秋の行楽のおともに1台! タミヤのRCカー。
今回紹介する「コミカル アバンテ」は名車アバンテをデフォルメした、その名のとおりコミカルな走りが楽しいファンモデル。タミヤのRCなので走破性の高さは折り紙付き。またシャシーは実車ファンをニヤリとさせる機構が満載なのも見逃がせない。こういった点もタミヤのRCが“トイ”ではなく“ホビー”であると、世界中のファンから支持されている理由のひとつ。
アバンテ以外にもグラスホッパーやホーネットなどの往年の名車もコミカル化されている。ちなみにコミカル グラスホッパーなどは二輪駆動だが、コミカル アバンテは四輪駆動が採用されている。これは元になったアバンテが四輪駆動だったため、駆動系も同じように再現されているというわけだ。
「欲しいけど組み立てる時間がなくて……」という人のために送信機などの必要なものがセットになった組み立て済み完成品(XBシリーズ)も販売されている。タミヤのコミカル系RCは多彩なラインナップが展開されている。興味のある人はタミヤの公式WEBをチェック! ただし物欲を激しく刺激されるのでご注意を。
1/10RC XB コミカル アバンテ(GF-01CB シャーシ) 価格3万3880円
名車「アバンテ」をコミカルにデフォルメ。だが可愛い見た目からは想像できないほど走りは本格派。キモとなるGF-01CBシャーシは4WDを採用し、アスファルトからオフロードまで走る場所を選ばない。今回紹介するのは送信機・バッテリー・充電器が付属した、組み立て済み完成品のXB(エキスパートビルド)モデル。箱から出してすぐに遊ぶことができるのもポイントだ。
1/24 コミカルウイリーマッドマッド(完成モデル)(SW-01 シャーシ) 価格2万1780円
タミヤのコミカルRCシリーズの弟分がSW-01シャーシだ。コミカルアバンテが全長345㎜に対して、こちらの全長は190㎜。A5サイズの小さなボディだが、駆動はギヤドライブ4WD、そしてコイルスプリングを装備したストラットタイプの4輪独立サスペンションを採用するなど、タミヤならではのメカニズムが凝縮されている“小さなモンスター” だ。こちらも送信機付きの完成品で、別途単三乾電池もしくは専用バッテリーを用意すればOK。
ホビー担当、編集部・ADちゃんの「コミカルシリーズ」体験記。
ライトニングのホビー担当・編集部員のADちゃん。自慢の愛車はタミヤのコミカル系の元祖であるウイリーシリーズのジムニー。最新のコミカルシリーズの出来ばえを「家族での外遊び」の視点でレビュー!
編集・AD ちゃん
ライトニングのホビー担当。ミリタリー系が大好物でタミヤなら1/35MMシリーズを真っ先に思い浮かべる。RCは復刻したアバンテを組み立てないで大事に保管中。
往年のRCファンよ、もう一度プロポを握れ! 続々登場、タミヤの復刻オフロードカー。
「アバンテか、懐かしいな」と感じた読者もいると思うが、実はタミヤでは往年のRCカーが続々と復刻されている。もちろんアバンテも2011年に復刻されている。ホーネットやグラスホッパーという定番からタイレルといった通がうなるものまで。商品によっては店頭在庫のみのものあるので、見つけたら購入しておくのが正解だ。ラインナップはタミヤ公式WEBからご確認を!
1/10RC 4WD レーシングバギー アバンテ (2011)
こちらがコミカルアバンテの元ネタとなる初代アバンテを忠実に復刻したアバンテ(2011)。現在は店頭在庫のみ。価格6万280円
1/10RC スーパーストームドラゴン
年末に発売が予定されている復刻モデルが「スーパーストームドラゴン」。コロコロコミックに連載された「ラジコンボーイ」の主人公機だ。価格1万2980円
1.オフロードの安定感は、さすが四輪駆動!
2WDのピョコピョコした挙動に慣れた身としては、4WDのガッチリとした安定感はとても新鮮。アクセルをグッと握り、コーナリングで土埃をあげて楽しんでしまった。大径タイヤで車高もあるので、ちょっとしたオフロードならラクラク走破!
2.ドタバタでチキチキなレースが楽しすぎる。
レースというとつい目を三角にしてしまいそうだが、コミカルシリーズのレースだと、それが自然と笑顔になるから不思議。ウイリーしたり転倒したりと、見ている人も楽しめるのもポイントのひとつ。元祖コミカルシリーズとでもいうべきワイルドウイリー2や写真のジムニーなども外遊びのおともに連れていきたいRCカーだ。
3.外観からチューンナップまで、カスタムが楽しい!
ラリー仕様にできるライトが付属。こちらにオプションで販売されているLEDユニットを取り付ければラリー仕様に。今回はリア部分にもLEDを取り付けてみた。そのほかのウイリーシリーズ(WR-02、GF-01)の豊富なオプションパーツも流用可能。自分なりのマシンに仕上げる楽しさはカスタム好きにはたまらない!
4.マッドマッドは家でも楽しめる絶妙なサイズ。
スタート時にアクセルをギュっと握れば、写真のようなウイリーだってお手のもの。小さなこどものいる家庭でも一緒に楽しむことができるサイズ感なので、雨で外遊びが中止になった時は家でRCをエンジョイしてみるのもいいのでは?
あの名車もコミカル化! コミカルシリーズラインナップ
コミカル アバンテ以外にも、過去の名車がコミカル化されている。なお下記マシンはどれも元になったモデル同様に2WD駆動を採用している。価格1万5400円(キット)/ 3万1680円(XB)
1.コミカル グラスホッパー(WR-02CB シャーシ)
2.コミカル ホーネット(WR-02CB シャーシ)
3.コミカル マイティフロッグ(WR-02CB シャーシ)
4.コミカルウイリー ランチボックスミニ(SW-01 シャーシ)
価格1万780円(キット)/2万1780円(完成品)
2台まとめてオトナ買いします!
「コミカル アバンテは仲間とワイワイ走らせたい魅力がありました。小さなこどもと遊ぶならマッドマッドがサイズ的にも安心。オトナなら2台まとめて買うのもアリでしょ!」
【問い合わせ】
タミヤ
TEL054-283-0003
(出典/「Lightning 2020年11月号 Vol.319」)
Text/M.Sasaki 佐々木雅啓 Photo/A.Kuwayama 桑山章 問い合わせ/タミヤ TEL054-283-0003
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