オヤジくさくならない、お洒落なニットベストの4つの着こなし術。

まだ気は少し早いかもしれないけれど、秋にはニットベストが着たい。それにはベストタイミング(ダジャレじゃなくて……)を逃さないための十分な心構えと入念な下調べが必要です。そう、ニットベストは着こなしによっては、まさにオヤジ……下手をするとおじいさんになってしまう、難易度が高めのファッションです。そこで、今季注目のブランドのベストをいかにして着こなすか、実践して紹介します!

1.リアル祖母の手編みベストにラガーシャツを合わす。

ラグビーシャツ1万4040 円/ロイ ポーリー(グラストン ベリー ショールーム☎03-6231-0213)

良質でまだまだ出会っていないブランドがゴロゴロとでてくる「レショップ」で見つけたのは「THE ADAMS & RIVER(ジ アダムス アンド リバー)」の心温まるハンドニット。なんとデザイナーのおばあちゃんが手編みしているというから驚き。そんじょそこらの“温もり” とはワケが違う、とっても温かいぬくぬくベストなのです。まるでミリタリーのレッドクロスニットみたいな色とボコボコした編み地も、ヴィンテージな趣があって気に入ってしまった。この存在感抜群のベストに合わせるのは、真逆にありそうなラガーシャツ。落ち着いた色を合わせると、無駄に落ち着いてしまうので、ここは鮮やかなカラーを選択するのが正解でしょう。ニットベスト4万1040円/ジ アダムス アンド リバー(レショップ☎03-5413-4714)

2.山形県産ニットベストで、大人なニットの取り入れ方。

スウェット1万1880 円/ミクスタ(メイデン・カンパニー☎ 03-5410-9777)、ギンガムチェックのシャツ1万1880 円/ビームス プラス(ビームス プラス 原宿☎03-3746-5851)、パンツ1 万8360 円/スティル バイ ハンド(スタイルデパートメント☎03-5784-5430)、ソックス1080 円/チャンピオン(ヘインズブランズ ジャパン カスタマーセンター0120-456-042)、レザーシューズ4万5360 円/リーガル シュー & カンパニー(リーガルシュー & カンパニー☎03-5459-3135)

国産ニットで有名な山形県の山辺町の老舗、米富繊維のファクトリーブランドとして生まれた「COOHEM(コーヘン)」。世界のトップメゾンも認める最高水準の技術力で編まれるニットは、まるでアートピースのような美しさがあり、ニットの可能性を大きく広げている注目ブランドです。この一着はまず編地を見てほしい! ほのかに綾杉模様が浮かび上がるのは、“シャドーヘリンボーン” と呼ばれる主にクラシックなスーツ地に用いられる編み柄なんですが、これがめちゃくちゃ味わいがあってカッコいいんですよね。コーヘンが初めて天然繊維のみで仕上げた生地は、素材自体に光沢があり、僕らのカジュアルスタイルにちょっとした“おめかし” をしてくれるはずです。ニットベスト3万1320円/コーヘン(米富繊維☎023-664-8166)

3.一枚生地だからゴワゴワしない、シャツレイヤード。

シャツ1万7280 円/トゥモローランド(トゥモローランド0120-983-522)、パンツ1万2960円/ビームス プラス(ビームス プラス 原宿)

残布をつなぎ合わせて新たに価値あるものを作る、いわゆる“パッチワーク”という手法はとてもアメリカらしい。作り込まれたものより、未完成な余白を楽しむアメリカントラディショナルには欠かせないのですが、そんな塩梅を熟知しているのが「BEAMS PLUS(ビームス プラス)」。新作のプルオーバーベストは、一見ツイードのパッチワークに見えるが、実はウール100%のジャカードニットにより表現された一枚生地なのです! 継ぎ接ぎの嫌なゴワツキがなく、トラッドな雰囲気を現代技術で軽妙に仕立ててあり、シャツ一枚とレイヤードできるのが、なにより嬉しいところ。これはかなり優秀なベストと言えるんじゃないでしょうか。ニットベスト1万9440円/ビームス プラス(ビームス プラス 原宿☎03-3746-5851)

4.定番畦編みニットは、オレンジを選ぶだけで主役に。

カットソー8640 円/トラディショナル ウェザーウェア(トラディショナル ウェザーウェア 青山メンズ店☎03-6418-5712)、ショーツ7344 円/[Used](レショップ☎03-5413-4714)、ソックス2700 円/ビームス プラス(ビームス プラス 原宿☎03-3746-5851)、スウェードシューズ7万2360 円/クロケット & ジョーンズ(グリフィンインターナショナル☎03-5754-3561)

もはや定番化した「ANDERSENANDERSEN(アンデルセン- アンデルセン)」の畦編みニット。昨今のベーシックな流行に見事フィットし、すでにヘビロテで取り入れている人もいるのでは? そんなブランドも今年で10周年を迎え、毎年新色を追加しているけど今年はブランドの象徴である鮮やかなオレンジが登場! これまで素朴な色合いが多かったのに意外! と感じるかもしれないけれど、どのアイテムにも付けられていたタグはこのオレンジだったのです。それはともかく、オレンジのニットっていいよね。先立って春夏にはコットンニットが出たけど、ウールでこの色が手に入るのは今季だけ。見逃せない! ニットベスト3万8880円(メイデン・カンパニー☎03-5410-9777)

