オヤジくさくならない、お洒落なニットベストの4つの着こなし術。

  • 2021.10.26  2019.09.10

まだ気は少し早いかもしれないけれど、秋にはニットベストが着たい。それにはベストタイミング(ダジャレじゃなくて……)を逃さないための十分な心構えと入念な下調べが必要です。そう、ニットベストは着こなしによっては、まさにオヤジ……下手をするとおじいさんになってしまう、難易度が高めのファッションです。そこで、今季注目のブランドのベストをいかにして着こなすか、実践して紹介します!

1.リアル祖母の手編みベストにラガーシャツを合わす。

ラグビーシャツ1万4040 円/ロイ ポーリー(グラストン ベリー ショールーム☎03-6231-0213)

良質でまだまだ出会っていないブランドがゴロゴロとでてくる「レショップ」で見つけたのは「THE ADAMS & RIVER(ジ アダムス アンド リバー)」の心温まるハンドニット。なんとデザイナーのおばあちゃんが手編みしているというから驚き。そんじょそこらの“温もり” とはワケが違う、とっても温かいぬくぬくベストなのです。まるでミリタリーのレッドクロスニットみたいな色とボコボコした編み地も、ヴィンテージな趣があって気に入ってしまった。この存在感抜群のベストに合わせるのは、真逆にありそうなラガーシャツ。落ち着いた色を合わせると、無駄に落ち着いてしまうので、ここは鮮やかなカラーを選択するのが正解でしょう。ニットベスト4万1040円/ジ アダムス アンド リバー(レショップ☎03-5413-4714)

2.山形県産ニットベストで、大人なニットの取り入れ方。

スウェット1万1880 円/ミクスタ(メイデン・カンパニー☎ 03-5410-9777)、ギンガムチェックのシャツ1万1880 円/ビームス プラス(ビームス プラス 原宿☎03-3746-5851)、パンツ1 万8360 円/スティル バイ ハンド(スタイルデパートメント☎03-5784-5430)、ソックス1080 円/チャンピオン(ヘインズブランズ ジャパン カスタマーセンター0120-456-042)、レザーシューズ4万5360 円/リーガル シュー & カンパニー(リーガルシュー & カンパニー☎03-5459-3135)

国産ニットで有名な山形県の山辺町の老舗、米富繊維のファクトリーブランドとして生まれた「COOHEM(コーヘン)」。世界のトップメゾンも認める最高水準の技術力で編まれるニットは、まるでアートピースのような美しさがあり、ニットの可能性を大きく広げている注目ブランドです。この一着はまず編地を見てほしい! ほのかに綾杉模様が浮かび上がるのは、“シャドーヘリンボーン” と呼ばれる主にクラシックなスーツ地に用いられる編み柄なんですが、これがめちゃくちゃ味わいがあってカッコいいんですよね。コーヘンが初めて天然繊維のみで仕上げた生地は、素材自体に光沢があり、僕らのカジュアルスタイルにちょっとした“おめかし” をしてくれるはずです。ニットベスト3万1320円/コーヘン(米富繊維☎023-664-8166)

3.一枚生地だからゴワゴワしない、シャツレイヤード。

シャツ1万7280 円/トゥモローランド(トゥモローランド0120-983-522)、パンツ1万2960円/ビームス プラス(ビームス プラス 原宿)

残布をつなぎ合わせて新たに価値あるものを作る、いわゆる“パッチワーク”という手法はとてもアメリカらしい。作り込まれたものより、未完成な余白を楽しむアメリカントラディショナルには欠かせないのですが、そんな塩梅を熟知しているのが「BEAMS PLUS(ビームス プラス)」。新作のプルオーバーベストは、一見ツイードのパッチワークに見えるが、実はウール100%のジャカードニットにより表現された一枚生地なのです! 継ぎ接ぎの嫌なゴワツキがなく、トラッドな雰囲気を現代技術で軽妙に仕立ててあり、シャツ一枚とレイヤードできるのが、なにより嬉しいところ。これはかなり優秀なベストと言えるんじゃないでしょうか。ニットベスト1万9440円/ビームス プラス(ビームス プラス 原宿☎03-3746-5851)

