-3919
営業/14:00 ~ 19:00
休み/月・水・木曜

※情報は取材当時のものです。現在取り扱っていない場合があります。

(出典:「2nd 2022年9月号 vol.186」)

この記事を書いた人
2nd 編集部
この記事を書いた人

2nd 編集部

休日服を楽しむためのマガジン

もっと休日服を楽しみたい! そんなコンセプトをもとに身近でリアルなオトナのファッションを提案しています。トラッド、アイビー、アメカジ、ミリタリー、古着にアウトドア、カジュアルスタイルの楽しみ方をウンチクたっぷりにお届けします。
SHARE:

Pick Up おすすめ記事

無垢の金属、輝く伝統。純金や純プラチナを使った「市松」の究極の逸品

  • 2026.09.25

純金や純プラチナなど、純度100%の軟らかい金属をアクセサリーにするためには非常に高い技術が必要だ。それを可能にするのが「市松」。約30年にわたって培った“叩く”技術が可能にする唯一無二のリングの輝きに迫る。 熟練の技なくしては完成しない究極の逸品 原材料高騰の影響もあって、希少性が高まっている純金...

イタリア・パルマで誕生。世界屈指のベルト「Anderson’s」、その生まれる場所へ

  • 2026.09.17

1966年、イタリア北部に位置する美食の街・パルマで創業したベルトメーカー「アンダーソンズ」。装いを完成させる“名脇役的存在”のベルトをメインとする稀有な存在にして、世界的な評価を獲得する某ブランドのプロダクトはどのように生まれるのか。その魂が宿る自社工場に足を運んだ。 イタリア・パルマの地に宿る6...

毎日に、最良の定番。B.V.D.の「GOLD」は昔ながらの良さと、いま欲しいバランスを兼ね備えたTシャツ

  • 2026.09.16

長く愛されてきた定番には、変わらない理由がある。B.V.D.の「GOLD」もそのひとつ。肌着として培ってきた心地よさをそのままに、今の気分で一枚でも着られるリラックスフィットが加わった。昔ながらの良さと、いま欲しいバランス。その両方を備えた、新しい定番のかたちを見ていこう。 変わらない着心地にゆとり...

名作[ハリケーントップ]誕生から40周年! 「CHUMS」の「ハローウェア」が再登場

  • 2026.09.23

「チャムス」の名作[ハリケーントップ]の誕生から40年を迎える今年、「ハローウェア」が再登場する。そのコレクションを紹介する前に、まずはブランドが歩んできた歴史を紐解いていこう。これまでの歩みを知れば、「ハローウェア」をもっと楽しめるはずだ。 ハロー、懐かしくて新しいチャムス サングラスを川に落とさ...

Pick Up おすすめ記事

ガレージ、インテリア、リフォームまで! 趣味人のための、物件案内。

  • 2020.01.20

好きなものと暮らす、理想の城を手に入れよう。 家は、ただ暮らすためだけの場所じゃない。 どこに住むか、どんな空間にするか、そこで何を楽しむか。 ガレージハウスやアメリカンハウス、趣味部屋、インテリア、リノベーションまで、 「Lightning」ならではの視点で趣味人の理想の住まいを紹介する。

#PR

2ndとEDWIN両チームの世代の異なる4人が集結! EDWINと考えるトラッド学

  • 2026.09.15

本誌でも何度も紹介してきたEDWINのコンセプトショップ限定アイテムは、普遍的なデザインとそのクオリティの高さから2ndが理想とするトラッドスタイルともばっちりハマる。今回は初の試みとして、2ndとEDWIN両チームの世代の異なる4名で“EDWINで作るトラッド”を考えてみた。 20代らしくアクティ...

日本の技で蘇る、旧きよきアメリカンベーシック。100年前の起毛機を使った「DISCUS」のスウェット

  • 2026.09.18

「ディスカス アスレチック」の「MADE IN JAPAN」プロジェクト。和歌山で受け継がれる約100年前の起毛機とそれを支える職人の技。そのこだわりから生み出されるスウェットの魅力を追った。 スウェットの裏側に宿る百年起毛 1973年、アメリカで誕生した「ディスカスアスレチック」。その歴史を日本の...

究極のクラシックを背負う。英国発バッグブランド「Billingham」のカメラバッグ『System-1』

  • 2026.09.24

英国生まれのバッグブランド「ビリンガム」。そして同ブランドを代表するモデル[システム-1]。"用の美"を極めたその実用性とルックスは昔も今も、服好きの心を捉えて離さない。 “機能美”を極めたクラシックバッグの筆頭 創業は1973年。写真を撮るのが大好きだったという創業者のために妻がカメラバッグを手作...

【連載】ビートルズのことを考えない日は一日もなかった

  • 2024.02.05

80年代、私的ビートルズ物語。 ビートルズ研究と収集に勤しむビートルデイズを始めて早44年(Since1980)。 なにをするにもビートルズが基準だった『昭和40年男』編集長のビートルズ史を、 当時の出来事とともに振り返ります。