掲載価格は税込です。
掲載情報は取材当時のものです。

この記事を書いた人
2nd 編集部
この記事を書いた人

2nd 編集部

休日服を楽しむためのマガジン

もっと休日服を楽しみたい! そんなコンセプトをもとに身近でリアルなオトナのファッションを提案しています。トラッド、アイビー、アメカジ、ミリタリー、古着にアウトドア、カジュアルスタイルの楽しみ方をウンチクたっぷりにお届けします。
SHARE:

Pick Up おすすめ記事

「ファーストアローズ」創業30周年記念! 「JELADO」「RE-BUILT」とのコラボによる銀で彩った、贅沢なデニム。

  • 2026.06.29

日本屈指のシルバーアクセサリーブランド「ファーストアローズ」が創業30周年を記念して、これまでの集大成かつファンへの感謝の気持ちを込めて、「JELADO」と「RE-BUILT」とコラボしたスペシャルなデニムを制作。限定100本。節目の年に相応しいこだわりに満ちたデニムの詳細を大解剖! First A...

初夏は、泥と大戦で。「STUDIO D’ARTISAN」2026SSの新作を紹介!

  • 2026.07.03

選ぶのは「泥染の開襟シャツ」か、「大戦モデル」か──。この初夏、気になるのは対照的な表情を持つ二つの新作だ。そのどちらにもステュディオ・ダ・ルチザンならではの、丁寧な作りと遊び心が息づいている。 奄美大島の伝統技法が生む、泥染ならではの深い表情に注目 奄美大島に古くから伝わる泥染は、テーチ木(シャリ...

夏の余白に、存在感を。大人メンズの夏スタイルに個性と奥行きを添えてくれるアイテムを紹介!

  • 2026.06.30

シンプルな装いだからこそ、アクセサリーや小物が着こなしの印象を大きく左右する夏。そんな季節にチャコールグリーンが提案するのは、物語とクラフトマンシップを宿した逸品たち。夏のスタイルに個性と奥行きを添えてくれるアイテムを紹介する。 手仕事が生む、本物の存在感 2002年に誕生したアティースは、「REL...

王道のデニムセットアップはボトムスで差をつけろ!

  • 2026.06.30

昨今のアメカジブームのなかで、注目度が高まっている“デニムオンデニム”のセットアップスタイル。王道ももちろん良いが、一歩先を行きたいアメカジラバーはボトムスで差を付けてみるのはいかがだろうか。気鋭のブランド「アンバースレッズ」が展開するデニムセットアップはそんな望みを叶えてくれるに違いない。 Amb...

Pick Up おすすめ記事

「ファーストアローズ」創業30周年記念! 「JELADO」「RE-BUILT」とのコラボによる銀で彩った、贅沢なデニム。

  • 2026.06.29

日本屈指のシルバーアクセサリーブランド「ファーストアローズ」が創業30周年を記念して、これまでの集大成かつファンへの感謝の気持ちを込めて、「JELADO」と「RE-BUILT」とコラボしたスペシャルなデニムを制作。限定100本。節目の年に相応しいこだわりに満ちたデニムの詳細を大解剖! First A...

夏のアメカジがもっと楽しくなる「HEATH」のオリジナルプリントT !!

  • 2026.06.30

横浜を拠点に“大人のアメカジ”を提案する「ヒース」。セレクトショップでありながらハイクオリティなオリジナルプロダクツに定評があり、遊び心のあるアイテムや限定モデルも多く展開している。その筆頭が7.4オンスの肉厚Tシャツシリーズだろう。 [caption id="" align="alignnone"...

【連載】ビートルズのことを考えない日は一日もなかった

  • 2024.02.05

80年代、私的ビートルズ物語。 ビートルズ研究と収集に勤しむビートルデイズを始めて早44年(Since1980)。 なにをするにもビートルズが基準だった『昭和40年男』編集長のビートルズ史を、 当時の出来事とともに振り返ります。

初夏は、泥と大戦で。「STUDIO D’ARTISAN」2026SSの新作を紹介!

  • 2026.07.03

選ぶのは「泥染の開襟シャツ」か、「大戦モデル」か──。この初夏、気になるのは対照的な表情を持つ二つの新作だ。そのどちらにもステュディオ・ダ・ルチザンならではの、丁寧な作りと遊び心が息づいている。 奄美大島の伝統技法が生む、泥染ならではの深い表情に注目 奄美大島に古くから伝わる泥染は、テーチ木(シャリ...

時とエイジングを刻む。VAGUE WATCH&Co. × CONSIGLIERE THE 1ST SPECIAL WATCH

  • 2026.07.02

時計は時間を刻むもの。本来の目的はそれで十分だが、「エイジングするものに囲まれて暮らしたい」という自称革ジャンの伝道師・モヒカン小川はベルトにもこだわる。そんな彼が愛用するヴァーグウォッチとシルバージュエリーブランド「コンシリエーレ」のコラボウォッチには毎日身につけた分のエイジングが刻まれている。 ...