4.定番畦編みニットは、オレンジを選ぶだけで主役に。

カットソー8640 円/トラディショナル ウェザーウェア(トラディショナル ウェザーウェア 青山メンズ店☎03-6418-5712)、ショーツ7344 円/[Used](レショップ☎03-5413-4714)、ソックス2700 円/ビームス プラス(ビームス プラス 原宿☎03-3746-5851)、スウェードシューズ7万2360 円/クロケット & ジョーンズ(グリフィンインターナショナル☎03-5754-3561)

もはや定番化した「ANDERSENANDERSEN(アンデルセン- アンデルセン)」の畦編みニット。昨今のベーシックな流行に見事フィットし、すでにヘビロテで取り入れている人もいるのでは? そんなブランドも今年で10周年を迎え、毎年新色を追加しているけど今年はブランドの象徴である鮮やかなオレンジが登場! これまで素朴な色合いが多かったのに意外! と感じるかもしれないけれど、どのアイテムにも付けられていたタグはこのオレンジだったのです。それはともかく、オレンジのニットっていいよね。先立って春夏にはコットンニットが出たけど、ウールでこの色が手に入るのは今季だけ。見逃せない! ニットベスト3万8880円(メイデン・カンパニー☎03-5410-9777)

掲載価格は税込です。
掲載情報は取材当時のものです。

LiLiCo

昭和45年女

人生を自分から楽しくするプロフェッショナル

LiLiCo

松島親方

CLUTCH Magazine, Lightning, 2nd(セカンド)

買い物番長

松島親方

モヒカン小川

Lightning, CLUTCH Magazine

革ジャンの伝道師

モヒカン小川

ランボルギーニ三浦

Lightning, CLUTCH Magazine

ヴィンテージ古着の目利き

ランボルギーニ三浦

ラーメン小池

Lightning

アメリカンカルチャー仕事人

ラーメン小池

上田カズキ

2nd(セカンド)

アメリカントラッド命

上田カズキ

パピー高野

2nd(セカンド)

断然革靴派

パピー高野

村上タクタ

ThunderVolt

おせっかいデジタル案内人

村上タクタ

竹部吉晃

昭和40年男, 昭和45年女

ビートルデイズな編集長

竹部吉晃

清水茂樹

趣味の文具箱

編集長兼文具バカ

清水茂樹

中川原 勝也

Dig-it

民俗と地域文化の案内人

中川原 勝也

金丸公貴

昭和50年男

スタンダードな昭和49年男

金丸公貴

岡部隆志

英国在住ファッション特派員

岡部隆志

おすぎ村

2nd(セカンド), Lightning, CLUTCH Magazine

ブランドディレクター

おすぎ村

2nd 編集部

2nd(セカンド)

休日服を楽しむためのマガジン

2nd 編集部

CLUTCH Magazine 編集部

CLUTCH Magazine

世界基準のカルチャーマガジン

CLUTCH Magazine 編集部

趣味の文具箱 編集部

趣味の文具箱

文房具の魅力を伝える季刊誌

趣味の文具箱 編集部

タンデムスタイル編集部

Dig-it

初心者にも優しいバイクの指南書

タンデムスタイル編集部

CLUB HARLEY 編集部

Dig-it, CLUB HARLEY

ハーレー好きのためのマガジン

CLUB HARLEY 編集部

昭和40年男 編集部

昭和40年男

1965年生まれの男たちのバイブル

昭和40年男 編集部

昭和45年女 編集部

昭和45年女

“昭和カルチャー”偏愛雑誌女子版

昭和45年女 編集部

昭和50年男 編集部

昭和50年男

昭和50年生まれの男性向け年齢限定マガジン

昭和50年男 編集部